犯人が主人公の作品の場合、大抵やり方はちょっと問題あるけど主人公なりの言い分があり、なんだかんだ言っても魅力的でつい応援してしまう
というケースが多いと思う。
でもこのドラマは違う。確かにバンクロフトはやり手だが、その爬虫類を思わせる冷たい顔も相まって全然好感が持てない。
では追求する側のキャサリンを応援したくなるのかと言われると、不思議なことにそういうわけでも無い。バンクロフトの息子ジョーをたぶらかして利用するし。妙にドヤ顔なところもイライラする。
見てる間どっちに勝って欲しいのか良く分からない気持ち。
じゃあ感情移入できなくてつまらないのかと言われると、意外とそうでもなく、最終的に何となくバンクロフトに逃げ切って欲しいような気持ちになってしまう。
好きじゃないのに。
なんなんだろうか。
正義を盾にしてるグイグイ感が嫌だから?
バンクロフトの事を誰も分かってあげないから?でも事件の真相を知ってもやっぱり別に好きにならないんだけど。
うーん謎。
なんだか不思議なドラマだった。