このレビューはネタバレを含みます
「野火」
塚本版は2015年に劇場で鑑賞済み。あんまり内容は覚えてないが、本作を観て確かにこんな話だったようなと思い出す。
あちらはB級色も強く、結構グロかった記憶だが、本作はモノクロでグロさも控…
なんか、現代の新しい戦争映画も観るが、より戦争に近しい世代の監督と演者の作品はやはり何かが違うな、と思う…
私は今大川修を好きになったことをきっかけにこの作品を視聴したが、自分の親世代が戦争体験者…
"地球が回っているんだよ、だから太陽が沈むんだよ、坊や"
この方が最も記憶に残っています。
目の前で日常のように人が死んでいき、それが当たり前の出来事になっていくという、、、
常に
"俺が死んだ…
塚本監督のバージョンがとてもすごかったので、このオリジナルも鑑賞。
基本話は似ており、敗残兵の田村がフィリピン島をふらふらと歩き続ける。
隊からはぐれ、病院すらもない島で、島民や米兵とも相容れない…
食べるものがなく、殺した味方の兵士を“猿”と称し、その肉を食べていた。
出てくる役者が全員ガリガリ。どうやって撮ったんだろ。
ここ数年、戦時中の日本軍を賛美する声が右派から絶え間なく出てくる。
しか…