日本近代批判(愛とアナーキズム)三部作の2作目。
松竹ヌーヴェルバーグを牽引し、退社後独自の世界を確立した吉田監督。観る者を突き放すような不条理で断片的なストーリーでありながら、前衛…
凄い!
徹底したカメラワーク。
演者の芝居は、イマイチであるが、素晴らしい映像だ。
エを撮るとは、正にこの事だと思う。
美しい悪夢。
私は、今だにこの映画を超える白と黒の世界を観た事がありません。
…
当時と経緯を語る。革命家たちと同性愛。石材と鉄筋。平野と銃弾。倒れている女。大きく見上げる。天井付近の目線。焦点の合わない奥行き。腰から下と指先が余り視界に入らない。フィルムを回す人たち。思い描く十…
>>続きを読むバッチバチにキマった構図
たぶんここまでかっこいい画は洋画邦画問わず観たことがないかも
対称をずらしたり鏡を使ったり階段下からグルっと切り返すようなショットも、すべてがフォトグラフィック
無機質な…
大島渚、篠田正浩らと並び
“松竹ヌーヴェルヴァーグ”の一角を担った吉田喜重監督の「愛とアナーキズム」3部作の第2弾(ATG配給)。
3部作の1作目にして我がオールタイムベストの1つである『エロス+…
大昔に大学の授業で『エロス+虐殺』を観ているので今さら驚かないが、しかしこの寒気がするような厳格なフレーミングはやはり凄い。切り返しもベタなものはほとんど出てこないし。
初期スコリモフスキ、ある時…
傑作。始めから終わりまで完璧すぎるショットの連続。オブジェクトのように配置される人間と、光の反射や撮影装置をメタ感覚で操るスキゾフレニックなフレーム。多重構造により表現される煉獄からいつまで経っても…
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