初小津映画。午前10時でやっていたので。
様々な映画を通して小津安二郎という名前を何度も耳にしていたものの、なんとなく小難しそうで避けていた。しかし、実際観てみると、とても馴染みがよく観やすい作品…
このレビューはネタバレを含みます
・徹底的に計画されたショットの数々。
・アイディアが満載であるにも関わらずシンプルであるからその意図を読み取りやすい。
・被写体の大きさを等しくすることで人物の対等さや親密さを表現していると言われ…
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お転婆な新しいモノ好きの妹と、新しいモノを追い続ける様が格好悪いと思う古風な姉の物語が、戦時の帰国も相まって、こんがらがった恋愛模様がどうなることやらと気になっては観ていた。がしかし落とし所が明確…
>>続きを読むこれはまぎれもなく戦後だ。大義名分を失った戦後における男たちの戸惑い、挫折、虚無。堕落という名の、戦後派作家の述懐にも似た、戦後の男の罪禍を反語的に描く物語を小津監督は採用したのだ。戦後5年経っても…
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