たかまさ

アクアマン/失われた王国のたかまさのレビュー・感想・評価

アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)
3.4
DCEUの最終作になってしまった本作。
前作は海底の見せ方が秀逸で、他のスーパーヒーロー映画とは一線を画す魅力がありましたが、その部分は今回も健在。アンバー・ハードが画面に映るたびに何だかヒヤヒヤしましたが(笑)テンポの良いエンタメ作品として、その魅力を十二分に発揮していました。また、前作にも登場したアーサー父との絆と、自らが父となったアーサーとの、物語上の対比も、ベタながら良い脚本だったと思います。

ところが。
途中からMCUのパロディみたいな展開になっていって、閉口してしまいました。アーサーとオームのやり取りは確かに楽しいですが、それはもう「マイティ・ソー/バトルロイヤル」でやったことだし、後半から「アイアンマン」や「ブラックパンサー」の展開をなぞり始めて、すっかり頭を抱えてしまいました。

「マン・オブ・スティール」から11年。このシリーズが、終ぞMCUを追い越すことなく、こんな終わり方をしてしまい、本当に残念です。
たかまさ

たかまさ