たかまささんの映画レビュー・感想・評価

たかまさ

たかまさ

名探偵コナン vs. 怪盗キッド(2024年製作の映画)

3.3

空中散歩の回がチョイスされていましたが、劇場でかけるには、やや迫力不足な気も…。
それはそうと、冒頭のキャラクターだけ。現代の作画に切り替えているシーンは、違和感ありまくりです。あそこまでやるなら、丸
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特別編 響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト(2023年製作の映画)

3.8

特別編なので、前作までに比べるとどうしてもカタルシスには欠けますが、よくこれだけの登場人物全てに、見せ場を用意したものだと感心しました。この交通整理力はMCU顔負けですね(笑)
久美子の窓開けエピソー
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劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~(2019年製作の映画)

4.0

前作までに紡がれてきた人間関係のフィナーレと、めんどくさい新入生との確執を、一本の作品で一気に描くという偉業を成し遂げています。
そのせいでやや駆け足な印象もありますが、今後の展開への伏線もしっかりと
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リズと青い鳥(2018年製作の映画)

4.5

ただのスピンオフではなく、本編を見ていなくてもしっかりと楽しめる傑作です。
「リズと青い鳥」のお話が、後半にみぞれと希美の関係性に昇華される展開には、鳥肌が立って涙が止まりませんでした。

劇場版 響け!ユーフォニアム 届けたいメロディ(2017年製作の映画)

4.5

総集編がテレビシリーズの出来を超えてくるという稀有な作品!
テレビシリーズで疑問だった部分を追加シーンでしっかりと補完し、なおかつ久美子とあすか先輩のドラマに絞って、一本の映画として大傑作に仕上がって
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劇場版 響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ(2016年製作の映画)

3.7

総集編なので一期のおさらいに最適です。
劇場で見た方は、久美子たちの音楽を大音響で聞けて、感慨深かったのが容易に想像できます。

正欲(2023年製作の映画)

4.0

「水フェチとは??」と見ていて思ったわけですが、この感情を抱かせることが、本作が成功している所以だと思います。
やたらに「私たちもアップデートしなきゃね」という大学生を映し出して、昨今の多様性という言
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

日本人としてはどうしても複雑な感情を抱いてしまう作品ですが、これまでのハリウッド映画の酷い核描写に比べたら、かなり誠意のある作品だったのは間違いないと思います。

思い返せば「トゥルーライズ」のキノコ
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映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ(2023年製作の映画)

4.0

1作目も2作目も、強烈なメッセージをこのかわいい絵で届けてくれたすみっコぐらしですが、今回のテーマはブラック労働。前半の展開は本当に子供向けなのか?と胃がキリキリしてきます(笑)しかも、仲間だと思って>>続きを読む

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.2

最近のポリコレ重視や多様性が叫ばれる社会に対し、大きな一石を投じた作品で、「お前ら、分かった気になってんじゃねえよ!」とボディブローを喰らわされたような感覚を覚えさせてくれました。
冒頭、大学の授業で
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.9

どうしても「ジョン・ウィック」がチラついてしまいますが、この無敵すぎるおじさん(おじいさんか?)の無双ぶりがとにかく痛快で、最初から最後まで目が離せませんでした。

とにかく無駄を削ぎ落とした作りで、
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映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)(2024年製作の映画)

4.0

40作以上ある「ドラえもん」映画でも、実は音楽をテーマに扱った作品は今までなく、良い着眼点だなと思って見てました。「ファーレの殿堂」で一つ一つの音をしっかり聴かせる演出は、静かな環境を作り出せる劇場版>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.5

私は瀬尾まいこ先生の大ファンなので、見る前からかなりハードルが上がっていたのですが、原作ファンとしても大満足の内容でした。原作をかなり改変してはいるのですが、スタッフ・キャストからの原作へのリスペクト>>続きを読む

恋におちたシェイクスピア(1998年製作の映画)

4.2

ワインスタインの所為で曰く付きの映画になってしまいましたが…映画の出来は本当に素晴らしい!
いつしかこういった作品がアカデミー賞を取らなくなってしまって、ちょっと寂しいですね。。

セーラー服と機関銃(1981年製作の映画)

4.3

当時の日本映画はすごかった!
…と感嘆せずにはいられませんでした。

薬師丸ひろ子をクレーンで吊り下げて落とすとか、もう頭おかしいとしか思えませんが、それだけ映画に本気だったのでしょう。
印象的な照明
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月世界旅行(1902年製作の映画)

4.5

「これが120年前に!?」と唸り続けました。今見ても斬新な撮影方法と編集で素晴らしい作品です。

大脱走(1963年製作の映画)

4.8

「3時間があっという間!」なんて、よく聞く表現ですけど、インターミッションが来て「もう!?」って思うぐらい没入したのは、初めてでした。

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.2

とにかくてんこ盛りのアクションで、キアヌもクタクタ、見てるこっちもクタクタ(笑)という、サービス精神旺盛の作品でした。やり過ぎでちょっと飽きてくるのも事実ではあるんですが、「観客に一緒にクタクタになっ>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

エマ・ストーン×マーク・ラファロ×ウィレム・デフォーという、妙にマーベル率が高いキャスティングではありますが(笑)、かなり独特の雰囲気、カラー、そして脚本と異形な魅力を放っている一本でした。
かなりの
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アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

3.4

DCEUの最終作になってしまった本作。
前作は海底の見せ方が秀逸で、他のスーパーヒーロー映画とは一線を画す魅力がありましたが、その部分は今回も健在。アンバー・ハードが画面に映るたびに何だかヒヤヒヤしま
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.2

全てが想像に委ねる作りになっているのにも関わらず、ストレスを一切感じさせない心地良さが映画全体を彩っています。やっぱり幸せって、他人に決められることじゃないのかもしれませんね。

台詞も少ないし、長回
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