楽太郎さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

楽太郎

楽太郎

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私がやりました(2023年製作の映画)

5.0

これ、大好きな映画。国際映画祭の常連として知られるフランソワ・オゾンというフランス人監督の作品とのことですが、私はお初。ストーリー運びやキャストの雰囲気、美術など、ウディ・アレンや三谷幸喜さんのような>>続きを読む

サイレント・トーキョー(2020年製作の映画)

2.0

白石聖さんがスパルタで爆弾作らされていて笑ってしまった。普通の子なのに一生懸命頑張ってついに習得。すごい。
大群衆の渋谷を舞台にしたパニックムービー。仕掛けられた爆弾が爆発するのか、しないのか。渋谷の
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翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

4.0

前作よりも楽しめました。埼玉県のディスりをそのまま滋賀に置き換えるとは。埼玉で同じことをしてもつまらんだろうなと思っていただけにこれはさすが。舞台が変わってスケールが大きくなった感があるし、とにかくス>>続きを読む

正欲(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ガッキーが磯村くんにプロポーズされるところで涙が出た。普通ならこんなことないのに。本当に良かったなーって思えた。
観ていて孤独でひっそり生きている人たちにキュンとしていて引き込まれていた。
最初はなん
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法廷遊戯(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

杉咲花さんにグッと来た。狂気の演技がすごいとかそういうことではなく、自分を守ってくれるものに対して純粋であるキャラだったことに感動しました。
映画を見ている間じゅう、何故黙秘しているのかずっと不思議で
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.0

シャマラン監督作。公開時、劇場で観ようと思ったけどあまり評判が良くなかったのでパス。
なるほど、これはよく分からない笑
キリスト教の思想に基づいているので元ネタや意図はあまり理解出来なかったけど、単純
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.0

評判良く劇場で観たかったのですが、タイミング合わずアマプラで。
殺人ミステリーですが、それよりも野生の少女が1人でたくましく生きる姿を描いていることに驚いた。広大なアメリカならこんな話もあるのかな。売
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アンダーカレント(2023年製作の映画)

3.5

今泉力哉監督作として観ましたが、彼の持ち味は薄め。いつもなら「いつまでも観ていたい」って思うんだけど、そうはならず途中退屈に思ってしまった。原作漫画があるとのことなので、その辺りに理由があるのかもしれ>>続きを読む

死霊館 悪魔のせいなら、無罪。(2021年製作の映画)

4.0

このシリーズ、とても好きなんですが、今回は異色作。サブタイトルにある「悪魔のせいなら、無罪」の通り、悪魔に取り憑かれて人を殺してしまった男が実際に裁判にかけられてしまう。
観ているこちら側は悪魔がいる
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.0

劇場で観たかった映画。タイミング合わず、アマプラで。ジェームズ・ワンさんのホラーということで、心霊系かなと思いきや、意外に物理的な怪物の話でした。怖さでいうとそうでもなかったけど、ロジックがしっかりし>>続きを読む

福田村事件(2023年製作の映画)

4.5

この作品を観る最大の動機はサブカル界のアイドル水道橋博士の出演です。去年の夏、参院選に立候補しつつ、この映画の撮影のために苦労されていて気になっていました。この間、議員になり、体調を崩され辞職。今はU>>続きを読む

(2023年製作の映画)

3.0

感想を書くのが非常に難しい映画。重度の障害者施設で働く主人公の洋子(宮沢りえ)の姿を通して、人間とは何かを描く。コミュニケーションというものがキーワードになっていて、会話が出来なければ、意思の疎通が出>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

7年ぶりのゴジラ。戦後間もない日本を舞台にしたというのは慧眼ですね。なんか突き抜けた感じがして良かったです。普通に映画として楽しめました。
一番に感じたのはゴジラに朝ドラを掛け合わせてきたということ。
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おまえの罪を自白しろ(2023年製作の映画)

3.0

原作既読ですがオチ含めて全く覚えてなくて、純粋に楽しみに行きました。
いや〜、なかなかだったね。
「お前の罪を自白しろ」という脅迫は興味をひいて面白いんだけど、利権まみれの大物政治家役の堤真一さんはど
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ゆとりですがなにか インターナショナル(2023年製作の映画)

