ビリヤニ超特急さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

レインボー(2015年製作の映画)

4.3

良い作品とは聞いていたが、期待以上!目の見えない弟としっかり者の姉。大スター(シャー様)なら弟の目を治してもらえると旅に出るが…。ほのぼの系とみせかけて波乱万丈で、旅の途中で出会う人々がなんともインド>>続きを読む

ペーッタ(2019年製作の映画)

4.0

ストーリーは面白い。けどラストが。インド人はこれを見てすっきりした気持ちになるの?あのハッタリを機転のきく主人公の賢さとして受け取るの?なまじ寮のいじめっ子が心を入れ替えただけにショックだった。
ダル
>>続きを読む

漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)

3.6

世の中で貧乏くじを引き続ける人がいる。西原理恵子の「ぼくんち」に出てくる人々がそうだが、肉子ちゃんもそういう人々である。しかし彼女に悲壮さはなく明るい。人をうらんだりする事もない。娘のキクコはしっかり>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.5

これ映画館で見ないと意味ないやつだー!小さな画面だと面白さ半減。SFはあまり見ないのですがスターウォーズがファミリー的に楽しめるのに対してこちらはマニア向けな感じ。しかしストーリーは分かりやすく、独特>>続きを読む

ハヌ・マン(2023年製作の映画)

3.8

テルグ語英語字幕で鑑賞。最初は不安だったが分かりやすいストーリーで楽しめた。バットマンっぽいやつが主人公なのかと思いきや悪役。自然豊かな村で育った主人公が重税を強いる村長を猿神ハヌマーンの力を得て倒す>>続きを読む

アルパカと生きる喜び(2021年製作の映画)

3.7

ネットどころか水道も電気もないような高山で暮らす人々。プープーと鳴くアルパカかわいい。しかしアルパカはペットではなく家畜。毛を取る以外にも肉にもなる。屠殺のシーンはショッキングだが、アルパカと共に生き>>続きを読む

ストリートダンサー(2020年製作の映画)

4.5

インド映画って踊るんでしょ?って小馬鹿にした感じで聞かれてイラっとなる事があるが、これは「踊りますが何か?」というくらい派手なダンスシーンが炸裂(ダンス通り越してアクロバット)映像の派手さだけでなくイ>>続きを読む

ロブスター(2015年製作の映画)

3.0

独身者は施設に収容され期限以内にパートナーを見つけないと正体のバレたパーマンのごとく動物に変えられ、森に放たれる近未来の世界。しかし見るなというなと見たくなる、開けるなと言われると開けたくなるのが人間>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.8

アン女王は別名ブランデーおばさんと呼ばれたほど肥満と飲酒で有名だった女王だが、彼女の寵愛を巡って2人の女性が争う。幼い頃からの友人であるサラ公爵夫人、その使用人となった没落貴族のアビゲイル。アン女王を>>続きを読む

火の道(2012年製作の映画)

3.3

冒頭の暴力的な感じでがっちりハートを掴まれ、血にまみれた極道展開を期待していたのに組織内で成り上がる描写は省かれ、恋人とのやりとりが続いて拍子抜け。リティクsirのキラキラオーラが眩しくて復讐の泥臭い>>続きを読む

ザ・フェイス/誰だ!(2014年製作の映画)

3.9

復讐劇に始まり、めまぐるしく展開するストーリー。後半の盛り上がりがすごかった。ハリウッド映画は自分もヒーローになったかのような気分になるけど、インド映画は王(主演俳優)を讃える民の気持ちで盛り上がるの>>続きを読む

ショータイム!(2022年製作の映画)

4.0

経営難の農家が納屋を改装してキャバレーに!(なんと実話)頼りない主人公と癖のあるメンバーが困難に立ち向かい絆を育むのは王道のスカッと感がある。ダンサー役の女優さんがスタイル良くてかっこいい!筋肉のつき>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

