xazsaさんの映画レビュー・感想・評価

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メジャーリーグ3(1998年製作の映画)

3.2

チャーリー・シーン、トム・ベレンジャー出てない時点でシリーズの片落ち感は致し方なし。逆に両者が出なくてどうして作ったと思わないでもないですが、番外編として観れば、タカ・タナカも活躍するしこれはこれで。>>続きを読む

メジャーリーグ2(1994年製作の映画)

3.6

前作よりもコメディ寄りの作風になってますが、最後のワイルドシングの場面はしっかり盛り上がってくれたので良かった。
ウィリー役のウェズリー・スナイプスが変更になっていたのと、石橋貴明演じるタナカが試合で
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メジャーリーグ(1989年製作の映画)

4.2

たまに見返したくなる映画。そして何度観ても最後の展開には胸が熱くなる。ワイルドシングがカッコ良いんよ。

こういうので良いんだよっていう最高峰の娯楽作品だと思います。野球って楽しい。

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

4.0

あー、貴船に行きたい。

貴船神社の変わらぬ風景に、以前旅行で訪れたことを思い出して、ものすごく懐かしい気持ちになりました。
浮き世の喧騒から離れた地にある貴船は常に平和。…なはずだったんですけどね。
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葵ちゃんはやらせてくれない(2021年製作の映画)

3.4

ユル~いタイムリープもの。同じ日に帰ってるのに色々と設定が変化していますが、そのあたりの説明は一切なし。そのユルさが何となく心地よい空気感を出してるような気もします。分からんけど。

信吾くんはある種
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法廷遊戯(2023年製作の映画)

3.6

原作は未読。予想してたよりもずっと面白かった。犯人はまあすぐに絞れたとして、犯行動機に関してはそう来るかと思いがけない展開でした。そこからの真相パートは想定内。でも描かれてないだけで、もう一展開、彼女>>続きを読む

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

3.8

前半から悪役が悪辣非道な行為を繰り返し、溜まりに溜まった鬱屈を最後マッコールさんが気持ちよく晴らしてくれるカタルシス。
ある意味、なろう系の究極的作品ではありますね。

今回はそれでも前二作と比べて、
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耳をすませば(2022年製作の映画)

2.4

松坂桃李の無駄遣い。

原作は読んでなくてジブリアニメでしか触れてないから余計なのかもしれませんが、特に学生時代パートがアニメの模倣でしかなくて、また演技もお世辞にも上手いと言えないので、ひたすらに白
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手紙と線路と小さな奇跡(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

これはネタバレなしで観てほしい作品。

こういうことを書いた時点でネタバレのある作品だとネタバレになってしまう二律背反。

電車も止まらない韓国の片田舎で駅を作ることに奔走した少年の、実話をベースにし
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.8

この絶望感…!

一体どうやってこの巨大生物から日本を守るのか。
今まで人類の叡知を結集して行われてきたこの難題に、今作は戦後直後の日本を舞台にして挑むわけですが、頼みの米軍は当てにならず、なけなしの
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ヘイティング・ゲーム 恋とキャリアの必勝法(2021年製作の映画)

3.3

主演二人の小気味良い会話の応酬が良かったです。特にルーシーが魅力的。切り返しがいちいち的確で気が利いてる。彼氏の父親にあそこまで言えるのも胸がすく思いでした。
逆にジョッシュの方はいまいち何を考えてる
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アイデア・オブ・ユー ~大人の愛が叶うまで~(2024年製作の映画)

3.6

個人的には「五年後…」とかいう展開はあんまり好きではない。その間にも物語はあるはずなのに、それをすっ飛ばすのは逃げじゃないかなって思ってしまうのです。
変わらない愛と言うのかもしれないけど、それならま
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.8

妖怪よりも欲深い人間の方が醜悪な存在と言うね。
よくある話ではあるんですが、丁寧な作画と切ない物語と声優さんたちの熱演で、思った以上の良作になっていました。
閉鎖空間の村での異常を異常とも思わなくなっ
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青い春(2001年製作の映画)

4.0

天才と凡人。

いやまあ、それにしても九條くんは言葉が足りなすぎる。そりゃあ青木くんも闇落ちしますよ。
闇落ちした青木くんが切なくてね。基本この物語の主人公は青木くんだと思ってます。

何気に豪華キャ
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インソムニア(2002年製作の映画)

3.5

ノーラン監督初期の作品。脚本が本人じゃないからか、らしからぬくらいシンプルなお話。
まあそれをアル・パチーノとロビン・ウィリアムズの名優二人で緊張感のある物語に仕立て上げているのは流石。
常に眠そうな
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THE INFORMER/三秒間の死角(2019年製作の映画)

3.6

なかなか面白かったです。最後の方はどうやってこの苦境を抜け出すのか、抜け出せるのか、全く先が読めなくて、手に汗握る展開でした。

主人公がやむなしに悪党になってしまったのが中盤で判明して、そこからはま
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.5

変則的なロードムービー。地元の人たちとの交流もありつつ、地方それぞれの風景を緻密に描いているところは、新海監督ぽいなあと思いました。

ボーイミーツガールで世界を救う。ここのところずっと描いてきたテー
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.7

結果ケーディが一番怖かったと言うね。子供らしいサイコパス加減でした。
依存してたものを取り上げられた時の感情の爆発とかリアルだったなあ。

ホラーではあるんですけど、痛いシーンもそんなになくて、精神的
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ネコと元カレとロマンス(2021年製作の映画)

