ルッキオさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

4.2

前半40分は正直ファン向けの特典映像くらいにしか感じられなくて、前作あれほど大好きなのにイマイチ乗れずにいた。何でなんでしょうね。

二人の会話がやや長すぎるように感じたんだけど、前作もあのくらいの尺
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ナックルガール(2023年製作の映画)

3.0

全部どっかで観たことあるヤツ。

韓国スタッフ(監督・脚本)で撮られた映画だけど、東映Vシネクストの一作と言われても疑問に思わない、それくらい東映ぽい。
Amazonマネーを感じさせない低予算感も東映
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リング2(1999年製作の映画)

3.0

「らせん」とはパラレルの別パターンの続編。
深キョンが出ていたこと以外、ほとんど覚えていなかった。

たまたまたどり着いた精神病院にいたのが高山(真田広之)と大学の同期で超能力研究者の小日向さん。
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RE:BORN(2015年製作の映画)

4.3

超マンガ的アクション「RRR」の前に観ていたのがこのスーパーリアル戦闘術を取り入れた「RE:BORN」でした。
意図せず対照的な作品を続けてチョイスしてる、我ながら不思議。

内容はもっと「ジョンウィ
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RRR(2022年製作の映画)

4.7

インド映画初めてまともに観たかも。
超おもしろかった。
制作費がヤバイ!

子供の頃読んでた「タイガーマスク(マンガ版)」とか「キン肉マン」の世界を思い出しました。
「RRR」のこの世の物理法則をすべ
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優しき罪人(2018年製作の映画)

4.3

ミニシアター系韓国映画。佳作です。

女性監督らしい心の機微に寄り添った、丁寧な映画。
もはや名優と言って差し支えないキムヒャンギの演技に心が動かされる。

結果として、彼女たちの人生は何も好転はしな
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.7

ストーリー皆無、唯一無二のマリオアクションをCG化しただけなのにこんなに楽しい!
何なら、アクションシーンで涙腺がウルウルしてるからホント不思議。

全キャラ知ってる&40年の思い入れの深さは、どんな
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呪餐 悪魔の奴隷(2022年製作の映画)

4.2

スコアは暫定。

オープニングタイトルに「2」が入っていたので嫌な予感がしたんだが、案の定続編だった。

説明しないスタイルなのでストーリーは全く理解できなかったけど、色んなホラー表現がてんこ盛りで、
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ニューオーダー(2020年製作の映画)

4.3

これが創作された世界のフィクションだとしたらあまりにも胸糞で耐えられないんだけど、「クレイジージャーニー」視聴者的にはどこか見たことのある景色。
そのせいか心構えを持って観ていられたかも。

途中から
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らせん(1998年製作の映画)

4.0

数年ぶり観直しだけど、多分一回だけしか観てないので初見のような感覚で観れた。

前半は「リング」解明編的なノリで興味深かったんだけど、終盤にかけて説明不足のせいか意味不明で分かりにくかった。

真実が
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リング(1998年製作の映画)

4.5

Jホラーが失くしてしまったもの、中田監督が失ったものが再確認できる。

久しぶりの鑑賞。
すべての展開・映像を覚えているのに、求心力が途絶えない。
貞子が出てこなくてもそれまでのストーリーラインが面白
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心霊写真(2004年製作の映画)

4.3

約20年前か~~~。
当時、地上波(ローカル)で流れてましたね、確か。

その時はオチの印象しかなかったけど、ヘッドホン付けて夜に観ると割かしちゃんと怖い。
映像表現的にJホラーの正当後継者を名乗って
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赤い影(1973年製作の映画)

3.0

何年かぶりに観直し。当時は全く意味が分からなかったのでネタバレしてから観直しました。

当時としては革新的な手法だったのだろうけど、必ずしも上手いこと出来てるとは言い難い。

すべてのシーンに意味があ
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偽りの隣人(2017年製作の映画)

3.0

たまに見るインディ系(多分)韓国映画。

割と冒頭にメインストーリーと関係のない謎描写を入れてしまったのは大きなミスだと思う。

だってその後全然そのことに触れられないから、どうしたってこれが答えだっ
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事故物件 歪んだ家(2022年製作の映画)

2.5

洋館が舞台の韓国味ゼロな作り。

マンガ原作の映像化かと思ったら、原作は小説らしい。
だったら人間ドラマが上手い人に監督させないと駄目でしょ。

黒目が大きくなってガルルルル、、、バケモノ感を表現する
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チェッカーで(毎回)勝つ方法(2015年製作の映画)

4.1

こちらも私小説的な語りのタイ映画。
現代タイが抱えるあれやこれやが80分に濃縮されていたと思う。

タイの徴兵制度の残酷さ。
現在も軍事政権寄りな国だけにこの抽選は天と地の違いなわけだ。

8年前の映
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夏時間(2019年製作の映画)

4.1

私小説的な語り。
韓国の市井の人の生活感がとてもよく滲み出てる映画。

大事な場面で描かれるのはやっぱり食事。フード描写が上手い映画はこの世界をグンと身近なものにしてくれる。

「姉弟の夏の夜」(原題
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

4.0

black sunを映画にしてこっちをドラマシリーズにすれば良かったのに。

NHKのドキュメントを先に観てたんだけど、あのギスギス感があまり脳裏をよぎらなかったのは全く別の映画になってたから。

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なまず(2018年製作の映画)

4.4

タイトル「なまず」でこんなにポップでハイセンスな映画とは思わなんだ。

韓国映画結構観て来たけど、こっち方面の新感覚なタイプはあまりなかったので、ついつい見とれてしまった。

音楽センス、映像センスと
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モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

4.4

スケールがデカイ!