3.0

クドカン脚本のドラマ「ゆとりですがなにか?」の映画化。7年経ってやることか?と思いつつ、鑑賞。弊害はやはり時間が経ちすぎて余計な回想が多かったこと。新たな物語にすればいいのに、変に前作を意識するから話>>続きを読む

アナログ(2023年製作の映画)

4.0

小説既読です。映画化に期待はなかったけど、ヒロインのモデルが竹内結子さんだったとネット記事で読み、ほんとか嘘かは分からないけど、急に観る気になった。波瑠さん、思った以上に良かったね。孤高の存在感がぴっ>>続きを読む

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.0

ジョン・ウィック、4作目にして完結編。アクションを見せるためのアクションというのはあまり好きではないんだけど、これは観たこともないアイディアがたくさんあって飽きない。何より派手な銃撃戦でも全く死なない>>続きを読む

BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

4.0

原田眞人監督の新作は黒川博行さん原作の大阪ノワール。他の映画化作品にこてこてなものが多かったので心配しましたが、見事な映画化でした。いつものテンポありすぎの編集で大阪が別の町のよう。主演の安藤サクラさ>>続きを読む

エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.5

劇場で観ようかと思ってたけど、結局Amazon prime。配信早すぎですね。「エスター ファースト・キル」(2022)。
「エスター」(2009)から13年。当時12歳だったイザベル・ファーマンが2
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ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

4.0

タイトルに劇場版とか付かないんだね。TVドラマが好評を博した「ミステリと言う勿れ」。
広島を旅行中の整くんが、地方の名家の遺産相続争いに巻き込まれるお話。横溝正史のパロディみがあってとても面白かったで
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アキラとあきら(2022年製作の映画)

3.0

池井戸潤さん原作は既読でしたが、Amazonプライムでようやく拝見。
同じ「あきら」と名前を持つ2人の銀行マンのドラマで、竹内涼真さん演じる瑛の、心ある銀行マン、横浜流星さん演じる彬の、エリートながら
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SAND LAND(2023年製作の映画)

5.0

鳥山明さんが2000年に発表した短編「サンドランド」の映画化。
なぜ、今頃?感が強く、特に注目していなかったのですが、ここに来て各映画情報サイトで軒並みの高評価。
人気作なら観ておかねばとIMAXの劇
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スイート・マイホーム(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「blank13」で面白い映画を見せてくれた齊藤工監督の新作。
脚本に「ゾッキ∞」シリーズ「シーン1」でコンビを組んだ劇作家の倉持裕さんを迎えて、緊張感のある作品を作りました。

念願のマイホームに得
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春に散る(2023年製作の映画)

4.0

瀬々敬久監督の作品は苦手なものが多いけど、今回は良かった。
佐藤浩市さん演じる過去にやり残したことがある元ボクサー広岡が、横浜流星さんの燻っているボクサー黒木との師弟関係を通して世界を目指す物語。
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カールじいさんのデート(2023年製作の映画)

3.0

「マイ・エレメント」上映時におまけでついていた短編映画。
カールじいさんがたくさんの風船を使って家ごと空を飛んだのはいつだったか。
未見でしたが、これが後日談なら無事に帰って来たんだね。
今回は亡き妻
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劇場版 ほんとにあった!呪いのビデオ100(2023年製作の映画)

5.0

辻村深月さんがこのビデオシリーズのファンだと最近になって知り、初の劇場版を興味津々で拝見しました。
1999年以来、99本もの作品が作られているというのが驚きです。レンタルビデオの時代からよく生き残っ
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ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

4.0

シリーズ第2弾。金曜ロードショーにて。
マンションの足場での格闘を始め前作よりもアクションがすごく、ドラマ部分も適度にコミカルで、適度にハードなので飽きずに観られた。岡田准一さんはやはり最高。
ただ、
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

4.0

映画の基になった都市伝説は知らなかったけど、恒松祐里さん主演ということで。
80分程度の短い映画でしたがホラーとしては適度に怖く、また異世界であるきさらぎ駅に入り込んでしまった主人公がどうやってサバイ
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ボビー・フィッシャーを探して(1993年製作の映画)

3.5

BS松竹東急のよる8銀座シネマで「ボビー・フィッシャーを探して」(1993)。30年前の映画で、当時タイトルとジャケットの少年の眼差しに名作の予感を覚えていたのを思い出します。ずっと観たかった作品。>>続きを読む