映画内のゆるやかな時間の流れを見つめていると、次はこんな会話が、こんなショットが来るかなと想像し、その想像が時間を追い越していくような表現しがたい混乱が生じる。時間はいつの間にか前進し、疑念や思い込…
>>続きを読む監督の盛大な私小説的(!?)自分語りと言えなくもない。のか。
メタが過ぎないか、映画への執着、なんなら自分の来し方行く末を映画で語りました。と受け取ってしまった。
色々重奏的に構図も物語も人物も作…
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大好きな「エル・スール」と、新作の「瞳をとじて」を続けて鑑賞。大学の図書館で出会ったエルスールのDVDを初めて観てから約10年。漸くスクリーンで観られることが本当に幸せだと思った。
一緒に並んでいた…
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アナちゃんが大人になって登場&『ミツバチのささやき』と同じセリフを言うシーンがあってわくわくした!
メインの登場人物が脚本家のため、作品内で映画の上映シーンがある。それと、台本読みに対して「電話帳を…
映画撮影の途中で失踪した俳優のフリオ
20年以上の時を経て未解決事件を追いかけるドキュメンタリーとして番組が取り上げることに
当時の監督であり友人のミゲルがインタビューに応じ番組に出演することに
…
ビクトル・エリセ31年ぶりの長編新作。
ゲーム業界で言うと上田文人みたいな人だなとつくづく思う。作品決して多いわけではないのに、圧倒的な存在感がすごい。
映画制作中に突如として失踪した俳優、未完成…
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人はどういうときに目を閉じるのだろう。眠りにつくときも死ぬときもそうだが、そういった人間の生物としての機能においてだけではないだろう。思考を巡らせるとき、何かに思いを馳せるとき、何かを思い出そうとす…
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エリセ、82歳、31年ぶりの長編映画。
なぜ今、これを撮りたいと思い立ったのか。
なぜ、かくも長い間、撮らなかったのか。
(エリセといえば、つい『みつばち』と『エル・スール』が浮かぶが、いやいや、む…
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