このレビューはネタバレを含みます
2024年 14本目
10年前の音楽の授業で鑑賞した
中学生の頃には気づけなかった良さ
マックスの視点で、思い出を語る
楽器屋で最後に演奏する
演奏した曲は存在しないはずの曲
あるはずのないレコード
自分の世界があって
周りが踏み込めない雰囲気をもつ1900
揺れる船の上で演奏するのも
ジャズの有識者を小馬鹿にするのも
一目惚れした女性に曲を贈るのも
感情を音楽で伝えるように
表情はそこまで変わらないのに
マックスが涙をぼろぼろ溢すのに
淡々と諦めたような表情の1900
1900が声をかけて、マックスが足を止める
船を降りるぐらいなら、人生から降りる
揺らがないと思ったんだろうな