なんかもうメチャクチャ衝撃的な作品だったとしか言いようがない。奇をてらっただけの作品でなく、魂を鷲掴みにしてくるストーリー、衣装や美術も細部まで作り込まれ異彩を放っている。赤ちゃんの状態から成長してい>>続きを読む

ジェヴォーダンの獣(2001年製作の映画)

3.5

オカルトマニアの中でも人気の事件、ジェヴォーダンの獣が映画に。反政府思想や法王やら色んなものを盛り込みすぎたせいで長く感じた。お転婆な伯爵令嬢や美貌の女刺客とか必要だったのか?謎の獣に怯えるホラー系か>>続きを読む

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.7

展開が早くて見やすい。やってる事は連続殺人なのにヴィーガンが全然可哀想に思えない(ヴィーガンもやってる事はテロリストと同じだしな)ブラックな笑いにセンスがあって「神戸ヴィーガン」には爆笑した。踏ん切り>>続きを読む

ヴィクラムとヴェーダ ヒンディー語版(2022年製作の映画)

4.5

ヒンディー版とのことで垢抜けたハリウッド的な仕上がりかと思いきや、屋根を伝って逃走するシーンやその辺の屋台などタミル版と変わらぬ感じで良かった。リティク・ローシャンの華麗なアクションやダンスでストーリ>>続きを読む

ただ空高く舞え(2020年製作の映画)

4.7

当時高価な航空券を取れなかったために父の最期に立ち会えなかった主人公が格安航空会社の設立を試みる。資金難や既存の航空会社からの嫌がらせ(差別主義者の社長が超嫌な奴)これでもかというくらい立ちはだかる苦>>続きを読む

アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

4.0

これまでのストーリーが冒頭5分でヒゲのマッチョが大乱闘したり子育てしたりして説明されるので前作見てなくても大丈夫!独特の美しい世界、迫力のシーン、これはデカい画面で見たほうがいいやつ!
脳筋な兄と冷静
>>続きを読む

ジッラ 修羅のシマ(2014年製作の映画)

4.3

マフィアvs警察の話かと思いきや、人は所属している組織や肩書きでなく自分の良心に則って動け!&親子愛な話だった。どちらが正義とかでなく、立場が違えば善悪も変わる。でも人としての情は失ってはいけない。珍>>続きを読む

後継者(2023年製作の映画)

4.2

タラパティ主演作だがハードさは控えめで家族の絆に焦点を当てたストーリー。ゴロツキはもれなく吹っ飛ばすけど、最後は会話で諭す。真の悪人がいないので、悪徳医師を半殺しで沈めたり、性犯罪者が●●ちょん切られ>>続きを読む

トレマーズ(1990年製作の映画)

3.2

低予算らしいがクリーチャー登場が早いし、カメラワークで上手に迫力を出している。銃大乱射シーンや重機大活躍は爽快だしピンチを切り抜けるシーンもテンポ良くて楽しい。本当にセットぶち壊したり、クリーチャーの>>続きを読む

PS-1 黄金の河(2022年製作の映画)

3.7

インドの長編大河ドラマ。バーフバリのようなファンタジーみはなく、主人公たちの強さや鎧のデザインは現実的。人馬入り乱れての合戦シーンは大迫力で城のセットや豪華な衣装は見所。
ただ登場人物が多い上に、王位
>>続きを読む

2つの愛が進行中(2022年製作の映画)

4.2

同時に2人の美女から告白され、どちらかを選ばないといけなくなったけど選べない…側から見れば二股の最低男だけど、VSPなのでヨシ!客席からクスクスと笑い声が聞こえ最後までノリノリで楽しく見れた。
美女2
>>続きを読む

’96(2018年製作の映画)

3.5

VSPを初めて見たのはマスターで、強面の悪役のイメージが強かったのだが、この人の俳優としてのスゴさに叩きのめされた。20年ぶりに初恋の相手に出会うという少女漫画のようなストーリーだが、不器用で繊細な男>>続きを読む

お気楽探偵アトレヤ(2019年製作の映画)

