全身全霊でこの作品や登場人物全員を抱きしめたくなった。
左へ右へ、カメラの移動と共に現在から過去へ、そして現在から未来へ。
きちんとサヨナラが出来ず、24年間置き去りにされていた少女の自分に、ようやく折り合いがついた(であろう)ラストのノラの涙に、たまらず泣き崩れた。
素晴らしきラストシーン!
人と人の関係性における恋愛と愛情の違いが分かった気がした。
なお、主演となるノラの女性像(野心家でいて、流されることなく自分の欲しいものが明確。)が現代的で、即座に引き込まれた。グレタ・リーが魅力的すぎる!
追伸.ノラの夫が”FIRST COW”(ケリー・ライカート監督)のクッキーじゃないか!とテンション上がる。