xazsaさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

2.7

子供が不幸になる話は嫌いです。監視カメラでずっと見てながら動かなかった国家組織も同罪だからな😡

冒頭の主観映像でのアクションを始め、これどうやって撮ってるんだろうというシーンが目白押しで、最初は「オ
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パターソン(2016年製作の映画)

3.5

愛しき日々。

アダム・ドライバーが普通の役をしてるだけで何となく面白味がある。あれだけ道端に違法駐車をしている町で、実際にバスの運転をしてるのなら凄すぎる。

犬のイタズラはあるある。それも含めて可
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ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから(2019年製作の映画)

4.2

言いたいことは全てフェリックスが言ってくれました。良い友人。

基本、自分のことしか考えてない身勝手な男の話です。自分が成功していた過去を是が非でも取り戻したくて、現在を否定して、今の彼女のことなんて
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クイックシルバー(1985年製作の映画)

2.6

いかにも80年代のノリと勢いで作られた、頭空っぽにして見る映画。

これ必要かっていうシーンが色々あって、最終的に物語が薄味になってるところが本末転倒。自転車と車のカーチェイスを見せたかったんでしょう
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ワンライン/5人の詐欺師たち(2016年製作の映画)

3.3

詐欺師同士のコンゲームかと思ったら、意外とシビアな話で、ちょっと期待していたものとは違ったんですが、それでも最後はきちんと悪党に痛い目を見せてくれたので、すっきりしたラストだったのではないでしょうか。>>続きを読む

暗殺(2015年製作の映画)

3.7

どうしてもこの時代を舞台にすると日本軍が悪役になるので、そこは複雑な気持ちではあるんですが、エンタメ作品としては純粋に面白かったです。

敵と味方が入り乱れて、それぞれにそれぞれが駆け引きや自分の考え
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バトルシップ(2012年製作の映画)

3.2

莫大な予算を使って大真面目に作られたおバカ映画。
に見せかけて、実は結構な胸熱映画。

老兵たちが出てきてからの海戦は燃(萌)えた。戦艦ドリフトって言うんですね、アレ。
男のロマンをぶちこんだような作
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クリムゾン・ピーク(2015年製作の映画)

3.1

ごくごくシンプルなゴシックホラー。幽霊よりも一番おぞましいのは人の心か。

配役がトム・ヒドルストンの時点で胡散臭いのはロキの功罪ですね。姉の方がヤバかったけど。妖しい二人が並ぶ姿は見目麗しかったです
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モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

3.9

「アラビア語で“自由”と“許し”は同じ単語。だから拘束されていても自由でいられる」

怖い。
正義というのは、国家の都合、個人の都合でしかない。人は正義のためなら悪にもなれるというのがよく分かる作品。
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ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

4.0

濃密な90分。良い意味で変態映画。よくこれをワンカットで撮ろうと思ったな。大好きです。

ひとつ段取りが狂ったら全て台無しになるという緊張感は、ある意味レストランの厨房の緊張感と通じてるのかも知れませ
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アガサ・クリスティー ねじれた家(2017年製作の映画)

3.2

クラシカルな探偵小説。
フーダニットなので、トリック云々ではなく、人間関係がメインのお話。登場人物が多い分、どうしても役割を演じてる感が強くなって、それぞれの人物像に魅力はほとんど感じられない。
その
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ラブソングができるまで(2007年製作の映画)

3.7

ヒュー・グラント、ノリノリである。

冒頭のMV。観たことないはずなのに既視感バリバリなのが面白い。コーラのMVもあるあるな感じでクセになるし、音楽業界をおちょくってるようでいて、中には愛があるなと思
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SUPER 8/スーパーエイト(2011年製作の映画)

3.3

間接的にスピルバーグは凄いなって分かる映画。

スピルバーグ作品をオマージュとした一夏の少年少女の冒険譚なわけですが、スケールを大きくした割に面白さに直結してないのは、側だけ真似て遊びが少ないからかな
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

4.0

原作は未読ですが、辻村作品は好きで何冊か読んでいます。
彼女の作品は読後感はとても良いんですが、そこに行くまでの過程がしんどいことが多く、なかなか読むのに覚悟がいるんですが、今作がまさにそういうタイプ
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ある天文学者の恋文(2016年製作の映画)

3.9

静謐で情熱的な物語。

台詞、音楽、映像、街並み、孤島の風景。そしてエドとエイミー。全てが繊細でオシャレで、でもどこか力強さを持っている。

人をこれほど愛することができるのかと言う完成形を見せられた
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オブリビオン(2013年製作の映画)

3.5

これはハッピーエンド…なのか? それで良いのかオルガ、とも思うけど、まあトム・クルーズだしね。全ての物語は彼を際立たせるためにあるのです。

SFとしては定番中の定番の内容を最先端の映像技術で作ったよ
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TIME/タイム(2011年製作の映画)

3.6

貨幣としての時間の相場が最初分からなくて、設定になかなか入りきれなかったんですが、途中からはもうそういうものなんだなと納得して観るようになったら、あんまり気にならなくなりました。

搾取する側、される
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遺産相続は命がけ!?(1994年製作の映画)

3.5

騙し騙されの遺産相続コメディ。予定調和なので安心して観れますが、そもそも周りに人がいないのは本人の自業自得ではないかと、少しモヤモヤ。
最後のオチは思わず二度観した。

