#51 武満徹大会@ヴェーラ
何度観ても胸をかきむしられるような設定と音楽で、こういう作品と出会えるから、名画座通いはやめられない。
暴力や殺人やサイコパスなどまったく登場しない、すべてが善人で、悪…
1966年製作公開。原作木下恵介。脚色山田太一。監督恩地日出夫。
何十年か振りに内藤洋子を観る。声も顔の造りも美保純を想起させる。はて、こんな感じだったっけ。
主演は新珠三千代となっているのだが…
林寛子すんばらし!あの目つきに唾吐きに箸の持ち方暴れ方。あんな子どもきたらやる気なくすわってくらい巧い。若くて未熟なふたりより、大人たちのほうが矛盾していたり間違えていたりそこきっちり丁寧に描く山田…
>>続きを読む初・恩地日出夫。
恥ずかしながら、山田太一脚本作品をちゃんと観たのも初めてかもしれない。
みんな良いんだけど、特に小沢昭一演じるのぶちゃんの親父が、ダメ親父なんだけど哀愁あってすごく良い。冒頭の、…
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乙羽信子に泣かされたーあ、
人間の不器用も意地も全部大切みたいだ
「好きなんだ」という真っ直ぐな告白からのぶちゃんの涙の接客
追いかけてきた息子に対して体操しちゃう加東大介父ももう会わないと決めた…
大好きな映画。一昨年ラピュタで観たけどまた観たくなってシネマヴェーラに行ったら、上映前に恩地日出夫監督の奥様のトーク付きだった(前日に決まったらしい)。
今年1月に亡くなられた恩地日出夫監督。内藤洋…
このレビューはネタバレを含みます
(35mm)
さすがの山田太一脚本で、割り切れない感情を浮かび上がらせている。
小沢昭一が素晴らしいが、どうしても文化人顔なのでドカタが似合わない。
加藤大介も素晴らしいのだが、僅かなシーンの表…
黒澤明監督『赤ひげ』で注目あびた内藤洋子の初主演作品であるが、自分としては、内藤洋子よりも新珠三千代に目がいってしまった。この映画でのカラー映像による美しさはなかなかだった。
横浜の養護施設に信子…