こういう題材をフィクションエンタメ路線で描かれると普通はモヤモヤするものだけど、そこはやっぱり韓国。
現在進行形の国際事情があるから魂が乗っかるんだと感じた。

安易な感動に向か
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デモンズ2(1986年製作の映画)

4.2

「デモンズ」とは何か。
正統シリーズ二作品に共通するテーマは暴力の伝播である。

暴力的な映画を通して、そこに集まった観客が暴徒と化す。
続編ではテレビから発生するデモンズになっていてその伝播力は強く
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BODIES BODIES BODIES/ボディーズ・ボディーズ・ボディーズ(2022年製作の映画)

2.0

A24をして低予算化の余波が見て取れるような内容。
インディ系低予算映画までポリコレ要素を入れないといけないのか、、
アメリカ映画界の今後が心配になるぞ。

かまいたちの夜と人狼ゲームを足したようなヤ
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0.0MHz(2018年製作の映画)

2.0

韓国語で0はヨン。
霊の発音もヨン。
日本語だとレイで共通する発音じゃないですか‼️

霊や0と言った実体のないものが同じ読みをすると言うのは、言語学的に面白い、実に面白い。

え?映画の内容ですか?
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ヨガ学院:死のクンダリニー(2019年製作の映画)

3.0

09年の同名作のリメイクとのこと。

話はなんだかよく分からなかったですが😅ホラー表現はKホラーの中では中々良い!
妄想や悪夢の繰り返しなので怖さが半減してるのが残念だけど。

黒沢清作品と「呪怨」の
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ヒプノシス/催眠(2020年製作の映画)

4.0

よく出来た、とは言わないがJホラー(ミステリー)ぽい作りの映画なので観やすかった。
「リング」をパク、、、オマージュしただろう分かりやすいカットがあります。

オチが分かれば「そんな訳あるか!」と言い
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エリック・クラプトン~12小節の人生~(2017年製作の映画)

4.5

波乱万丈の人生なのは知ってるつもりだったけど、こうやってレールを敷かれた状態で観ると、改めて感慨ひとしお。

「ティアーズインヘブン」で涙腺崩壊は必至。

音楽を変え、音楽に救われた人生。
刹那的に生
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ホワイトデー:壊れた結界(2019年製作の映画)

2.0

世界観がワケワカメ。
登場人物たちが何したいのかよく分からないまま話が進むので、さっぱりでした。

原作はゲーム。
一応有名なユーチューバーさんが動画あげてたりするくらいには有名な作品ぽいんだけど、
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コ死:デスロワイアル(2010年製作の映画)

1.0

コ死とは?
原題のニュアンスもこんな意味なんだろう。韓国人が読んでも意味不明という。
観ているうちに当てはまる漢字が分かる、みたいな?
絞死だったら「コシ」になるのかな?

スターチャンネルのホラー特
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.5

「カメ止め」くらいとは言わないまでも、もう少しバズっても良いのではないだろうか。
よく出来た脚本、シナリオと感動要素もちゃんとある良い映画だと思う。
何気に演出も上手い、と感じました。

邦画コメディ
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哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

4.2

流石にここまで振り切ってくれると、胸クソも胸クソに感じないんだなあという発見。

思いつく限りの残虐詰め合わせ。
(もう、次回作撮る気ないだろ!)
よくもまあここまで血まみれを。
最近のスプラッタは血
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“それ”がいる森(2022年製作の映画)

1.0

低予算邦画のいつもの全部口で説明しちゃう系映画。
低予算とかいいつつ相葉くんのギャラは高そう、、、、
中田監督とジャニーズ案件でも五億に満たない興行収入。
これぐらいのヒットでいいや、と思ってるんだっ
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デモンズ(1985年製作の映画)

4.1

むか〜し、VHSで観たような観てないような、、、
デモンズと言ったらそういえばあの光る眼だよな〜、と何となく思い出したり。

バイオハザード(ゲーム)と言ったらヘリコプター墜落がお約束になってるんだけ
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ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

4.4

全編ワンカット。

演技だけじゃなく、料理もしなきゃいけないから俳優にとってはかなりの高いハードルだ。

大人数が働く職場の限界点。
人間関係最悪のレストラン。まさに沸点を迎えるのも必然なんだが、飲食
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貞子DX(2022年製作の映画)

1.0

貞子3D➡️ 13.5億円
貞子3D2➡️7.2億円
貞子VS伽椰子➡️10億円
貞子➡️7.2億円
DX➡️3.5億円

貞子ビジネスの終焉。

SNSで拡散される呪いを描く作品が、SNSでバズらず
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

4.0

アフリカ系とラテン・アメリカの戦い。
虚しく不毛な戦いである。

正直このテイストで160分は今の自分のライフスタイルにはキツイ!
ドラマだったら観れるし、ドラマで観たかった。

ボーズマン哀悼が強め
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

4.0

ブラックコメディとして観たんですけど、どうなんでしょう?

ホラーとしては弱いし、コメディとしてもパンチが足りない。
メッセージ性もそこまで高くない。

変な映画を目指して作られてはいるけど、もっとオ
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