ルッキオ

リング2のルッキオのレビュー・感想・評価

リング2(1999年製作の映画)
3.0
「らせん」とはパラレルの別パターンの続編。
深キョンが出ていたこと以外、ほとんど覚えていなかった。

たまたまたどり着いた精神病院にいたのが高山(真田広之)と大学の同期で超能力研究者の小日向さん。
前作の生き残り佐藤仁美の異能力を貞子の呪いだといとも簡単に見抜き、浸透力がどうたらこうたらと分析して説明(観客に向けて)。
人知れず伊豆大島に渡った中谷美紀のもとへ、なぜか突然現れる。(何で?)
貞子の呪いを鎮めるには大量の水が必要だとか言って、なぜか誰もいない夜の市民プール〔?〕を貸切り。
いとも簡単に死後の世界とつながることに成功。(何で?)
さんざん引っ搔き回した挙句、自身は良く分からない死に方で退場(意味不明すぎる!)

と、上記のような、超スーパー安易なご都合主義的展開(小日向さんは一体何がしたかったんだ)の続編でした。

超能力映画の趣をちょっとだけ強くしていたものの、いかんせん中途半端なので消化不良。
貞子の呪いも、結局は前作の登場人物の身の回りでしか広がらないから伝播力が小さく感じる。
もっと絶望的な呪いの拡がりを見せるべきだと強く思いました。
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