RYUYAさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

RYUYA

RYUYA

映画(3064)
ドラマ(3)
アニメ(0)

メイズ・ランナー:最期の迷宮(2018年製作の映画)

3.0

メイズランナー、3にしてシンプルに仲間奪還モノに。最後の迷宮。どこがやねん!でも地味に1・2の伏線はかなり回収、やるやんけ。いいよ。

メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮(2015年製作の映画)

3.0

メイズランナー、2にして早速ゾンビ映画と化す。とはいえサバイバル要素はあるからまぁ許そう。いいよ。

完全なる報復(2009年製作の映画)

3.5

妻子を無惨に殺された男が10年後、ムキムキになり復讐を始める。対象は暴漢2人と、裁判時に司法取引をして極刑を防いだ弁護士。本作のミソは、復讐途中にあっけなく捕まった主人公(ジェラルド・バトラー)が、「>>続きを読む

アルゼンチン1985 ~歴史を変えた裁判~(2022年製作の映画)

4.0

拷問、拉致、虐殺と、軍事独裁政権下で軍人が好き放題やっていたアルゼンチンを裁判でひっくり返そうと奔走する検事たちの物語。丁寧で情熱的な映画。アツかった。主演のリカルド・ダリンさんが本当に素晴らしかった>>続きを読む

ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日(2012年製作の映画)

4.0

「虎と少年の漂流?童話かよ」と思って観た。観たあと、実話じゃないことを残念に思った。そのくらいリアルで、ぐんぐん引き込まれた。

なんといっても構成がピカイチ。前半でかなり時間をかけて少年とトラが漂流
>>続きを読む

手紙は憶えている(2015年製作の映画)

3.5

アウシュヴィッツの生き残りの認知症のおじいちゃんが、家族を殺した憎き元兵士の復讐をしに施設を抜け出し、旅に出る。すぐに消える記憶。頼りは一枚の手紙。ラストはどんでんが返りますが、単なるトリックじゃなく>>続きを読む

PIG ピッグ(2021年製作の映画)

3.5

かわいいブタちゃんには悪いけど、フレコミ「俺のブタを返せ」はおもろいて。正直もう慣れたわ、この感じの映画のポスターとか宣伝の裏切り。ジョンウィック的な話では全くなく、山ごもりの元料理人が、トリュフ探し>>続きを読む

共謀家族(2019年製作の映画)

3.5

ハメ撮り、いや、色々あってクソ野郎を衝動的に殺してしまった娘を守るため、「映画千本観たら世界が分かる」が名言の映画マニアの親父が夜神月ばりに頭脳を働かせ、あの手この手で警察の目を掻い潜ってゆく。新井浩>>続きを読む

エアフォース・ワン(1997年製作の映画)

3.5

ハリソン・フォードが大統領役で、エアフォースワンに乗り込んできたテロ野郎どもにソロ(1人)で立ち向かう話。まず警備ガバガバなの笑った。でも特に強いわけじゃないハリソン大統領が泥臭く戦う姿はシビれました>>続きを読む

スノー・ロワイヤル(2019年製作の映画)

4.0

白い町で暮らす除雪作業ニーソンが、愛する一人息子を理不尽に殺され、殺したギャングを殺してみたら、また1個上のギャングが出てきて…と、数珠繋ぎに殺し合いに発展。誰かヤるたびに次の階級の奴が出てきてそいつ>>続きを読む

バーニング・オーシャン(2016年製作の映画)

3.5

『ローン・サバイバー』みたいなのが撮りたいからしゃーなしに『バトルシップ』を成功させたというシビれるエピソードで有名なピーター・バーグ監督。ブレずに実録ものやりまくってていいよね。しかも全部マーク・ウ>>続きを読む

ホワイトハウス・ダウン(2013年製作の映画)

3.5

愛する娘とホワイトハウスの見学に行った落ち目のSPが、素晴らしいタイミングでとんでもないテロに遭遇、なんやかんやで大統領を守るハメに!?

映画少年や映画おっさんからしたらヨダレもんの要素テンコ盛りの
>>続きを読む

アウトフィット(2022年製作の映画)

3.5

50年代、シカゴの紳士服屋で繰り広げられる一夜の物語。スピルバーグに激ハマりした名優マーク・ライランスが、ギャングの抗争に不条理に巻き込まれる「裁断師」を好演。今作はワンシチュエーションだが、『グラン>>続きを読む

ユナイテッド93(2006年製作の映画)

3.5

ハイジャックされた4機のうち、唯一ワールドトレードセンターに追突しなかった「ユナイテッド93便」の、9月11日のリアルを描く。ビルにはぶつからなかったが墜落し、乗客は全員亡くなってしまったいうことは、>>続きを読む

ほかげ(2023年製作の映画)

4.0

まずスゴいのが、最初の数十分間ずーっと小料理屋〜小上がりの1Kだけで展開している点。周りの景色が一切映らないのに、そこが戦後の焼け野原であることが強烈に理解できる。これ、近年ワンシチュエーション的に映>>続きを読む

エスケープ・ルーム(2019年製作の映画)

3.0

CUBEやSAWが生み出した、ゲーム感覚な「レンタルで見る専用の映画」のやつの最新版だと思う。とある脱出ゲームに招待された、関係のない5人の登場人物たちがヒドい目に遭います…。なんかわかんないけど、こ>>続きを読む

アメリカン・アンダードッグ(2021年製作の映画)

3.5

アメフト映画だけど、プレーというよりは私生活にフォーカスを絞って描いている感じ。とんとん拍子でプロになり、とんとん拍子で契約解除〜スーパーのバイト、そっからスーパーボールを目指すという物語。ザッカリー>>続きを読む

黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

3.5

新人弁護士が言われなき罪で死刑判決を受けた黒人たちを助けようと奔走。差別野郎が今よりウヨウヨいた80年代のアラバマが舞台の法廷モノ。真新しいモノが特に見当たらないけど、意義しかないテーマ。ここで異議を>>続きを読む

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.5

ポスターや予告とは裏腹に、とても冷静な映画だった。それが良かった。派手なのはラストのダンスや「丸一日ベロベロ祭り」シーンくらいで、あとは淡々とデンマークしてる。一時期のアメリカでリメイクされたら冴えな>>続きを読む

#マンホール(2023年製作の映画)

3.0

結婚式前夜、飲んだ帰りに謎にマンホールに落ちてしまった男の狂気の一夜を描くワンシチュエーション映画。ハッキリとB級映画と分類できると思います。劇場ではヒットしないけど、TSUTAYAでなんとなく借りて>>続きを読む

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.5

「肉屋の夫婦がうぜぇヴィーガン殺して店で売ったら大繁盛」という発想が出てくる監督(しかも主演)の頭は過激派ヴィーガンよりヤバい気もするけど、まぁ笑っちゃいました。「批判」じゃなくて「バカにしてるだけ」>>続きを読む

線は、僕を描く(2022年製作の映画)

3.5

とても清涼感のある映画で、主人公をはじめ出てくる学生さんも全員爽やかなんだけど、そのバックにそびえ立つ三浦友和・江口洋介という大巨人たちが、キャリア史上ってくらいダントツで爽やかで惚れた。小泉監督。『>>続きを読む

冬薔薇(2022年製作の映画)

3.5

伊藤健太郎さんに阪本順治監督が当て書きしたということで、「やらかしちゃっても、ろくでなしでも、またやり直せばいい」みたいな映画だと思ってたから、結構衝撃のラスト。

キャストが素晴らしかった。前にやら
>>続きを読む

枯れ葉(2023年製作の映画)

4.5

「葉っぱは老いて枯れてしまうけど、赤や黄に美しく色づく」

工事現場アル中真顔男と、スーパー廃棄お持ち帰りクビ真顔女が出会い、恋をする。労働者、酒とタバコ、映画館、お家ディナー、大怪我、ワンコ。そうで
>>続きを読む

斬、(2018年製作の映画)

3.5

揺れ動く江戸末期。農村で静かに暮らす腕のいい剣士が、流れ者の剣豪から「キミいいね、京の動乱に参戦しない?」と誘われ…という話なんだけど、この映画はそこから『七人の侍』的に派手な戦へ向かうことはせず。池>>続きを読む

雪山の絆(2023年製作の映画)

4.0

墜落時の機内の描写、リアリティ的に過去イチだと思う。トラウマ級に怖かった。あと、20数人全員がガリッガリに痩せ細ってくのガチでやりすぎ。痩せるのだけは特殊メイクでできないよね?それとも痩せたシーンから>>続きを読む

雄獅少年/ライオン少年(2021年製作の映画)

4.0

うだつの上がらぬ貧乏な少年が、獅子舞に魅せられ、うだつ仲間と共に獅子舞大会を目指す。という、中国らしいピュアで王道なストーリー、と思いきや、ラストまじやられた。普通はA〜Cパターンのどれか1つしか選べ>>続きを読む

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.0

大晦日。山形に遊びに行って、久々の先輩と「映画でも観てから飲みますか」っつって飛び込んだ、ウワサの作品。おかげさまで、その後のお酒は美味しかったです。

戦争、差別、家族愛。横溝的な一族系の部落系を舞
>>続きを読む

(2023年製作の映画)

3.5

エミネムみたいな言葉の量、ミリ単位の立ち位置指示、表情の芝居封じなど、こんな、役者殺しの究極みたいな監督に名役者たちの「出たい!」が殺到してるの毎回おもろい。今作も然り。17分の短編のラインナップじゃ>>続きを読む

ネズミ捕りの男(2023年製作の映画)

3.5

ねずみ捕りの男がねずみの殺し方を見せるシーンをパントマイムでやらせる発想に、ウェス作品にだけ漂う滑稽さと品の良さの理由を見た気がする。

白鳥(2023年製作の映画)

4.0

4作の中で一番好きだった。木の枝のうなり具合ひとつにも、相当なこだわりを感じ、そのイカれ加減の完璧さにうっとり。教育テレビで番組持ってほしい。

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.5

ト書きまで全部早口で読んでいくスタイル、確立させましたね。
場面転換の快感、素晴らしいです。超高速映画紙芝居。

いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

4.0

首と両腕にタトゥー。なんだかガラも顔色もわるい窓拭き清掃員の男が、4歳のおとなしい息子を車に乗せていろんな家庭を訪問。金持ちの家、口の悪いオヤジがいる家、肌の色がバラバラの大家族がいる家...いくらま>>続きを読む

マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

4.0

監督2作目でこれはエグい。すごい速度で映画撮んの上手くなってるし、かつ自分もまた主演してさらに演技の幅まで拡げてんの、エグい。『アリー/スタ誕』と同様に今作でも“プレイヤー”同士のビッグカップルの栄枯>>続きを読む

ファースト・カウ(2019年製作の映画)

3.5

ゆ〜っくりと点滅するライトみたいに、寝落ちのギリギリを保ち続けた2時間。でも、この映画の見方はこれでいいんだと思う。僕の感想は「眠かった」しかないけど、ケリー・ライカートの映画が日本で流行ってるっての>>続きを読む