4.0

アトレアのキャラがコミカルに描かれているが内容は全然お気楽でない。インド映画だがダンスなし、派手なアクションもなくひたすら謎解きで攻める。暴力シーンや殺人シーンはなく死体の描写もマイルドだが、内容はハ>>続きを読む

狼と子羊の夜(2013年製作の映画)

4.4

RRRなどの有名インド映画と違って、地味で荒削りであるが心に残る作品だった。ありあわせのもので手術をするシーンはハラハラするし、追跡の頭脳戦も面白かった。アクションは少し無茶な感じもするが(狼役は俳優>>続きを読む

パペットシャーク(2022年製作の映画)

2.0

つ、つまんねぇw親指タイタニックとかすごい面白かったのだが、これは無駄に長い(製作者そんなにいないのにスタッフロール長過ぎ)映像のしょぼさは良いとして、サメ愛もなく(サメが出てくる必要があるのか?)サ>>続きを読む

スリ・アシィ(2022年製作の映画)

3.5

インドネシア映画というので物珍しさで期待しないで見たら面白かった!主人公が女性なんだけど変身後もCGの特殊攻撃ではなく肉弾戦をメインにしていて、マーベルより昔の仮面ライダーっぽくて荒削りながらもかっこ>>続きを読む

さかなのこ(2022年製作の映画)

3.2

オープニングの「性別は関係ない」のテロップの通り、のんさんの演技がとても素晴らしい。ただやっぱり学ラン着てるのはちょっと違和感あった。さかなクンさんのカメオ出演も良かった。昭和世代は子供達の風景がなつ>>続きを読む

火花-Their/火花/テリ ~スパーク~(2016年製作の映画)

4.2

インド映画の警察官はマフィアより腐った連中が多いが、不正を許さない警察官をタラパティが演じる。タラパティ+アトリ監督。面白くないわけがない!!
良き父親っぷりやパン屋さんやってるタラパティがハートを射
>>続きを読む

ジャイ・ビーム -万歳ビームラーオ/ジャイ・ビーム(2021年製作の映画)

5.0

重いテーマで見るのを敬遠していたが、見て良かった!辛いシーンもあるけど、欧米の胸糞の悪さで印象づける意識高い社会派映画と違って、そこはタミル映画。チャンドル弁護士の戦いぶりがかっこいい!インド映画ある>>続きを読む

囚われし者 ボーラー(2023年製作の映画)

3.5

ディリは「歌なし、踊りなし、ヒロイン(恋愛)なし」の南インドの作品だったがそのヒンドゥーリメイク。ハリウッドに寄せたスタイリッシュな出来栄えかと思ったら容赦ない暴力描写や犯罪組織の背景が細かく描かれて>>続きを読む

リング(1998年製作の映画)

3.0

ホラーはあまり見ないのだけどこれは原作も読んだ。呪いのビデオの映像がアナログ時代のブラウン管だからこそ感じられる不気味さがすばらしい。

ゲド戦記(2006年製作の映画)

2.7

公開当時、ものすごく酷評されていたがジブリと父の名がなければ普通に評価されてたと思う。見てないけど叩いてやれって人がかなり騒いでただけで、そんなに映画として酷い作品ではない。お金を払って何度も見たいか>>続きを読む

メアリと魔女の花(2017年製作の映画)

2.5

ジェネリックジブリ+ハリーポッター
ゲド戦記とかボロクソに言われてたけど見るべき所はあった。けどこれは微妙
ディズニーが売れるのは内容の良し悪しじゃなくて親が子供に見せたい内容に沿ってるからで、ジブリ
>>続きを読む

ウォーターボーイズ(2001年製作の映画)

3.3

この時代、映画=洋画で邦画はダサい位置付けだった。しかしそれを覆す良い作品だった。男のシンクロというお笑いめいた導入に始まり、笑われながらも真剣に道をつきすすむ。努力、友情、勝利。日本人の好きな要素つ>>続きを読む