このレビューはネタバレを含みます
冒頭の森の中を馬車が進む映像、光がきれい。
おばあちゃんの存在感、あの人だけはホンモノやろなという覇気がある。
洗濯部屋のくだり、雷が怖いという設定を演じているかんじ。
羽ペンにインクをつけよ…
イングマール・ベルイマンの作品で一番分かりやすく爽やかな映画。
ある町にやってきた魔術興行の一座とその町の役員たちとのトリック見破り対決!ベルイマン版の『グランド・イリュージョン』
コメディ作…
二度途中で挫折し、三度目にしてようやく完走。
いつも40分少し過ぎたとこで急激に眠くなる理由が、今日分かった。
婆ちゃんが催眠術掛けてくるからだ!!
はい。
観終わってから改めて物語を反芻してみる…
神秘的な魔術と現代科学との対立の中で描く人間の本質。
今作でも神の不在や死について洞察が深く、難解な作風だが娯楽作品として充分に楽しめた。
中世から近代にかけて科学が進歩し、絶対的な神や付随する宗教…
この映画は、芸術家による芸術家の映画である。キリストの顔が張り付いた魔術師(芸術家)は、見せかけの超常現象を起こす。芸術的な形象が現実を止揚する瞬間があっても、科学者たちからは冷遇され、その上、経済…
>>続きを読む賎しいものには唾を吐く。そんなにんげんの卑しさが幻想的な靄のなかへととけてゆく。
妄信することの恐怖と驚異と安寧、そして悦び。ワインは媚薬。お酒は自白剤。目と目を合わせれば、それだけで魔術発動じゃん…
「第七の封印」(1956)「野いちご」(1957)と、「処女の泉」(1960)の間に撮られた異形の喜劇。原題は「Ansiktet(顔)」。
魔術師の一座がある邸の奥方に招かれるが、集まった医者や警…