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サンクスギビングのCHIPOCOのレビュー・感想・評価

サンクスギビング(2023年製作の映画)
4.8
スラッシャー映画の王道感を王道感で挟み撃ちしたようなベタの重ね塗りであるが、これほどまでに飽きが来ず、終始上がりっぱなしの映画に仕上がったのは、イーライロスの手腕と言っていいだろう。
人体破壊にもバリエーションがあり、ホラーとしての体裁を保ちつつ、悪趣味な大爆笑を誘うコメディとしての役割をしっかり果たしている。
どんな形態の物語でも、ツカミでしっかりと心を掴んで離さないものは、(余程風呂敷をたたむことが下手なもの以外)エンドロールに至るまで名作である可能性が高い。
もう冒頭タイトルロゴが出てくるまでに何回爆笑を誘われたことか。
結果的に勢いそのまま、尻上がりのテンションでジャンルを形成していた。
新年一発目に今年ベスト級を観れたことにサンクス。
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