丘へ行こうさんの映画レビュー・感想・評価

丘へ行こう

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シン・ゴジラ:オルソ(2023年製作の映画)

4.0

特撮、設定狂が細部まで作り込みました。という意味ですごく良い。
ゴジラの熱線のタメに庵野秀明の個性を感じる。
板野サーカス的な意味で庵野の熱線表現や建物崩壊描写は失われないで欲しい。

マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

3.5

ユーモアが控えめになった分救いの無さが際立っている。
格差と貧困。
原因か結果かなんて事を考えつつ。
男はバカしか登場しねぇな。

真夜中の虹(1988年製作の映画)

4.0

改めて観てみると、後世へ与えた影響は大きいように感じる。
あぁ、あの映画はフォロワーだったんじゃないかな…みたいな。

リズム感と絵面が良いのでつまりの映画なんだろうなと思った次第。

救いがないのも
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パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

4.0

10代で観てたらヤられてた。

監督の政治的立場を想像してしまう。
中々、日本のマジョリティにはない視点(かつてあったかもしれないが、失われたた大衆文化のような。)

瞳をとじて(2023年製作の映画)

3.5

監督の盛大な私小説的(!?)自分語りと言えなくもない。のか。
メタが過ぎないか、映画への執着、なんなら自分の来し方行く末を映画で語りました。と受け取ってしまった。

色々重奏的に構図も物語も人物も作ら
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エル・スール(1982年製作の映画)

3.0

未完。
この後、南でどういった出来事が待っているのか気にはなるが。イリーナ・レオスと会えるのか…とか。

ミツバチのささやきよりは説明的なストーリー。

ミラグロスはスターシステム?

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

2.5

ジャッジが難しい。
そして東京のトイレは個性的だ。
そしてしっかり浸れる映画だ。
ただ、平山さんという人物の像だけが腹落ちしない。

子供部屋おじさんをロマンチックに描いたらこうなるのか?という見方も
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ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

4.0

ベラスケスの絵みたいに黒に人物が溶けている。
物語の形式が今の映画とは違うんなだぁ。
こんなにも語らなくて良いなんて。
映画は眼で観るものだと改めて考えさせられました。

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

5.0

グランド・ブダペスト・ホテルにまつわる因縁がゼロの口から語られる。
つまりは回想であり作中劇と言えるのかもしれない。それ故になのか場面はどこを切り取っても絵画的でフィクショナルで美しい。
映画が人生や
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

1.0

僕は戦争経験者でもないし、何も語れないが戦争が終わらないんだよ、ってのはこういう感じじゃないんじゃないかしら。
昔みたゴジラってもっと怖かった…ような。

フィクションだけど、ゴジラは放射線撒き散らす
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

1.0

話がウェットで冗長な分2時間が苦痛。
カイロ・レンとレイの共感の演出も日本のオタク感があって(うまく言えないが)好みじゃなかった。

映画は90分くらいじゃないと集中力が続きません。

スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年製作の映画)

2.1

普通に楽しい。
かつてのヒット作を継承して新作を作る。というまさしく看板を背負うという在り方としてはこういう描き方はありなんだろうなぁと思った。
ファンではない自分でも気がつくような過去作への目配せや
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

1.0

完全な蛇足である事を作品内でも明示しているように感じた。
それ故に前半の意識的によりメタな展開をしている部分やコメディっぽい演出(軽薄なモーフィアス)など、好感が持てた。
が、トリニティ復活からの流れ
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マトリックス レボリューションズ(2003年製作の映画)

1.5

次回最終回!って言って終わらなかった最終回。

うーん。
急に単純化されたような。
やりたかった事はナウシカ+ジャンプバトルなのか…。
システムのガス抜きとして定期的かつ意図的に救世主が誕生するという
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マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

2.5

自我に目覚めたエージェントスミスは実存に悩みネオとの戦いの刹那にそれをみいだす。
ネオたちは自分たちもまたシステム(構造)の一部に過ぎない事に気付き、自我と主体が自立的なものでは無い事を思い知らされる
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マトリックス(1999年製作の映画)

2.5

一体何回目だろう。
サイバーパンクが外国から日本にやって来て、萌えとウェットな衒学趣味を纏って外国へ輸出され、単純化されて日本に戻ってくる物語とも言える。

アメリカのナードはゴス感がやはり必要なのか
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

2.5

いろんな配慮が行き届いている。
すごく行きとどいていると思うんだ各方面に。
とてもすごい事だと思うし。楽しく観れる。

コダックが最初、え〜って思うんだけどするめのように可愛くなってくる。

ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年製作の映画)

2.0

随所にオリジナルへのオマージュやリスペクトを感じるが、誰もが思うようにこれじゃない感。
でも攻殻機動隊自体が開かれたコンテンツになっているので、これでも良いという側面もあるのだろう。
多分、バトーとト
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エイリアン4(1997年製作の映画)

3.0

リプリーが人外の存在へ進化。その実態はクローンだ。
エイリアンがゾンビに継ぐ資本主義社会の象徴(欲望それ自体を欲望するような)として、進化したクローンのリプリーは複製品、代替可能な個を表象しているのか
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エイリアン2(1986年製作の映画)

3.0

1から一転してアクションSFに。
普通に面白い。
資本主義に潜む得体の知れ無さと、生まれてくる格差の象徴がエイリアンなのかとふと思ったり(企業はエイリアンを兵器として求めるように描写される、エイリアン
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エイリアン3(1992年製作の映画)

3.5

2のアクションSFから原点回帰のサスペンスホラーへ。
デビッド・フィンチャーらしさを感じる絵作り。展開はややつぎはぎ感と冗長さがあるような?

設定や構造物の腐り具合が食指をグイグイ刺激してくる。
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エイリアン(1979年製作の映画)

3.0

いま観ると少し冗長な気がして眠くなった。90分くらいだと僕の集中力に丁度ハマってくれるのだが。
セット、設定、あたえらた条件の中で最高のものを作るという点で至高ではある気がする。。ラスト脱出艇に潜んで
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.0

出張の移動の中で。
戦争映画ってどうみたら良いかわからない。
昔に観た映像の世紀で、もと日本の海軍だった老人が舟の中で爆撃を受けて、隣にいたやつが燃えてたんですよというようなお話をしていたことを思い出
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