トルコの僻地の小学校に勤務する独身の男性教師の姿を、別の学校の女性教師や、お気に入りの女性徒の関係を軸に描く映画。長い映画だが面白く観れた。
主人公の気持ちは願望として十分理解できるものの、行動が…
ここしばらく見た中でも一番ムカつく主人公でスクリーンの中に入って顔面に特大パンチをお見舞いしてやりたかったが、それでもヌリ・ビルゲ・ジェイランなので傑作だった。
彼の作品は、キャラクター同士の口論…
先日終了した東京フィルメックスより、何とか鑑賞できた作品の感想をごく短めに。
『雪の轍』『冬の街』などのトルコの巨匠ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督による3時間17分の作品。
アナトリアの僻地にある…
『昔々、アナトリアで』の象徴的な街だったアナトリアの僻地にある公立学校の美術教師サメットの帰還から物語は始まる。雪の中をスーパー・ロング・ショットの画角で歩き出す彼の足取りはどこか重く、彼のこの街…
>>続きを読む[トルコ、幼稚過ぎるカス男の一年] 70点
2023年カンヌ映画祭コンペ部門選出作品。2024年アカデミー国際長編映画賞トルコ代表。ヌリ・ビルゲ・ジェイラン長編九作目。アナトリアの僻地にある学校で…
Dry Grasses(メタファー)について語る作品。
英題タイトルがラストに主人公のモノローグで回収されるのだが不覚にも泣きそうになった。
理想と現実を隔てる高い壁。
セルフィッシュでヤな奴が主…
『雪の轍』のヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督の最新作。芸術家への夢に破れトルコ東部の片田舎で燻ぶる中年教師の話。
つかないでいい嘘、語らないでいい真実、夢想家の左翼、達観主義の無党派、大地を覆い隠す雪…
今年も始まりました、東京フィルメックス。
いちおうのオープニング作品で、カンヌ国際映画祭パルムドール受賞経験監督の新作です。
もともと長尺な監督で、本作も197分の超大作。
しかもこれまでの自然描写…
東京フィルメックスにて。
また長尺でおっさんのドラマやってる!と思いつつもいつも見てしまうのはなんだかんだで面白いから。
長いけど面白い?面白いけど長い?会話が殆どで淡々として映像が美しい。寝落ち…