ヒデ

ホリデイのヒデのネタバレレビュー・内容・結末

ホリデイ(2006年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

「グレアム、私は9日後に帰国する。これ以上深入りしたら収拾がつかなくなるわ」

大失恋をした女性2人が住む家を交換し、ロンドンとロサンゼルスでそれぞれ新しい恋をする話。

ケイト・ウィンスレットとキャメロン・ディアスのW主演って豪華すぎるな…!恋人役の俳優二人もめちゃくちゃ良くて面白かった。

たった2週間の関係なので、お互いに深入りできない関係なのがなんとももどかしい。キャメロン・ディアスがジュード・ロウとソッコーでヤッたのは笑ってしまったけど、そこから逆にピュアな関係に向かっていくのが好き。

中盤で差し込まれる≪愛を求めてなかった。でも愛がアマンダを捕らえた。≫というナレーションは個人的に名セリフだと思う。抑えられない感情の昂り。キャメロン・ディアスが本気で惚れていくのが伝わってくる。

キャメロン・ディアスが空港へと向かうタクシーの車内で涙を流し、ジュード・ロウへの元へと戻るラストシーンはアツかった。(戻ったらジュード・ロウ側も泣いてたのがさらに良い)

ロサンゼルスとロンドンという別々の場所で話が進むけど、ラストで4人が一同に介してパーティーするのは幸せ感いっぱいの絵で最高だった。

歩行困難で祝賀会に出たがらない脚本家のおじいちゃんを、ケイト・ウィンスレットが祝賀会へと導くエピソードもいい味出してる。


以下、セリフメモ。


「コラム担当の君にはいい知らせだ!まだどこにもスッパ抜かれてない。社内有数の有能社員の婚約をお知らせしよう」

「君は表面しか見ないから愛を失ってこうなる」

「私は恋愛に不器用な女だけど、浮気だけは絶対に許せない。彼女と寝たの?」

≪家をお貸しするのは構いません。ただ家の交換が条件です。≫

≪街に男はいる?≫
≪ゼロよ≫
≪いつ行けばいい?≫

「"サンタ・アナ"だよ。この風が吹くと何かが起きると言われてる」

「自宅交換サイトで2週間家を交換したの。妹さんはロス。私はこっち(ロンドン)」

「ごめん、酔ってるんだ。泊まっていったら迷惑?朝までには出ていくよ」

「これってセックスのチャンスじゃない?私普段こんなこと言わないんだけれど…二度と会わない人と寝るって刺激的じゃない?ただ一つ言っとくわ、私上手くないの」

「あなたに恋はしないわ。私の恋愛観は人と違うの」

≪愛を求めてなかった。でも愛がアマンダを捕らえた。≫

「ボーイフレンドなのに私に黙って婚約したの。本当に大バカ野郎よ」

「アイリス、映画には主演女優と親友役が登場する。君は主演女優だ。なのに親友役を演じてる」
「そうね。自分の人生だから主役のはずだわ」

「(両親が離婚した)15歳から泣いてない?」
「冷たい女だと思うかもしれないけど…泣きたくても泣けないの」

「キスはいいのかい?」
「問題はセックスよ」

「パパ、この人誰なの?」
「…パパ?」
「ああ、実はパパなんだ」

「あなたバツイチなの?」
「妻とは死別してね。…2年前に」

「二度と会えない女性を娘に紹介したくなかった」
「そうね、セックスして2回眠っただけの女性だものね」

「家を貸した相手とセックスしたのね!」

「なぜ悪女と知りつつホレちまう?第一あんな美女が俺と付き合うわけがない」

「君こそ飲むべきだ。始めよう、僕がフェットチーネを作る。今夜はイヴだ。庭で食事しよう。焚き火をたいて、シャンパンを飲んで若さと人生を祝おう。僕がついてる」

「長距離恋愛も悪くないだろ?」
「そうね。じゃあ行ったり来たりしてみる?」

「僕は不器用な男だが、どうやら本気で愛してしまったらしい。君を」

「ジャスパー、よく理解できないの。私はただただ3年も待ってたのよ」
「君がいなくなって気づいたんだ。君を失いたくない」

「サラとは別れたわけ?婚約は解消してない?」
「…板挟みの苦しさを分かってくれよ」

「3年も遅れたから言わせてもらうけど、ジャスパー、私を甘く見ないで!私の心を傷つけて、それを私のせいだと思わせた。結婚直前の男が私を失いたくないですって!」

「終わりよ!クソ恋愛から奇跡の復活よ!新しい人生を始めるの!」

「何が君を変えたんだ?」
「わからない。でも私の中から湧き上がってくるの!ガッツが!」

「では祝賀会へ行こうか。恥を晒しに行くぞ」

(祝賀会会場で)「遅れてすまない。彼女とケリをつけたよ」

「大げさな別れはやめましょう。」100万回分のキスを。また会えるわ」

≪アマンダ・ウッズ。涙が出たね。≫

「戻って!大急ぎで戻って!」

「大晦日を前に別れるのはミジメすぎない?愛を告白されたらデートしなきゃね」
「娘たちがいるんだけど…」
「完璧よ」
ヒデ

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