このレビューはネタバレを含みます
観逃していた「バービー」。アカデミー賞に絡んでいるからなのかチネ・ラヴィータでうれしい再上映。
オープニングは「2001年宇宙の旅」のパロディで、自我に目覚めた女の子たちが赤ちゃん人形をぶっこわすシー>>続きを読む
1996年の奥山和由プロデュース作。野口英世の生涯を母物でとらえ直して大ヒットしたのを受け、今度は生誕100年の宮沢賢治を描く。前作に続いて神山征二郎監督、新藤兼人脚本、三上博史主演の組合わせ。
原作>>続きを読む
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「ヘレディタリー/継承」、「ミッドサマー」のアリ・アスター監督の3作目。ホアキン・フェニックスを主演に迎え、何かをおそれている中年男性ボーの悪夢のような旅を描いた作品です。
まずボーの住む世界がすごい>>続きを読む
旧「カラーパープル」(1985)はアカデミー賞を期待されながら無冠に終わった作品。当時は暗そうだと敬遠しましたが、ミュージカル映画としてリメイクされ、アカデミー賞(助演女優賞)にもノミネートされたので>>続きを読む
監督のアキ・カウリスマキは2017年の引退を撤回して本作を作ったとのこと。「マッチ工場の少女」(1990)からなる労働者シリーズの続編だそうです。
評論家やクドカンや根本宗子さんなど著名人も誉めている>>続きを読む
アメリカ領サモアのサッカー代表チームの、31対0の敗北から初勝利までを描いた実話に基づくドラマ。タイカ・ワイテティ監督作なのでおふざけコメディとは分かっていたけど、舞台が南国だけあってかなりのんびり。>>続きを読む
シュールで破天荒な映画でした。「女王陛下のお気に入り」(2018)のヨルゴス・ランティモス監督作。アカデミー賞にノミネートされていたのでチェックしたけど、普通だったらチョイスしないな。
内容はゴッドと>>続きを読む
ナイキのエア・ジョーダン誕生の実話を基にしたドラマ。
名作「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」(1997)のマット・デイモンとベン・アフレックのコンビの作品でしたがとても面白い。
主人公の行動がナ>>続きを読む
人に薦められて観ましたが、とんでもない映画ですね笑
ヴィーガンに店を襲撃された肉屋の夫婦が犯人に復讐。その肉を誤って売ったところうまいと評判となり、店が繁盛してしまう。サイコパスな妻は夫を煽り、次々に>>続きを読む
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60歳にしてフロリダ海峡180キロを遠泳しようと挑戦を始めたナイアド女史の物語。ナイアドを演じたアネット・ベニングと、彼女を支えたボニーを演じたジョディ・フォスターがそろってアカデミー賞にノミネートさ>>続きを読む
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アカデミー賞も見えてきたタイミングでチネ・ラヴィータで再上映されたので観に行きました。が、3月に閉館することが本日発表され、こういうミニシアターのありがたさを改めて感じました。
さて、映画は1920年>>続きを読む
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スローテンポなので時折睡魔が襲ってきましたが、最後まで観ればいい映画でした。
漫画が原作とは知らず、予告編を観た印象から笑いが強めのコメディと思ったので退屈に感じたのかも。
親分主催のカラオケ大会のた>>続きを読む
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土曜プレミアムにて「映画 イチケイのカラス」。
入間みちおが脇役で、研修で弁護士になった坂間千鶴が活躍する回。
二人が同じ職場じゃないのでドラマであったようなやりとりがない!泣 物語も始まった感じがせ>>続きを読む
本作は昔懐かしい内臓デロデロの残虐シーンも見所ですが、なんといっても冒頭のブラックフライデーに尽きます。
サンクスギビングのバーゲンセールに殺到した客が我を失うほどの暴動を起こし、次々に人が亡くなって>>続きを読む
クドカン&中村勘九郎さんの「いだてん」コンビによる歌舞伎と落語のコラボ演目。今回はさすが本領発揮といったところ。内容は「唐茄子屋政談」そのもので、基本的には馬鹿話。そこに現代ギャグが次々に放り込まれる>>続きを読む
フォーラム仙台で相米慎二監督特集。未見の「ションベン・ライダー」(1983)をチョイス。
物語としては破綻に近く、間違いで誘拐されるデブナガがどうしてやくざにつれ回されなければならないのか全然分からな>>続きを読む
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とても素晴らしい作品でした。ほっぺや唇の色などキャラクターの造形に違和感があってパスしようとしたけど観て良かった。実際、気にならなかったし。
