もう三十年ほど前になりますが、東京労演の事務局長さんに「一番上手い俳優は誰だと思いますか?」と聞いたらしばらく考えてから「鈴木瑞穂さんだなあ」と答えられました。瑞穂さんご存命中にこの映画を見たかった…
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BLACKHOLEのオッペンハイマー特集で、「原爆関連映画」の一本として紹介していた。
いやぁ、若い頃は夢中になって見てた熊井啓。社会派といえば熊井啓。でも本作は未見だった。
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朝鮮人、被差別部落民、原爆被爆者という差別されている弱者がお互い虐げ合い差別をする負のスパイラルはスーパーヘビー級すぎてやりきれなさすぎるが、こんな映画が作られていた昔の日本は羨ましくもある。
国…
【アマプラで観られる】
みなさん へいわにくらしましょう
じんるいの ためにおとした はなたばよ
きりすとさまも もんくなし
それがしょうこに うらかみの
しんじゃはみんな のっぺらぼう
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てらさ…
熊井啓のシャープな映像。前進座や劇団民芸の役者が多く出ている。
オッペンハイマーのさまざまな感想や批評を見ていて、「日本人として」という言葉を連発するのもどうなんだろうな、と考えている。被爆2世、…
面白い。原爆の落とされた長崎、被爆者部落と被差別部落、朝鮮と日本、米国と日本、被害と加害の互換性が上手く描かれている。
部落差別が根深いムラ社会の不快感と、差別されたものたちの逆襲の恐怖。差別を受…
戦後長崎を舞台に、今もなお残る日本のムラ社会的な因習を描く
部落差別と被爆者差別、互いに差別されたくないが故に差別し合い、世間体を維持するために個の主張を封殺する、正に終わりのない地獄
高度経済成長…
「福田村事件」の描き方がなんとも辛気臭く、映画としての色気が全く感じられなかったところに、遥か昔に見た本作のただならぬ事を思い出した。
広島の原爆については知っていても長崎のそれには疎いものだ。
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戦中~戦後の長崎・佐賀。日米という対外関係を巨視的に概観するのではなく、むしろ社会の底辺に蠢く諸セクト同時の葛藤と対立を生々しく描いている。つまり、在日朝鮮人、アカ(共産主義者)、被差別部落、被爆者…
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