たかまさ

ジョン・ウィック:コンセクエンスのたかまさのレビュー・感想・評価

4.2
とにかくてんこ盛りのアクションで、キアヌもクタクタ、見てるこっちもクタクタ(笑)という、サービス精神旺盛の作品でした。やり過ぎでちょっと飽きてくるのも事実ではあるんですが、「観客に一緒にクタクタになって欲しかった」という監督の狙いはしっかりと的中してると思います。

シリーズが進むにつれてカリカチュアがどんどん進み、この世界には、殺し屋しかいないのではないか?とさえ思ってしまう独特な世界観も見事。凱旋門の戦いでは何故か止まらない車(しかもめっちゃ早朝なのに、やったら交通量が多い!)や、次から次へと湧いて出てくる殺し屋集団といい、めちゃくちゃすぎて、もはや笑ってしまいますね。

またトンデモ日本描写で描かれる大阪のシーンも、そもそもニューヨークだろうがパリだろうが、トンデモ描写で描かれていたこのシリーズにおいては、寧ろ逆説的に合ってしまっていて、何だか関心してしまいました。それにしても、大阪の街に掲げられている「初志貫徹」、そして「牧野」という看板は一体何だったんでしょうかね。(笑)
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