陰陽さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.7

力強いうえに美しさも兼ね備えている2人による最強の恋愛。画家と肖像画のモデル、触れているようで触れられない関係、近しいようで必ず物理的にも距離があり、いつしか両サイドが触れ合いたいと思い、お互いがいつ>>続きを読む

嘆きのピエタ(2012年製作の映画)

3.5

av画素っぽくて、不気味なズームがたまに炸裂するのは、さて置けないのだが、残酷極まりない人間が、残酷極まってしまう過程を100分に凝縮しており、愛をしり裏切られ、懺悔していく様も織り込まれている。ラス>>続きを読む

アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

4.7

堪らんたまらん。序盤の10分くらいまでは、そんなにワタクシには合ってない映画なのかと思いきや、ガッテンガッテン。自分の家を貸すという常人離れしておるがマジでリアルにあってもおかしくないような、物事を軸>>続きを読む

天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

4.0

何度見ても良い映画だなって思うんだろうね。イナバの置き物の上に乗ってる100人中98人は良い映画って口を揃えて言うだろう。98人が何回も見るかわからないけど、とにかく素敵やね。音楽ってええな、法王むち>>続きを読む

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

4.0

グーっグーっの根もでないくらい、結末の解釈が難しいのだが、わからなくてもなんとなくで楽しめる作品なのが凄え。唯一無二の作品今後類似する物はどう考えても作れないと思う。國村隼究極に可変しすぎて、普通なら>>続きを読む

夜の大捜査線(1967年製作の映画)

3.7

ど頂点にフラットな感情で、楽しくみれる作品。俺警官やでって言うの引っ張りすぎやろっておもうくらい言い出すの遅いし、ヴァージルもチーフもプライド高いけど、意外とすぐ揺れ動く感情の振り幅大きくてかわいい。

ブロンクス物語/愛につつまれた街(1993年製作の映画)

3.8

確かに愛しかないな、実の親父、仮親父、コインの裏表に見えても。どちらの親父もC君にとってかけがえのない存在なのだが、実の親父からすると唯一無二でありたいであろうに、となると片方に気持ちが偏ってしまう気>>続きを読む

スティング(1973年製作の映画)

4.4

始まりから、bpm軽快感満載、チープなフェードアウトが多彩で、そこがまた魅力的だわぁ。コミカルの中にちゃんと息が詰まるような場面が要所にあり、そんな中でもポール・ニューマンが安心させてくれる訳で、裏切>>続きを読む

恋愛小説家(1997年製作の映画)

3.7

普通に引いちゃう言葉平気で言っちゃう系人間で、見てていたたまれない気持ちにはなるんだが、そこに線を引いてくれたのがジャケットにも写ってるお犬さん。お犬さんの登場があと15分遅れていたら、メルビンは救い>>続きを読む

いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

4.3

母性という力に及ぶには、どれだけの愛や努力が必要なのか、愛は無償でできるものだとしても、子供にとって母親がいないという、とてつもなく大きな壁に立ち向かうとしたら、努力も必要になってくるかもしれない、4>>続きを読む

パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

3.9

熱中することがうまくいかなくてグゥーってなる感情その数千倍も持ってる主人公、レストランのトイレはもう終わりかなって思った次の次くらいまで、破壊しててちょっと引いた。けど、そんな彼を理解してくれるこの世>>続きを読む

凶悪(2013年製作の映画)

3.7

沼ってくジャーナリスト、いつのまにか泥沼にハマっとる。依頼した容疑者よりもどろどろになってしまった、木村先生があっぱれ。

マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.2

誰だって経験したよ、高校生の恋愛。勉強切磋琢磨してはいないけど、追われる日々もあった。家族だって兄弟だっている。バイトもしてた。ワイの周りもそう。当たり前っちゃ、当たり前。映画内でもただ普段の日常が描>>続きを読む

林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

3.9

展開がグワングワンする、例えばコスプレのシーンとかあそこはめっちゃおもろい。記憶を無くした男が、カウンセリングの指示によって記憶を取り戻してくっていう店構えなんだろうけど、終始違和感は拭えない。リハビ>>続きを読む

タワーリング・インフェルノ(1974年製作の映画)

3.9

ほぼ、半世紀前の作品にも関わらずパニック型映画の頂点にいまだに君臨し続けているんだなとまざまざと感じさせられた。
ピンハネ影響自分にこすいように金が入るように配線系統安く見積もったあげく、超高層ビルの
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

-

恋人ってどうしたら恋人になる。特別な人は存在する。しかし、恋人はまた別のベクトルな訳で、特別なものを超えた人が恋人になるのか、またはポッと出の人物が恋人になるのか、人それぞれのもってるシュチュエーショ>>続きを読む

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

4.0

地元や町に固執してしまう感情には、同情しにくい感情で生きてきた私情だか、こういう映画を見るたびになぜ自分にはその感覚がないのか毎回考えさせられる。
夏に飽き飽きした僕は、季節感満載の映画でもないのにも
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ドライヴ(2011年製作の映画)

4.0

ライアン・ゴズリングバッコーンめっちゃ好きやわって当時見た時の感情となんも変わらず見れたって言うのが改めての印象。プレイス・ビヨンド・ザ なげぇなげえ題名映画をみて、彼にどハマりした僕なのだが、当時は>>続きを読む

閉ざされた森(2003年製作の映画)

