中盤くらいまでは、作画はイマイチだが悪くないかなぁ、くらいの感じで見ていたんだがラスト数話でダメでした。いやー、プリキュアが大人になった姿を見せるという企画の趣旨は分かるしそれは面白そうだとも思うけど、少なくとも大人が見て面白いと思えるほどの作品ではなかったかなぁという感じですね。オトナプリキュアとは言うものの、日曜の朝にやってるプリキュアが未就学児～小学校2年生くらいまでがメインターゲットとするならば、本作はせいぜい小学5～6年生くらいだろうという感じでしたね。
基本的にはやってることは同じだけど、取ってつけたようなSDGsが添えられてちょっとだけ大人っぽいみたいな空気を出されてもね、という感じでしたね。ただまぁその辺は正直プリキュアでシビアな大人の世界を描くとは思っていなかったからまぁこんなもんだよな、という感じでもあったのだが、俺が一番がっくりきたのはのぞみたちが変身したときに中学時代の姿に戻ることでした。そこは冒険して大人がプリキュアをやってるという姿を見せてほしかった。大人こそヒーローの範としてその姿を子供に見せなきゃっていうシナリオなのに、プリキュアに変身したら子供に戻るってのは的外れじゃないですかね？ タイムフラワーがどうのこうのという伏線があったから最終的には大人の姿になるのかと思っていたが、そこはガッカリでした。
まぁ、魔法つかいの方も見るけどさ、大分期待値は低くなってしまったな。とはいえ本作もちびっ子が見るものという前提で評価したら全然アリだしこんなもんでしょとは思うけど。
