太平洋戦争の傷跡残る1947年の東京。毎週日曜日のデートを習慣にする貧しいカップルで、その日曜日もふたり合わせて35円しか手持ちがないことを嘆く雄三と昌子。戦争の混乱の中で両親を亡くしてからはふさぎ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
迫力ある時代劇や骨太な人間ドラマだけでない黒澤明監督の多才さを改めて認識させられた。
日本がまだ貧しい時代、人々の戦後の荒廃を立て直そうとする活気と、戦争で失ったもののショックから立ち直れない無気力…
大傑作である。
まず、黒澤には、女が描けないという定説が世に蔓延っているが、それは嘘だ。
なぜなら、本作では、女が描けているからだ。
所謂、映画を語るときに、よくいうところの、女が描けていない…
戦後間もない日本🗾現実を見る男と夢を見る女のカップル👫まだ復興もしてない日本だから後ろ向きな彼氏の気持ちも分かる😭けどくよくよしてても仕方ない!と明るい夢を語って彼氏を励まそうとする彼女が眩しい🤩…
>>続きを読む終戦直後に東京で撮影された男女の物語です。もっと焼け野原かと思いましたが、そうでもありませんでした。そういうところはあまり映してないだけかも知れません。美男美女ではありませんが、終戦直後の東京を見れ…
>>続きを読む廃墟化した東京で歓楽街だけが栄える矛盾の中、戦時中からベーカリーカフェを経営する夢を語り合っていた若いカップル沼崎勲、中北千枝子は、戦後の惨めな生活に捥がく。楽しみにしていた日曜日も、二人合わせて3…
>>続きを読む30年くらい前に黒澤映画にハマってたことがあったがその時に未見だった作品。
戦後間もない時期の作品だけあり歴史フィルムくらいの感覚で鑑賞。土管やらダフ屋やら雨漏りやら懐かしの昭和の日常が写し出されて…