「強く逞しく泥臭く、そしてー艶やかに！」
…だけでなく、凛々しく麗しくしなやかな大和さん、亀を愛する六郎、愛情深いお母ちゃん。前半の方が好きだったなぁ。
愛助と離れ離れになったあたりから、序盤からのテーマだったはずの「義理と人情」が、面子に負ける展開にがっかり。実在の、しかもかなり近い時代の人物がモデルなので、事実から大きく変えるのは難しかったとしても、もうちょっとなんとかならなかったんだろうか。
みんなが朝ドラに求める「明るく元気」と、「やかましくて鬱陶しい」の境界線も難しい問題よね。小夜ちゃんやタケシは特にネットで叩かれてたそうだけど、正直、私もちょっとうるさく感じることあったわ。ごめんやで。
花田鈴子の人生にも福来スズ子の人生にも、茨田さんがけっこうがっつり関わってくるのが意外だったな。彼女の私服がシックな色づかいでありながらド派手で絢爛で、次はどんな衣装かと楽しみだった。
トゥリー、トゥー、ワン、ゼロ！の羽鳥先生も良いキャラ。いろいろなキャラの歌唱シーンも多めで嬉しかったな。『エール！』もそうだったけど、音楽と朝ドラの親和性はやはり抜群に高い。
