このレビューはネタバレを含みます
「本当に戦争が起きたら…俺たち4人も撃ち合いを?」
南北で分断された二国の境界線で生まれた、兵士4人の友情と悲劇の物語。地雷を踏んだ韓国兵士を助けたことを機に、北朝鮮の兵士との不思議な交流が始まる。
切ね〜〜〜〜〜ってなる映画。夜な夜な密会してたのでいつかバレるだろとは思ってたけど、除隊前の別れの日に北朝鮮の将校に見つかってしまうとは…。誕生日のウジン(シン・ハギュン)の頭に引き金を引いてしまったスヒョク(イ・ビョンホン)の後悔は計り知れない。
ソンシク(キム・テウ)は尋問に耐えかねて投身自殺を選び、スヒョクは軍事病院を出た直後に拳銃自殺を選ぶ。なんという悲しいラスト。事実を知ってしまったらギョンピル(ソン・ガンホ)はどう思うのだろう…。
以下、セリフメモ。
「死体を見てきたわ。脱出目的だとしたら、なぜ一人に8発も撃ったの?」
「バカ野郎!(地雷を踏んでいる俺を)見捨てるのか!」
「お前が帰れって…」
「近寄るなと言ったんだ!誰が帰れと言った!……助けてください」
≪この前はお礼も言えず申し訳ない。兄貴って呼んでいいか?兄貴が欲しかったんだ。≫
≪いつも"同志"って呼ばれてるから、兄貴って呼ばれて嬉しいよ。≫
「よくぞ来てくれました!分断の半世紀、屈辱と苦痛の歳月を越え、統一の扉を開けたスヒョク同志を、熱烈に歓迎します!」
「おい、俺がやった地雷の信管失くすなよ。お守りになるからな」
「兄貴、南に来ない?チョコパイたらふく食えるよ」
「おいスヒョク。一度しか言わないからよく聞け。俺の夢は、北朝鮮がいつか南より上手い菓子を作ることだ。その意味がわかるか?」
「ソンシク、もう行くのはよそう」
「もうすぐウジンの誕生日だし、兵長の除隊も近いから、別れの挨拶を…」
「俺が除隊したら、絶対に一人で行くな。分かったか?」
「なぜ尋問を延期しろと?ピョ将軍に伝えて。誰が投身自殺を図ろうが、ショックを受けようが関係ない。容疑者を信頼するほど私は暇じゃないわ」
「北朝鮮将校の娘に捜査を任せたくなかったのだろう。彼としては」
「3日ください!スヒョク兵長の自白を引き出して見せます!」
「君はまだ板門店を知らない。事実を隠してこそ、平和が生まれる。双方が望んでいるのはこの事件が曖昧になることだ」
「消えた写真は4人が親しかったことを物語る証拠よ」
「こいつは俺たちを潜入者だと言って射殺するに決まってる!」
「必ず二人を助ける。兄貴を信じろ!」
「スヒョク兄貴、中士同志に命を助けてもらったこと、覚えてる?だから銃を下ろして」
「くそっ!もう兄貴なんて呼ぶな。結局は敵なんだ」
「よく聞け。拉致されて脱出したことにしろ。急げ!」
「そうしてウジンは誕生日に死んだのね。ソンシクとスヒョクを許せますか?」
「もしも立場が逆だったら、私が先に撃ったでしょう」
(ジッポを渡して)「大事に使ってたけどタバコやめるそうよ。消えた銃弾はラジカセに入ったまま捨てたみたい」
「僕のせいで経歴に汚点が残るね」
「いいの、好きで選んだ失敗だから」
「早く治って元気な姿で除隊してね」