GIFT2回鑑賞からの待ちに待った”悪は存在しない”
一番最初の感想は、主演の大美賀さんってこういう声なんだと(笑)
全体通して、両者に大きなイメージの差異はないけれども、”悪は”の方には濱口節とも言える笑える会話シーンがちょこちょこあるけれど、”GIFT”は石橋さんの不安を煽る即興音楽が鳴り響いたり、突然無音になったりでなかなか凄みがあるわけで。
あの、唐突なラストシーンは”GIFT”にもあって、”悪は”ですっきりするのか！と思っていたら。。。
創造者にしか分からない設定や情報をあれこれ想像することがスリリング且つ心地よい余韻として堪能できるのも、作品内で培われ蓄積されてきた登場人物の会話(行動原理）の強度たるものかと。
今作も、むちゃくちゃ面白かった。
追伸.世界のハマちゃん最新作は、国内ミニシアターのみでのロードショーという心意気に泣きそうになる。私が鑑賞したのはBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ですが、満員御礼。久々に満席の劇場で映画を見た気がする。なお、ヴェネツィア映画祭の銀獅子賞のトロフィーが展示してたり、海外各国版のポスターが掲示してたり、満足度高！
