CHIPOCOさんの映画レビュー・感想・評価

CHIPOCO

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22ジャンプストリート(2014年製作の映画)

4.5

流れで見てしまった。
またもやロード&ミラーにしてやれたって感じ。
今回のアイスキューブはガッツリ出てきていつもの痛がってるのかどうかわからん表情でキレ散らかしてます。

21ジャンプストリート(2012年製作の映画)

4.5

当時の世相を感じられる、ニュートラルな高校生活こそクールだと言わんばかりのリベラリズム。Gleeの弊害出まくりの中で、バカタッグがバカやる話なんておもろくないわけないね。
自分のでもしゃぶってろ!を映
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バスターのバラード(2018年製作の映画)

4.5

アンソロジー全てに意気地の悪さを感じる傑作でした。
コーエン兄弟のカメラワークのユニークさと、寒暖差のはっきりわかるトーンの使い分けを楽しむだけでも価値あり。

シャレード(1963年製作の映画)

3.7

ホラ吹きしかいないフーダニットコメディ
ところがギッチョン!のオンパレードで持たせているが、セリフのあっけらかんさに思わず納得してしまう。

オールウェイズ(1989年製作の映画)

3.8

ファンタジーロマンスに、もう止められません!ってほどスピルバーグコメディが溢れ出していて飽きなかった。
オードリーヘップバーン最後の出演作であり、異彩を放つ存在感でした。

パブリック・エネミーズ(2009年製作の映画)

4.0

フォード社のV8を颯爽と走らせ、紫煙を燻らせながらトレンチコートに身を包む。
少し冷感なVFXを多用しているのが、実にマイケルマンらしいクライム映画になっていて、大恐慌時代の趨勢感とハードボイルド感が
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

-

綺麗事はフッと飛ばして、エゴに振り切っていたのが評価できるなと思った。
どうあっても、自分が日本人なのであると、息を呑んでじまったのに気がついた。

ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

4.5

何から何までクッソカッコいい。
ドクターに教えてもらったマイトの使い方で、わからせ大爆破で落とすのはニクいねタランティーノ。
会話の碌でも無いコメディ色は群を抜いていたが、KKKもどきが襲撃してくると
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ドーベルマン(1997年製作の映画)

3.6

OPの97年当時は最新鋭のイカす謎CGから幕を開け、フランス人のくせにタランティーノ憧れが異様に強いケレン味あふれるがいまひとつ乗れない作品でした。
要するにベッソンの意欲作感。
モニカベルッチが超エ
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ピラニア(1978年製作の映画)

3.5

えー、残念ながらこの映画にはピラニアより頭のいい人間は出てきません。
主人公の2人は研究施設から生物兵器を放流しているにも関わらず態度が横柄です。
途中から正義感が湧いてきたのか、特攻作戦を行いますが
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ビッグ・ガン(1972年製作の映画)

3.8

今作はSAMURAI同様、アランドロン主演、イタリア・フランス合同制作体制で撮影され、73年当時のイタリアを堪能できるフィルムノワールである。
仕事上では淡々と正確に暗殺を行なっていた男が、家庭を顧み
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クロニクル(2012年製作の映画)

3.0

設定大味ティーンズ超能力スリラー
見やすいしファウンドフッテージとしてよく考えられたギミック
しかし、学園生活のターンがイマイチ

ラスベガスをやっつけろ(1998年製作の映画)

4.5

常になんらかのドラッグをキメ込み、静謐さなどほとんどないジャンキーたちのラスベガス珍道中が、コレほど賞賛に値するとは思ってもみなかった。
画面を見ているだけで、こっちが作品にトリップしてしまうような展
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未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

4.7

爆発的情報量のレトロフューチャー感と、官吏社会としてのお役所ブラックコメディにプラスして、カリカチュアされたディストピアがたまらなかった。
夢のヴィジュアルのお手製さと、中身の街並みのボリュームがアン
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市民ケーン(1941年製作の映画)

