よく出来ているミュージカルアニメで面白かったのだが、本編が始まる前に「A24」のロゴが出てきたときに何となく嫌な予感はした。その予感は当たらずとも遠からずという感じで、天使と悪魔、天国と地獄の対立と相克に加えて赦しといういかにもキリスト教的なモチーフが散りばめられた作品であるにも関わらず、なんか結局最終的には家族内のあれこれのお話に収斂されそうな感じはしたし、実際そうなりそうな終わり方だったんですよね。とはいえこの『ハズビンホテル』は今回のストーリーではひと段落ついたとも言えないくらいに次回に続く！ で終わったので第2シーズンを見ないと全体のお話、という部分は何とも評価できないのだが…。
ただ、各キャラクターは良かったし、ディズニーパロがきつすぎるとはいえ各話のミュージカルシーンもかなり良い出来なのでトータルでは余裕で面白かったです。
でもなんだろうね、何となくなんだけど本作が大好きっていう人は多分だけど『ゲゲゲの謎』とかも大好きなんじゃないかなって思いましたね。別にそれがダメだとは言わないけど、キャラクター同士の関係性とかにエモさを感じてそれを作品の最重要項目であるとする人がめちゃくちゃ持ち上げているような感じはする。特に4話。ま、全体のストーリーとしては本当に始まったばかりという感じなのでこれからに期待という感じですが。
キャラクターの良さとミュージカルシーンはかなり素晴らしい。
とりあえずシーズン2が来たら見ます。
