語らないかわりに鑑賞者に想像させるスタイルが強く出過ぎた気がする。
杉田協士監督作品。監督の最新作が公開、前作"春原さんのうた"が大好きだったので見に行ってみた。
まずオープニング、スタンダード画角…
2024.3.23 67本目
行間多め。 何も語らないシーンも多め。スローテンポ。 スタンダードサイズ。
色々想像しながら観る。
ゆったりと優しい時間と不穏さが交互にやってくる。
赤ちゃんを見つめる…
緩やかに過ぎる時の中で浮遊する言葉と眼差し。カセットテープ、オムレツ、自主制作映画...脈絡を欠いた出会いは静かに波紋を広げ、記憶の輪郭を縁取るように日々が紡がれていく。春と雪子と剛の不確かな関係。…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
なぜ「あの時のあの会話」を映画にしたいと思うのか。
あの時あの瞬間を残したい、再現したい、確かめたい、あの時について思う、そのまなざしそのものを形にしたい。
物語のワークショップに登場した人誰しもが…
『#彼方のうた』(2024/日)
劇場にて。結論から書いてしまうと、杉田協士監督作品の入門編的な作品だと感じられた。理由はふたつあり、そのひとつめから。杉田監督作品は人物や状況の説明が少なく、主人公…
杉田協士監督の舞台挨拶付でよかった。癖があってトークも面白い。キノコヤは今年で5周年らしい。物語が始まっても観客は話が飲み込めないまま進むいつものスローテンポが心地よくも、謎を解消したくてずっと考え…
>>続きを読むやはり流れる時間は心地よい。
ただ、皆が喪失を抱えてそうなのは感じたものの、前作以上に余白が多いためあまり入り込めなかった。
はじめは小川あんと眞島秀和は少し浮いているのではと思っていたが、終わ…
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