派手さは無いけれど、舞台となる列車を人生に例える演出や多彩な登場人物がハリウッドのように巧みに絡み合ってラストのオチに繋がる…というわけではなく色々なキャラを通して人生の悲喜こもごもとそれぞれはかな…
>>続きを読む寝台車、夜、列車はひた走る、男と女
夜行列車に訳ありで同室になった見知らぬ男女と乗り合わせた客たちとの一夜限りの人間模様を描いた列車映画
主人公の男以外にも男と見ると色目を使う中々グラマラスな弁護…
ATGの第1回配給作品「尼僧ヨアンナ」(1961)のイェジー・カヴァレロヴィチ監督と主演ルチーナ・ウィンニッカの夫妻(当時)コンビによる前作。
ワルシャワから海辺の町へ向かう夜行列車の一晩を描く群…
2022 年 41 本目
検閲ゴリゴリだった社会主義期ポーランドは映画史に残る傑作を量産しまくっていたわけだが、ほんとに何でこんなに面白い映画ばっかりなのか。人間、ある程度制限されてたほうがいろい…
イェジー・カヴァレロヴィチ監督作。
同じ夜行列車に乗り合わせた乗客それぞれの姿を描いた群像劇。
NHKの『ドキュメント72時間』というドキュメンタリー番組が好きで毎週観る。その番組では特定の場所に…
乗客の数だけドラマがあり、波乱があり、コンパクトな群像劇のようでもあれば、思いがけない男女の出会いを映したロマンス映画のようにも見える。ポーランド映画特有の静謐な気品にジャズが重なり合うムードがどこ…
>>続きを読むどことなく記名性の低い、それでいて典型的なヨーロッパ映画の様相であることが強烈な作家性の創出に寄与している稀有な例だと思う。非常に透明。それこそ同時代のノワールと似て非なる、淡々と描き/映し出される…
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