陰陽さんの映画レビュー・感想・評価

陰陽

陰陽

家庭(1970年製作の映画)

4.2

普通に普通じゃないことが繰り返される、この舞台。まるで夢の国に迷い込んでしまった感覚に陥る。夫婦がメインであるのは間違いないのだが、周りの取り巻きも含め全員アタオカすぎて、ワロタなんだよな。夫の周りに>>続きを読む

ラヴィ・ド・ボエーム(1992年製作の映画)

3.8

人に干渉しない、無頓着人間どもが実は人間味に溢れてて暖かさ満点人間なんですよって1番心にずっしりくる人間像が3人。しかも、能動的に作ろ作ろうと思って描いた人間像ではなく、アキ様が作り出したことによりで>>続きを読む

The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.4

半分以上を締める日常的な描写に唐突に現れてくる、そりゃないだろ人間達。けど、日常的なシーンが多いアクションムービーは、割と新鮮味があって、面白かった。
こんだっけアクションシーンを最後の最後まで取って
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大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

4.0

大人はわかってくれないって、思ってる子達も大人になんだよな。けど、大人の中でも、子供に対してに限らず、相手の立場と目になって物事を捉えられる人っているんだよな。
純粋なのかもしれんなそれって、、、
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透明人間(2019年製作の映画)

4.2

近代的エンタメとして、結構驚かされた作品。古き良きものは、美化されやすいが、もしこの映画が80.90年代にとられてたと思うとゾッとするな映像の質感も違うし、CGの技術も違うだろうし、まあ1930年代に>>続きを読む

ビフォア・ザ・レイン(1994年製作の映画)

3.6

雨の前とはこういうことか!!とはならんのだが、1.2章の舞台がマケドニアの山岳から、イギリスに移り変わり、しかもカップル別れ話にまで、が流れていくのは独自性があって結構おもろかったな、ご飯食べ行って、>>続きを読む

突然炎のごとく(1961年製作の映画)

3.5

60年代のフランスは、狂いすぎてる恋愛感が描かれていてマジでホラーなんよな。当時のニューシネマ前のアメリカ人達にしたら刺激的すぎて、魅力的だったんだろう。
文学的価値観を親友にするという、まさしくカフ
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異人たち(2023年製作の映画)

4.6

WEEKENDも人によっては、毛嫌いする描写があったから受けつない人は受け付けないだろうな。ロマンティックな観点で見たワイにとって、胸に光る精子を舐めるシーンはエロさまで感じてしまった。同性愛や、自分>>続きを読む

工作 黒金星と呼ばれた男(2018年製作の映画)

3.8

どこまでが本当なのか終始気になっていた。リ・ミョンウン頼むから実在しててくれ、チュ・ジフンお前みたいな高身長イケメンおるわけないやろ、現実味無さすぎやろ。けど、やることなすこと現実味ありすぎんねん!!>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

波に乗りきれないということ、それは話にのれないということ、同監督作品の違う作品を見ちゃったりしている可能性があるということ、要するに2017に見てれば衝撃が違うということ。
まだ、お前らマティンゴやっ
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KAMIKAZE TAXI(1995年製作の映画)

3.8

柄本明からの「役所はうまいぞ〜」からの、日経ペルー人役。長期的なセリフになっちゃうと寒竹じゃなくて、たまに役所出てくるの笑う。南米人の役普通にむずそう。まあ見た目は日経ペルー人言われても、なんも驚きな>>続きを読む

(2005年製作の映画)

3.7

何しとんねんそこのおっさん。って言える距離感にいないおっさんが、少女拐って17歳まで育てる。大地真央に言わせりゃそこに愛はあるんか!?あるんです展開が、キム・ギドクの真骨頂だよね。船のあげる結婚式シー>>続きを読む

ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)

2.5

ジェイク・ギレンホールかわいかったのという、想いでだけしかない。ないないなさすぎるすんませんマジでわからなかったっす
奇妙な物語にハマり役なジェイク様はこの頃から、確立されてたという解釈でいいすか。
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.4

生を受けた時点で受動的な世界なわけであって、それをどうこう必死に努力するというよりかは、日々の流れは全て決めておく。
本を開け眠りにつき箒の音と共に目を覚まし、本を閉じる。めっちゃ描いてるな日々って続
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県警対組織暴力(1975年製作の映画)

3.3

仁義なき闘いを一気見した、中3の俺に見せてやれば、見る前からの楽しみ度合いだったり、思いれは違うだろうに。
正味梅宮辰夫が、登場するまでみるのをやめようかと思っていたけど、たまに出でくる綺麗なチチでな
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疑惑(1982年製作の映画)

4.8

混じり合っちゃいけねぇ名コンビが、混じり合っちまったなんて言葉を使いたくなるような現象が起きちまってるんだこの映画には!
序盤くそ勢いあった、柄本明がどうでもよくなっちまうんだこの映画は!!
怒涛の桃
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赤線地帯(1956年製作の映画)

3.4

赤線地帯で働く女性一人一人にフォーカスを当てており、いわばアングラな世界で働かなくてはならない、このならない理由が凝縮されている作品であった。数人いる女性の中で、無数の輝きをもつのは若尾文子であるのは>>続きを読む

荒ぶる魂たち(2002年製作の映画)