3.0

ライトな恋愛ものを見たい気分だったので、猫好きも相まってこの作品をチョイス。気軽に見るにはカナダ産の恋愛ものは最適解。

何にしろ猫がすげー可愛かったです。モフモフしたかった。それ以上の感想は特になし
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パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

3.8

物語は『レオン』の焼き直し。よくあると言えばよくある話。悪役なんてほぼゲイリー・オールドマン。それはそれで面白かったけど。

では今作が他の作品と何が違うかと言うと、圧倒的にカーアクションの臨場感❗出
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ゲキ×シネ「蛮幽鬼」(2010年製作の映画)

4.6

劇団☆新感線の舞台、演劇と映像を融合したゲキ×シネ。

脚本の中島かずきさんの外連味ある世界観と展開は、やっぱり舞台の人なんだなあと、再認識。陰謀と裏切りと愛と友情と人間の業を描いた、壮大なスケールの
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モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン(2022年製作の映画)

2.8

キャストのトップがチョン・ジョンソでないことに、ちょっとモヤモヤ。そういうとこだぞ、ハリウッド。

笑わないんだけどピュアでキュートっていう、チョン・ジョンソなりの魅力あるキャラにはなってましたが、や
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.7

色彩だけでウェス・アンダーソン監督だなって分かる映像。
砂漠とサボテンと青空と、その中に建つモーテル。それぞれが書き割りっぽい安っぽさがありながら、それでもひたすらに美しい。

物語の仕組みを最初説明
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.2

レースシーンは圧巻。それだけでお金払えるくらいカッコ良かったです。

反面、脚本は…。
実話を元にしてる割に、既視感のある展開が多くて、先が読めると言うのか。早くレースを見せてくれと、逆にストーリーが
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映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ(2023年製作の映画)

3.5

すみっコinブラック企業。

子供向けの皮を被ったホラー。くま工場長の正体はなかなかのトラウマ。もともと表情がないはずなのに、動かなくなった途端、表情も消えたように見える不思議。
それでも最後はほのぼ
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.6

アメリカの黒人差別問題(に限らず全ての差別問題)って、色々な方向に気を遣いすぎて、結果、何だかわけが分からなくなってる感。

黒人を主役にした作品は必ず不当な扱いに耐え、または反抗し、もしくはラップを
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1秒先の彼(2023年製作の映画)

3.8

原作ありの作品をクドカンが脚本すると、結構そのまま忠実に書く印象。今作も起こるイベントはほぼ原作通りで、そこにひとつまみのクドカンスパイスを効かせてる感じ。ちょくちょく見切れてる清原果耶を探すのが楽し>>続きを読む

悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

2.9

子供が不幸になる話は嫌いです。監視カメラでずっと見てながら動かなかった国家組織も同罪だからな😡

冒頭の主観映像でのアクションを始め、これどうやって撮ってるんだろうというシーンが目白押しで、最初は「オ
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パターソン(2016年製作の映画)

3.5

愛しき日々。

アダム・ドライバーが普通の役をしてるだけで何となく面白味がある。あれだけ道端に違法駐車をしている町で、実際にバスの運転をしてるのなら凄すぎる。

犬のイタズラはあるある。それも含めて可
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ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから(2019年製作の映画)

4.2

言いたいことは全てフェリックスが言ってくれました。良い友人。

基本、自分のことしか考えてない身勝手な男の話です。自分が成功していた過去を是が非でも取り戻したくて、現在を否定して、今の彼女のことなんて
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クイックシルバー(1985年製作の映画)

2.6

いかにも80年代のノリと勢いで作られた、頭空っぽにして見る映画。

これ必要かっていうシーンが色々あって、最終的に物語が薄味になってるところが本末転倒。自転車と車のカーチェイスを見せたかったんでしょう
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ワンライン/5人の詐欺師たち(2016年製作の映画)

3.3

詐欺師同士のコンゲームかと思ったら、意外とシビアな話で、ちょっと期待していたものとは違ったんですが、それでも最後はきちんと悪党に痛い目を見せてくれたので、すっきりしたラストだったのではないでしょうか。>>続きを読む

暗殺(2015年製作の映画)

3.7

どうしてもこの時代を舞台にすると日本軍が悪役になるので、そこは複雑な気持ちではあるんですが、エンタメ作品としては純粋に面白かったです。

敵と味方が入り乱れて、それぞれにそれぞれが駆け引きや自分の考え
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バトルシップ(2012年製作の映画)

3.2

莫大な予算を使って大真面目に作られたおバカ映画。
に見せかけて、実は結構な胸熱映画。

老兵たちが出てきてからの海戦は燃(萌)えた。戦艦ドリフトって言うんですね、アレ。
男のロマンをぶちこんだような作
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クリムゾン・ピーク(2015年製作の映画)

3.1

ごくごくシンプルなゴシックホラー。幽霊よりも一番おぞましいのは人の心か。

配役がトム・ヒドルストンの時点で胡散臭いのはロキの功罪ですね。姉の方がヤバかったけど。妖しい二人が並ぶ姿は見目麗しかったです
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モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

3.9

「アラビア語で“自由”と“許し”は同じ単語。だから拘束されていても自由でいられる」

怖い。
正義というのは、国家の都合、個人の都合でしかない。人は正義のためなら悪にもなれるというのがよく分かる作品。
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