Miller

Dr.Tと女たちのMillerのレビュー・感想・評価

Dr.Tと女たち(2000年製作の映画)
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産婦人科医のTは、ハンサムで相手の話を聞くことで評判の医師で、彼の病院にはひっきりなしに患者が来院していた。
ハンティングとゴルフを趣味にしているTは、ゴルフ場でブリーという女性と出会い、彼女と親しくなる。
Tがブリーや仲間との会話を楽しんでいると、Tの妻ケイトが警察に捕まったという電話が入る。
ケイトは精神に不調をきたしており、入院することになるが、面会に来たTの事を自分の弟と思い込むようになっていた。
ケイトとの夫婦関係の悩み。
次第に親密になっていくブリーへの恋心の悩み。
Tは結婚間近の娘のディディに同性の恋人がいることを知り、更に悩みは増えていき、Tと女たちの狂騒曲は過熱していく。



T と周りの女たちの狂想曲と、物語の途中に挿入される男たちの間の抜けた遊びと会話は、アルトマン監督の俯瞰した視点での人間の可笑しさに溢れていた。
ラストの展開は、そのまま映すのか!という衝撃と名匠の力技を見た感じがした。
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