このレビューはネタバレを含みます
リゾートバイト
面白い、面白くないは置いておいて
この映画は「ウケ」です。
最初から最後までちゃんとユーモアある笑いを取り入れつつその笑いが邪魔にならないようにストーリーがスムーズに進んでいく展開は
2ch都市伝説シリーズを今まで作ってきた永江二朗監督アッパレでござんした。
洋画の予算大盛りのCG技術には絶対勝てない。
そこを踏まえつつ、
チープさ活かしその『チープさ』と
映画内で共存できる『笑い』を取り入れ
ラストをあそこまで捻られるとアッパレという他ありません。
戻ってこなかった2人に関しても
そこまで人間性が好きになれない演出が所々あり、映画を作るのがうまいなあ〜と感じました。
本作リゾートバイトと謳っていますが、
リゾートバイトin八尺様
というタイトルが実情で、主人公が小屋の扉を開いてしまってからは「あ、完全にリゾートバイトからは脱線するのね！てゆかポポポって八尺様のパクリでは...?」
「あー！いいね八尺様とのコラボか！」
ともう完全にやりたい放題の展開を見せつけられ脳内が振り回されてる中ラストに美味しそうにハマチをパクリ。
見事。
杖を海沿いに隠していたシーン、八尺様と気づいたのは主人公の魂が抜かれた後なのにも関わらず何者かを倒そうと顔を隠しながら海沿いで序盤に修行している住職のシーン
んん？荒くないか？作り？と感じていたシーンも全て計画通りだったのかと。
いやー「新・鮫島事件」「きさらぎ駅」どちらも好きですが、どこかホラー要素で勝とうとしていて、ほかのホラー映画と比べられてしまい、結果低評価。というスパイラルから脱却し新しい
チープホラー×笑い×捻り
どんどん進化していく本シリーズを見れてとても嬉しかったです！
感想書きながら思い出しましたがきさらぎ駅もめちゃくちゃ似たようなラストでしたね笑
次回作も期待大です！