3.9

悪い奴らはなんかカッケェっていう根底には、義理人情があっての暴力っていうロマンがあるからである。復讐心は地獄ループしか生み出さん、肯定できるもんではないんだが、この一見竹中直人と加藤雅也が小さい頃から>>続きを読む

赤い天使(1966年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

綺麗だとか、優しいだとか、様々な人格、骨格があり、十人十色の人間がおる中で、男性からすると85周まわってエロい女性こそが女神なのではないか、手にしたい女性なんじゃないかって、この作品を見て思わせられた>>続きを読む

悪い男(2001年製作の映画)

3.8

久しぶりの "悪者"
初めて見たのは17.8歳の時かな。
僕にとっての悪者それはとてもとても悪い男だった。
彼のことが大嫌いになった、グッドエンドを信じていたのに、美しく見えるように描いているだけで、
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マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

3.7

私はいつもアキ様作の映画を鑑賞すると、
毎回どこか同じ場所に着地できるのが、中毒性の一途を辿ると思ってる。
しかし、この映画の主人公はアキ様映画の中で最も狂気的であり、おなじみカティ・オウティネンが1
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僕の彼女を紹介します(2004年製作の映画)

3.3

ふっつうにダメートーク韓国大好き芸人私にとっての、再々ブームが起こっており、韓流ラブロマンスが嵐を巻き起こしてる、本作でも嵐とまでは言わないが、風を感じれる作品となっており、しかもその特徴的なシーンで>>続きを読む

アジョシ(2010年製作の映画)

4.0

アジョシ、また戻ってきてくれてありがとう。
私は何年も前その綴り「アジョシ・アジョシ」を頭にインプットしまくり、言いまくっていた。また「アジョシ・アジョシ」と言うことは必然だったのかも。
とにかくアジ
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魚と寝る女(2000年製作の映画)

3.8

キム・フィルムとの思い出はある。
でも2本だけ。
どちらも強烈だった。
特に最初に見た映画は、自分にとってはすごく強烈だった。
しかし、納得のいかない自分がいたことも覚えてる。
ラストシーンは難しい気
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父、帰る(2003年製作の映画)

3.9

この映画の父親について考えるが、彼をどういった言葉で表現するのかはとても難しい。
ジョゼ・モウリーニョのような顔立ち。
そして、私にとってはどちらも同じ感覚だ。
それは時に傲慢であり、人格者でもある。
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犬神家の一族(1976年製作の映画)

3.8

相当小さい頃から、この絵面は見たことあるし、あの白顔はインパクト抜群だった。けど、いま思うと僕が小さい頃から見てきたのは、市川監督の作品なのかは定かではない。
この市川監督作「犬神家の一族」はドラマを
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楽園の夜(2019年製作の映画)

3.4

ムキムキ男たちが終始暴れまくるわけではないのだが、時たま見せてくれる格闘シーンはめちゃんこ見もの。
主人公の本格的な強さはあの高速シーンでの格闘でしか伝わらないのだが、その唯一を見れてないヒロインから
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薬の神じゃない!(2018年製作の映画)

4.1

彼は神だ!!
チャイニーズ版ダラス・バイヤーズクラブかと思いきや、終盤にかけてボロクソいろんな感情を畳み掛けてきやがるではないかっ!!
金のために始めた事が、いつの日かカムバックして、名誉の為でもなく
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ラブレス(2017年製作の映画)

4.2

やっぱり集合住宅っていいな、どこか懐かしさと人が強制的に住んでいる建物という、どこか異質な佇まいだし、まず生活感に溢れている。
アレクセイ君の家を覗いてみると、離婚が決まった上に、お互いの次のパートナ
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息もできない(2008年製作の映画)

4.3

自主制作で、このクオリティー見せられてしまったら、名作って以外と簡単に作れてしまうのではないかという錯覚を起こしてしまった。カメラの質感マジで安っぽい、個人的にそこで萎えてしまう事も多い。だけどもだっ>>続きを読む

第三の男(1949年製作の映画)

3.5

舞台が戦後間もないオーストリアということもあって、どこかフリッツ・ラングM味を感じた。まず、オーソン・ウェールズとM男が冷静に顔が似ている。
ホリーだのハリーだの、名前似てるし、ファーストでよんだりラ
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少年の君(2019年製作の映画)

4.4

作品と演者の持ってるパワーが強すぎて、殴り倒された気分になった。
共産主義というイデオロギーを掲げながらも、起こる貧困格差。親から受け継いでしまった運命を変えるには、自分でその運命をこじ開けるしかない
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新しき世界(2013年製作の映画)

3.9

うわぁ〜思い出したぞ、アシュラのファン・ジョンミンに引き込まれたんじゃんない、チョン・チョンのファン・ジョンミンが俺は好きなんだ!!
クソほど、いろんな作品をオマージュしていた事に、15.6歳の俺は気
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猟奇的な彼女(2001年製作の映画)

4.5

この映画の存在は何年も前から知っていたわけで、名作なんてことは重々承知。その当時一世を風靡し、社会現象や記録を打ち立てた事には納得の内容。
何年経っても歳を取ることのないチャ・テヒョンと韓国三代女優の
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逢びき(1945年製作の映画)

3.6

別れ、現在、思い出、現在。物語の進み方が今見ても斬新で新しいな、ホームにそびえるカフェめちゃんこいい。電車が来るまでのほんの数分、その数分のためにコーヒーを頼む。ゆっくりしてる人もいれば、時間がない人>>続きを読む

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