マイケル・J・フォックスはちょ
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はいからさんが通る(1987年製作の映画)

3.3

結構好きな作品。主題歌が個人的に大好きなので三割増しくらいの評価にはなっていますが。
原作漫画を読むなりして物語を補完しないと、展開が早すぎて感情移入も何もないですが、とにかくナンノが可愛く撮れている
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菩提樹 リンデンバウム(1988年製作の映画)

3.1

エモい。当時のナンノの可愛さたるや。

ざっとしたあらすじ映画ではあるので、原作を改めて読み返したくなりました。

NYPD15分署(1999年製作の映画)

3.4

カーチェイスでバンバン一般人が犠牲になるのって結構珍しい気がする。

香港ノワールとはまた違った魅力を見せるチョウ・ユンファですが、ハードボイルドと合わせて、こういった繊細な芝居ができるのも彼ならでは
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ザ・ヒューマンズ(2021年製作の映画)

2.6

よくジャンルが分からない映画。家族それぞれに秘密や悩みがあって、それが後半につれ明かされる展開はサスペンス映画ではあるのかな。
ひたすら家族の他愛ない会話が続きます。意味があるのかないのか分からず、意
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男たちの挽歌Ⅲ アゲイン/明日への誓い(1990年製作の映画)

2.5

男たちの挽歌シリーズの前日譚として製作された本作ですが、前作とテイストが違いすぎて、全く別物の作品になっています。
ツイ・ハーク監督の出身であるサイゴンを舞台にしていて、歴史物の側面の方が大きいかな。
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男たちの挽歌 II(1987年製作の映画)

4.3

香港ノワールの原点にして頂点。最後の15分を撮りたいためだけにできただろうって言うくらい振り切った映画。だからこその傑作。

そうはならんだろうって言う展開も、ロンさんのやりすぎだろうって言うくらいの
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男たちの挽歌(1986年製作の映画)

4.1

いわずと知れた香港ノワールの金字塔。香港=カンフーというイメージを覆した傑作。

余計なものをできるだけ省いて、ガンアクションに注力したような潔さ。そこに男の美学、友情、哀愁をこれでもかと詰め込んで、
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君さえいれば/金枝玉葉(1994年製作の映画)

3.1

レスリー主演ですが、ほぼアニタ・ユンのアイドル映画。
当時の香港は雑多で活力に満ち溢れていて、香港映画にもパワーがあったなあと、一抹の寂しさを感じたりもします。

レスリーは当時、この役をどういう気持
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2046 4Kレストア版(2004年製作の映画)

3.7

割かしシンプルな話を、ものすごく紆余婉曲に描いていて、結果何を見せられたんだろう感が凄い。
撮りたい画があって、その画と画の間に物語をぶつ切りに入れて、音楽と色彩とモノローグを混ぜて出来上がったような
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さまよう魂たち(1996年製作の映画)

3.8

面白いじゃん。
自分がマイケル・J・フォックスファンというので多少の贔屓目はあると思いますが、マイケル・J・フォックスファンとして、今まで見逃していたのがもったいなかった作品でした。

前半の軽いテイ
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イチケイのカラス(2023年製作の映画)

3.0

元々ドラマ版は好きで見ていたんですが、正直映画にするほどの作品だったかと言うと微妙なところで。

ドラマから映画へスケールを大きくして続編を作ると言うのはフジの定番ではあるんですが、そんなことよりドラ
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

4.1

髪の色をコロコロ変えるケイト・ウィンスレットが魅力的。何色でも似合うのはサスガです。個人的には“緑の革命”が好き。

記憶を消去するというファンタジーな設定ですが、それは舞台装置なだけで、夢の世界で愛
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マルチュク青春通り(2004年製作の映画)

3.3

あー、青春が切ない。

『ビーバップ』と『青い春』を合わせたような作品。喧嘩シーンが結構リアル。ヌンチャクはカッコ良いよね。
クォン・サンウはこういう繊細な役の方がハマると思います。

きみに読む物語(2004年製作の映画)

3.9

切ない。

この手の物語は苦手なので、名作と聞きながらなかなか観るのに踏ん切りがつかなかったんてすが、今回覚悟を決めて初視聴。

観て良かったと思います。何か心の芯がぼんやりと温かくなるようなお話。人
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建築学概論(2012年製作の映画)

4.0

あー、切ない。

一昔前の韓国映画は悲恋物が多い印象。個人的にはハッピーエンドが好きなので、やっぱりちょっとモヤモヤしてしまう。物語的には凄く好きなんですが。
家と言うのがひとつのテーマで、様々な関係
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パプリカ(2006年製作の映画)

3.8

夢という空間は究極的なプライバシーの世界であり、他人に見られるのは死んでも嫌だなって、この作品を観ながら思いました。

何だかよく分からないけど面白い作品でした。夢から覚めたらまた夢だったと言うのは、
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THE 有頂天ホテル(2005年製作の映画)

4.5

三谷幸喜監督では一番好きな作品。

ホテルという巨大な密室劇であり、更に長回しの撮影も多かったりして、言うなれば映画で舞台をしているんですが、カウントダウンまでの二時間弱をほぼリアルタイムに描いて、あ
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