このレビューはネタバレを含みます
『西鶴一代女』鑑賞。男に振り回され松平家の内縁の妻から街娼に至るまで激動の人生を生き抜いたお春の一代記。原作は井原西鶴の『好色一代女』で日本の古典を徹底したリアリズムで描く溝口健二の真骨頂が現れてい…
>>続きを読む夜鷹はいずこから...という話。
うーんやっぱり田中絹代を10代に見せるのは無理あるて...お顎がお弛みであらせられた...。あとどうしても三船敏郎がどうも堅苦しく、しかも軽く感じてしまうたちなの…
溝口作品三作目にして、いよいよ溝口健二の凄さを実感し始めている。もしかすると自分は、小津安二郎や黒澤明よりも溝口健二が好きなのかもしれない...まだどの監督も観てる作品数が少ないので明言は出来ないけ…
>>続きを読む女の人権なんてない時代に、ものすごい振れ幅の人生送る壮絶な女の半生。田中絹代様の素晴らしい演技と絵巻物のような画面の流れるような溝口映画の美しさを堪能。
モノクロの美しい世界だけど、お着物とかカラー…
御所勤めから旗本、化け猫様を経て托鉢ENDで諸行無常が過ぎる。一つずつ身を落とす方向を前提に上がったり下がったりしつつ、結局どん底へって事で体張ってる流石の田中絹代。走馬灯如く、五百羅漢を前に過去の…
>>続きを読む溝口の最高傑作と言われている作品。
田中絹代が、10代から60代まで、落ちて行く女性を、見事に演じている。
再見してみて、ロングショットを多用しているが、意外にシークエンスは短く、テンポ良くまとめ…