デデデデ先行試写会見てきました!
いつもはネタバレありですが、先行試写会故ネタバレなしで!
原作独特のごちゃごちゃしているがとても丁寧に描かれている画風からくる親近感湧く日常感、エモさ。
けれどもどこか不安定でいつ崩れてもおかしくはない設定の中、本作の素晴らしさのひとつ、といってもいい『何故か危機感は感じない』空気感。
両翼の考え方を所々押し付けたり、一方は聞き流したりと作画と同様ごちゃごちゃした情報量の多い中、門出とオイタン、その友達たちは日常を噛み締めるわけでもなくただ一日一日を何気なく楽しんでいる。
(こう文字で状況を整理すると何だこの頭の悪い状況は、、と思うがそれが今の我々なのである。)
↑左翼的考えという訳ではなくそういったテーマで浅野先生は描きたかったと。
んな空気感をアニメーションで色をつけて表現するのは本当に意見がまとまらずに大変だっただろうに。
イソベヤンの中から出てきて会場を賑わせ登壇した浅野先生も「本当に大変だった。というか今も制作作業は進んでいて実はこの試写会は完成品では無い。てゆか大変すぎて僕も絶賛アニメーションデータを頂いて編集を手伝っている」との事。(マジかよ)
先生はこう続ける「けれどもこの漫画をアニメーション化したらこれが正解だろう。というものが出来上がった。」
上映を終えて本当にそう思えた。
神作画!!!!動く!光る!!躍動する!!という訳ではなかった
この映画、作画は決して悪くない、けれども注目すべきは【質感】
コンクリート1ブロックであったり、学校の階段、表情。本当に良かった。日常感と心理描写が丁寧な「間」で描かれていてアニメーションに落とし込むにあたり時間を割いた、力を入れた部分はここなんだと感じた。
後半につれちゃんと話は右肩上がりに面白くなっていき。ひとつ、またひとつと新しい要素がストーリーに組込まれここからどうなるーー!!!と言ったところで前章終幕。
あのちゃん←マジで上手かったオイタンの世代別の声色も本心を隠している時の声の浮つきも全部見事に表現し切っていた。
りらさん←最初は「ん?ちょっと浮いてるか?」とも思ったがすぐに気にならなくなりいつの間にか門出との境界線は無くなっていた。
総評、とてもよかった!帰ったらまた書き足します!