子供の頃のベストセラーながら中身は全く知らず、いわさきちひ>>続きを読む
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絶頂を迎えているわがままな俳優が「もしあの時、別の判断をしていたら?」という少しの後悔をパラレルな世界で解消する話。
予告編では人気俳優と下積みマネージャーの人生が入れ替わるような感じになっていて、確>>続きを読む
ある日突然、特殊能力に目覚めたモナ・リザと呼ばれる東洋人女性(チョン・ジョンソ)が施設を飛び出し、ニューオーリンズの繁華街でハチャメチャをやるお話。
ホラーと思いきや人情ものでした。
期待は高かったけ>>続きを読む
オーストラリア産のホラー映画。降霊術を「90秒憑依チャレンジ」という今風の捉え方で見せてくれるのが良かった。ドラッグのメタファーなんだろうけど明るくウェーイ感がある。仲間が霊に憑依されても皆スマホで動>>続きを読む
小津マニアのヴィム・ヴェンダース監督作とのことでどんな日本映画になるのか興味津々でしたが、小津らしさは主人公の名前が平山というぐらい。平山は「東京物語」の笠智衆の役名。あ、東京を舞台にしているのもまあ>>続きを読む
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すごい映画。関わった人を不幸にしていく女の話なのになぜか応援したくなってしまう。
ヒロイン市子を演じるのは杉咲花さん。心の奥底が全く見えない演技がこの映画の魅力を何倍も押し上げたように感じました。
物>>続きを読む
トム・ハンクス演じる町の嫌われものが、ご近所さんの優しさに触れながら次第に心を開いていく人間ドラマ。高評価ながら劇場で観るほどかな~と思ってアマプラで。
アメリカ映画らしくないしみじみとしたお話で、調>>続きを読む
監督の猪股和磨さんは宮城出身。地元のチネ・ラヴィータで凱旋上映があり、アフタートークがあったので観に行きました。
監督は保育系の短大を卒業後、東京に出て演劇活動をしてきたそうで、本作は手掛けた舞台が原>>続きを読む
ディズニー100周年記念映画と聞いてどんな革新があるのかと期待しました。
他の人の感想を読むとどうやら100ネタほどの過去作のオマージュがあると言う。なるほど。すごい普通っぽかったのはそういうことか。>>続きを読む
北野武監督、構想30年の戦国時代劇。90年代、週刊テーミスでたけしさんの連載を読み、BSで黒澤明監督との対談も見ていて、この映画の成り立ちを知る一ファンとしては感慨深いものがあります。まさに満を持して>>続きを読む
傑作「君はそいつらより永遠に若い」の吉野竜平監督作。
地下アイドルのセカンドキャリアという幅の狭い題材ながら、社会人になった人なら分かる通過儀礼を描いているので共感性は高い。人間ドラマとして良かったで>>続きを読む
やっぱりそうだよな~という映画でした。
公開時話題になり、第94回アカデミー賞では技術部門を中心に最多の6部門を受賞した「デューン 砂の惑星」。観ておくべきとは思いながら難解そうに見えてパスしていまし>>続きを読む
フォーラム仙台にて、坂本礼監督と主演の水澤紳吾さん、守屋文雄さんのアフタートーク付きで観賞。水澤さんと守屋さん(居酒屋の店主役でチラッと映っていた方)は仙台出身ということで凱旋ですね。
幼い子供が行方>>続きを読む
評判がいいので観てみました。「ゲゲゲの鬼太郎」誕生秘話。
私は鬼太郎3期生。名作漫画「墓場の鬼太郎」を読んだのは40年前? まさかこんな形で蘇るとは。
戦後の日本の寒村を舞台に、謎の薬で儲けた一族の秘>>続きを読む
熊澤尚人監督と上野樹里さんというと「虹の女神 Rainbow Song」という名作があります。結ばれなかった若者の恋をノスタルジックに描いた作品。私はこの映画が大好き。そのコンビが17年ぶりにタッグを>>続きを読む
ジェラルド・バトラー主演の航空機パニックもので、しかも評判がいい。もうそれだけで観たくなる。そして観て良かった!
元イギリス空軍のパイロットながら今は弱小航空会社の機長という主人公。そこに乗り込んでき>>続きを読む
サイコパスVS 連続殺人鬼。そして亀梨和也さんのカッコ良さ。予告編を観ただけで面白そう!と感じました。
普通に面白かったです。これ、非常に大事。
三池崇史監督だからワケわからん感じになるのではという危>>続きを読む
特攻隊の映画です。「月光の夏」「WINDS OF GOD ウィンズ・オブ・ゴット」「ホタル」「永遠の0」などこれまで様々な作品を観てきましたが、本作も特攻の理不尽さを描く。
戦後78年にもなるとなかな>>続きを読む
これ、大好きな映画。国際映画祭の常連として知られるフランソワ・オゾンというフランス人監督の作品とのことですが、私はお初。ストーリー運びやキャストの雰囲気、美術など、ウディ・アレンや三谷幸喜さんのような>>続きを読む