sumiccoさんの映画レビュー・感想・評価

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壁の向こうのあなた(2024年製作の映画)

3.7

静かな部屋で
ゲームの開発に打ち込みたい
ダビッドの隣の部屋に
迫りくるオーディションのため
練習に打ち込みたい
ピアニストが引っ越してくる
スペイン産のラブコメ

というあらすじから想像するほど
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燃えるような恋(2022年製作の映画)

3.6

なんて可愛らしい。

フランス産
18分のショートラブストーリー。

ナンパ目的で
消防士のフリをして
パーティー会場に潜り込んだ3人。
1人乗り気でないジョゼフが
消防車の周辺に隠れていたところ
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第8日の夜(2021年製作の映画)

3.2

気になり続けていたのに
評価があまり高くないために
後回しにしていた作品。

なるほど、確かに微妙(笑)


釈迦の手によって分けられた
古の凶悪な魔物の右目と左目が
封印から解き放たれて
地獄の門を
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Dream Scenario(原題)(2023年製作の映画)

3.7

なんの特徴もない
どこにでもいそうな教授が
いろんな人の夢に登場する

という
謎の現象を描いた A24 作品。

意外と好き(笑)


そのポールという名の教授は
誰の夢にでもランダムに登場するんで
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

2.0

どうしよう。

猛烈に不快…(笑)

主人公の雰囲気も
陰謀論への執着も
気怠げでだらしない性描写も
嘔吐や排泄物の表現も。

自分だけが正気で
みんなが壊れていく汚宴のような。

あたしには
とても
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僕の恋とVHSテープ(2022年製作の映画)

3.5

サウジアラビア産
短編ラブコメディ。

サウジアラビアは
映画館の開業が再許可されたのが2017年で
それまでの35年は映画を観るために
近隣諸国まで足を伸ばすのが当たり前だったのに

その間、上映す
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最愛の子(2014年製作の映画)

3.9

涙が溢れるのに
誰を想って泣けてくるのか
自分でもわかりません。

実際の誘拐事件を基にしています。


3歳で連れ去られたポンポンは
3年間ある農村で育てられて
6歳のときに実の両親に見つけられるん
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

3.8

天秤に載っているもの、

両皿とも重すぎじゃない?(笑)


女子高生と
その担任の自殺を追いかける
フリーランスのドキュメンタリー監督
木下由宇子。

学校は担任の先生が悪いといい
担任の先生は
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アミューズメント・パーク(1973年製作の映画)

3.0

「ゾンビ映画の第一人者といえば?」

映画好きなら
たとえホラーが苦手でも
”ジョージ・A・ロメロ”の名前が
出ると思うんです。

そんなロメロ監督が1973年に撮り
50年もの間、封印されていた今作
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ピクセル(2015年製作の映画)

3.8

我が家の15歳が
この映画、大好きなんですよ。

自発的に繰り返し観た洋画の中では
トップの再生回数だと思います。

若者にはあまりウケず
40代、50代に刺さりやすいが
定評なんですけどね(笑)
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ジェニファーのしたこと(2024年製作の映画)

3.2

カナダ郊外の
両親+娘の3人暮らしに起きた
殺人事件の真相を追うドキュメンタリー。

事件簿そのものといった感じで
推理を促す手法はあまり使われず
タイトル的に
娘のジェニファーが犯人なんだよね?と
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パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

3.8

必死感のまるでない
優秀でクールな "運び屋"。
どんなものでも必ず注文通りに届けるお仕事。

"ベイビードライバー" を
ちょっと思い出しました。

パク・ソダムがクール一徹でなく
愛嬌と人間味を
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

2.9

考察に
個性が出まくりそうなA24作品。

冒頭では
おもしろくなりそうだという期待を抱いて
ラストで
不快&不理解にポカーンとする、が
正常な反応な気もしますけども。


離婚したいと夫に迫るハーバ
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ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

3.9

美作。

名作だとも思いますが
それよりも先に
余韻の美しさがずっと残りそう。

女性の…

いや、人の、かなあ。

女同士のこの感じ
女だから共感しやすいし理解しやすいって
思う部分もあるんですけど
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折れた矢(2012年製作の映画)

3.5

この映画の主人公…

不当に解雇されたので
復職を求めて裁判を起こした、

まではいいんですよ。

ただ
その裁判で敗訴したので
クロスボウを持って判事の家まで押しかけて
謝らないと撃つぞと脅し、
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ファーザー(2020年製作の映画)

3.9

レビューも
評価も
すごく難しい。

認知症がテーマの作品は
これまで何作も観てきましたし
そのたびに重ねて
あの頃を振り返りましたけども。

こんなにはっきりと
”あの感覚を思い出す” のはなかった
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インセプション(2010年製作の映画)

3.8

あほっぽい響きですが
一言でいうなら
”すごい映画” でした。

さらに一言付け足すなら
最初に選ぶのは
「どうやって撮ったの!?」で

三言目は「むずっ…」


難解な映画は噂のとおりですね。
最初
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

3.5

まずびっくりしたのが
そういう系の映画なの!?ってところ(笑)