3.6

転転の応酬なので、最終的な着地点が一瞬わからなくなるのだが、暗い暗い雰囲気に包まれた、取調室や入院してる病棟、そしてフラッシュバックするジャングルの出来事。限られた場所で進んでくストーリーで、着地は原>>続きを読む

ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)

3.9

初手から80年代感満載の色合いだったり、ファッションだったりで、重苦しいデ・ニーロに相反するのは新鮮な目で見れた。
逃亡犯のデュークが、全く知らん俳優さんだったのも逆にいいな、普通っていうか画面がかさ
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トレマーズ(1990年製作の映画)

3.7

迷った時はトレマーズを選ぼうと決めていた僕は何度も何度も先延ばしていたトレマーズを見た。
すんげぇハラハラドキドキさせてくるわけめはないのだが、キャラで押し込まれたな。地下にいる怪物の謎が知れる過程と
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ザ・コミットメンツ(1991年製作の映画)

4.0

めためたソウルが好きなわけでもないのにも関わらず、このソウルバンドの魅力ったらとんでもない。ダブリンのハズレ者たちがマネージャージミーを中心に団結するんじゃなくて、団結しない感じアホすぎる。楽屋ではク>>続きを読む

ヒート(1995年製作の映画)

4.8

この先も何万回見るであろう、作品、現実共に頂点を極め、睨み合い、高めあった存在。この先も地球上は何年も時間を刻む中で、一瞬の出来事でしかないであろうこの3時間、この一瞬がとてつもないパワーと輝きを放つ>>続きを読む

テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

3.8

鬼破天荒なのだが、こういう女性とお付き合いしてみたい。テルマとルイーズどちらが、お好みですかと聞かれたら、真っ先にルイーズ派、テルマは信用しすぎる達があり、全ての男にいい顔振りまく感じが、どことなくイ>>続きを読む

ゴッドファーザー(最終章):マイケル・コルレオーネの最期(2020年製作の映画)

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1.2.3を再度見ることに成功した、ワイ特に2えぐみ。見終えるとめっちゃ疲れる。3も途中のシチリア帰還あたりは、ちょっと怠慢な気持ちになってしもうたけど、やっぱり全部が全部オールオールタイムタイムベス>>続きを読む

トラックス(1977年製作の映画)

3.7

最初はコメディタッチな映画なんかなって思い進んで行き、一目惚れの女性と出会い恋物語に発展してく流れは好きだったな、女性を口説く時の言葉並びだったりとか、不器用な汚いキスも、けど、徐々におかしくなってい>>続きを読む

プラトーン(1986年製作の映画)

4.0

初めてみた時が、思い出せない。多分中学生くらいの時、見返してみるとジャケットになってるシーンが衝撃的すぎて、覚えてはったな。それ以外の所はイマイチうろ覚えだった。みていくうちに思い出してくるわけでもな>>続きを読む

ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

3.7

他と天と地程の差を生み出すほどのエリート警官がサイモン・ペッグの時点で違和感満載。田舎に飛ばされる意味も不明。着いて早々のパブにガキ共がたむろしてて、問い詰めるシーンは結構爆笑もん。後に相棒になる、ニ>>続きを読む

フィフス・エレメント(1997年製作の映画)

3.7

完全見たくなった要因には、オレンジ髪ミラ・ジョヴォヴィッチが関係してるわけで、オープニングの宇宙で、衣装提供ジャン=ポール・ゴルチエって出てきた時は、さらに上に乗っかってきた感じ。ほんで、時は300年>>続きを読む

リード・マイ・リップス(2001年製作の映画)

4.6

クソほど好みなストーリーだったんすよねッ、カーラ役の女性どっかでみたことあるな、けど映画は思い出せん、でも母親役だったなって思いながらみてて、鑑賞後に調べたら思い出す必要もない映画だった。エマニュエル>>続きを読む

真夜中の虹(1988年製作の映画)

3.9

現場で始まり、タバコは絶対吸わせてください、、、。誰かは絶対職を失う。次に仕事場のロッカー、職場の先輩みたいな人にあれこれ言われ、彼はまた消えた。けど、彼が残した車。貯金は割とある。南に向かう災難を災>>続きを読む

パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

4.2

冒頭、詰所から出てくるvolvoのオーラ迫力ありすぎて早朝からやったるぜ感を、人間より醸し出してる。そんな車を筆頭に青が際立つ時間がずっとずっと流れてく、人にどうこう言う贅沢は僕はできんと放つ主人公そ>>続きを読む

アンテベラム(2020年製作の映画)

3.6

新たな試み提供してる時点で、wowってなるんよね。1人で見てるからリアクションめっちゃするわけじゃないけど、客観的にみたら落ち着いてソファーに座って見てたけど、内心クソ度肝抜かれてた。
冒頭セリフなし
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トラスト・ミー(1990年製作の映画)

4.4

マジか、めっちゃ引き込まれてしもた。去年ヘンリー・フール見た時睡魔に負けてしまったっていう、苦い思い出があったので、ハル・ハートリー勝手に避けてた、自分が悪いんだけども。
映像ずっと青いのなんなん特徴
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CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

4.1

レオとレミ彼らの関係には枠組みは存在しない。誰かが作りたがるだけ、あなたたちは〇〇、あなたとあなたは〇〇外野がごちゃごちゃ言うだけで、それは彼ら自身が決める事、もはや決める事でもない。
そうだから、周
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