4.8

無性の愛を求めるが、与え返すことは恐れるのが人間である。
与えているものだと、お互いが錯覚するが、改めて独りよがりになっていないかと思惟し続けるのが大切であるのだ。
この映画にそう説かれたような気がし
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Saltburn(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

最初から主人公が最上位カーストへの歪んだ憧憬が見えてこなかったのも、友人に虜になる初速の速さも、最後で回顧録であると明かされることによって、都合の良いことを端折って、嘘で塗り固めてきた主人公の人間性が>>続きを読む

RONIN(1998年製作の映画)

4.2

レースドライバー出身監督によるクソ長カーチェイスもさることながら、マクガフィンであるケース争奪戦のシンプルな一本槍で進むのに不器用ながら男気溢れる作品だな、と感じた。
忠臣蔵に準えた最後の置き土産も物
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

4.0

いい感じに乗らせてくれるジャンル映画。
色合いとテンポと空気感Good。
サラの女優も良かったし、JKシモンズが味わい深い

暴走機関車(1985年製作の映画)

4.0

ダイナミックな画と、基本的にホームラン級のバカしかないないサイコーの映画でした。
ジョンヴォイトのセリフがいちいち達観している風なのも良かった。

オンリー・ゴッド(2013年製作の映画)

2.5

画面パワーにも限度アリ、最後は冗長感が押し切った感じ。

オッチャン無双する割にお山の大将っぽさが拭いきれないのは汚職タイ警官だからだろうか。まあ、母親も大して大物に見えんが。

ゲーム(1997年製作の映画)

3.5

自分がされたらクソムカつくけどみんな安心ハッピーでよかったね

サスペリア(1977年製作の映画)

5.0

流石に現代で今作を見てショック死する人は居ないだろうが、不安感を肌の真下が駆け巡るような感覚は、原点にして頂点。

ホラー描写より背景美術の美しさに魅入ってしまう。

もはやミーム化してしまった劇伴も
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マッドマックス/サンダードーム(1985年製作の映画)

4.0

3作目にして直接的な人死に量を極力抑え、ファミリー映画でも通用するようなエンタメ作品にシフトしたが、自分的には非常に楽しめた。
文明崩壊後に生命を得た子供達が、部族形態で生活しているのも、人類史の再編
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エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

4.0

50セントゴツすぎ
ドルフラングレンエイム悪すぎ
ミーガンフォックスHotすぎ
トニージャー回りすぎ
よってGreatな映画でした。
怖い人と賭け事するなと言う教訓。

サンクスギビング(2023年製作の映画)

4.8

スラッシャー映画の王道感を王道感で挟み撃ちしたようなベタの重ね塗りであるが、これほどまでに飽きが来ず、終始上がりっぱなしの映画に仕上がったのは、イーライロスの手腕と言っていいだろう。
人体破壊にもバリ
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

-

暴力を賭して信念を推し進めることを全く別ベクトルの両者が共に厭わないことは、やはり、似て非なる、という言葉の最適解なのではないかと思う。
ディベートという枠を超えた、論でもった闘争は、結果的に相互理解
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.5

ヴィム・ヴェンダース監督には世界各国の役所広司でこれを作ってほしい

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.5

タランティーノによる歴史の再構築。
爽快感ある展開を現実と地続きのプロセスに落とし込むための前フリでもう両手放しで喜べる。
このお伽話は素晴らしい。

ANIMA(2019年製作の映画)

3.7

PTAとトムヨークによる意欲作PV
コンテンポラリー組体操とPTA節画角のバランス良

ナポレオン(2023年製作の映画)

3.8

英雄は世論が創り上げる。
それを時代が確固たるものにする。
英雄も虚飾に塗れた人間であり、地位も小石に躓けばすぐに崩れ去ってしまう。
人間臭さを隠さない素と繕った公人の表情を使い分けているとどちらが自
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