Oto

イップスのOtoのレビュー・感想・評価

イップス(2024年製作のドラマ)
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書けなくなったミステリー作家&犯人を追い詰められなくなった刑事、二人のイップスバディによる倒叙ミステリーコメディ。しかも刑事が作家のアンチをやっていたという面白い設定。

「令和の古畑任三郎」を目指したいんだろうなと思ったけど、実際キャラはすごく魅力的で、バカリズムの陰鬱さ・細かさが生かされているし、篠原涼子も天然・厚かましさとか抱いていた印象に近いキャラ。

でもバディとしての個性が似すぎていて、もう少し丁寧に犯人の人格を描く方からスタートしても良かったのではないか。

犯人を追及しようとすると疲れてしまうということのリアリティのなさに引っかかるのと、トリックはそこまで斬新さがないけど、会話がコミカルで楽しめている。「タモリ」とか「生の死体」とか。
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