最初に思った
ジム・キャリーとケイト・ウィンスレットの
ファンタジー交じりのラブストーリー、
ってのは合ってたんですけど


ある女性
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

3.9

マレーシアに住んでいると
アニメは Japan のお家芸、と錯覚するぐらい
アニメの話を振られる毎日なんですが。

ディズニー&ピクサーに触れると
これまた全然違う別格。

そういえばアメリカに住んで
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レスキュードッグ・ルビー(2022年製作の映画)

3.7

何度里親を見つけても
施設に返されてしまう
やんちゃな雑種犬のルビー。

そんなルビーを
殺処分1日前に引き取った
多動症の警察官ダニエル。

諦めたほうがいいと何度言われても
警察犬部隊K9を目指す
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アイ・アム まきもと(2022年製作の映画)

4.2

推しムービーTOP5に
ずっと選び続けている
"おみおくりの作法" の邦画リメイク。

好きすぎるので
ちょっと不安もありましたけど
結果
これはこれでよかったです。

わかっていても、泣ける(泣)
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ハイキュー!! コンセプトの戦い(2017年製作の映画)

4.0

本物のバレーの
試合を観ている気分。

スピード感の恩恵もありますけど
視点がすごくリアルなんだろうなあ。
アニメなのに
手に汗握りながら見守って
点がとれると思わず声が。


今作は
全日本行きを賭
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.8

憑依モノでは
クールな当たり作品。

うわっ…!と固まったり
思わず「痛い痛い痛い!」と叫んだり

でも一番声に出して言ったのは
「もうやめなよぉぉ…」

母心全開で観てしまった(笑)


彫刻のよう
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忘れられない人(1993年製作の映画)

3.6

生まれつき
脆弱な心臓を持つアダムが好きになったのは
誰と恋仲になっても
すぐに振られてしまうキャロライン。

ある事件をきっかけに
ゆっくりゆっくり
お互いの気持ちを深めていく過程が
丁寧で詩的で。
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.7

※ 2009年公開の
  ”エスター”から観ることを
  スーパー強めに推奨します!

前作 "エスター" は
秀逸なサスペンスホラーなんですが

前日譚となる今作では
エスターの過去と秘密に迫りまく
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Mean Girls(原題)(2024年製作の映画)

3.8

オリジナル未視聴で
こちらのミュージカル版。

レジーナ役のレネー・ラップ
今作で話題総なめの新生歌姫らしいですが
圧巻と納得がSS級ですね…

ヒロインも当然歌が上手いのに
レジーナが歌い出すと
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ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

4.2

アクション色強めの
ジャケットに騙されることなかれ。

思わぬ良作に出会えて
あたしは今とても嬉しい(笑)


列車事故に巻き込まれるまでの
8分間を何度も繰り返すお話です。

ループもの好きなので
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ハイキュー!! 才能とセンス(2017年製作の映画)

4.0

15歳の息子曰く
この総集編は前の2作に比べて
入れて欲しかったシーンがカットされていて
ちょっと惜しい仕上がりとのこと。

そういうのを聞くとやはり
アニメを全部観たかったなと思うんですが。

アニ
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#マンホール(2023年製作の映画)

3.5

結婚式前夜に
酔っぱらってマンホールに落ちた新郎。

マンホールの底でも
ちゃんと携帯が繋がるという設定を
最大限に活かしていて
邦画サスペンスでここまで身を乗り出したの
どれぐらいぶりだろ?

夜中
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冬の小鳥(2009年製作の映画)

4.0

映像作品として
これは秀逸。

9歳の女児が
孤児院に引き取られてから
抗い、打ち解け、泣き、沈み。

他にあまりない映画でした。

こういう場所ならこんなことが起きるだろう
こういう人はきっとこうな
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パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)

3.9

最初から
視点が ”悪者”。

でも
いわゆるノワールや
サイコパスものではなくて

勝ち組のクズ視点から
負けゆく善人を眺めちゃう異様な作り(笑)

珍しい見せ方ですし
冒頭からのテンポが軽快で
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ロッキー・ホラー・ショー(1975年製作の映画)

3.1

"ONE PIECE" というアニメに
エンポリオ・イワンコフという
濃厚ニューハーフキャラが出てきます。

そのモデルになっているのが
今作の主人公フランク・フルターでして。

舞台のお城がまるごと
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リメンバー・ミー(2010年製作の映画)

3.8

※ 予備知識なしの鑑賞がオススメ

ハッとする度が高い
とだけ知っていたんですが

それを知ったうえで
ハッッッ…としました。

描かれる日常がとても日常的で
でもその日常には
年齢や過去を問わない成
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ハイキュー!! 勝者と敗者(2015年製作の映画)

4.2

ブラジル人と知り合えば
サッカー好き?と訊き
韓国人と仲良くなれば
ドラマ観る?と訊くように

日本人ですというと
7割アニメの話を振られるので
アニメ熱を上げていこう運動 in 2024。

でも良
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オクス駅お化け(2022年製作の映画)

3.5

アイディア
製作陣
キャストは韓国から

脚本と
基礎にした実際の犯罪は日本から

韓国人と日本人の
怖いと思うポイントを掛け合わせる狙いで
韓国側から
”リング”の脚本家の高橋洋にラブコールを送り
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

4.2

アリエルに黒人が起用されたことが
話題になりすぎたせいで
そこに意識が持っていかれがちですが

これは色眼鏡で観たら
超もったいないやつだ…

皆さんご存知のことを
改めて言います。

ディズニーって
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