ビリヤニ超特急

ペーッタのビリヤニ超特急のレビュー・感想・評価

ペーッタ(2019年製作の映画)
4.0
ストーリーは面白い。けどラストが。インド人はこれを見てすっきりした気持ちになるの?あのハッタリを機転のきく主人公の賢さとして受け取るの?なまじ寮のいじめっ子が心を入れ替えただけにショックだった。
ダルバールも復讐劇だったが、そもそもの原因は主人公のうぬぼれで素直にラジ二様を讃えられなかった。これはさらにヒドイ。監督はラジ二様のことが嫌いなのかと思う。敵を倒すシーンばかりに焦点が当てられて、思いやりのない主人公だった(寮の生活は改善してたけど、結局は友人の息子のためだし)バーフバリみたいに讃える気持ちになれない。
ビギルのラストやマスターの選挙で争ってた男子生徒を思うと、VSPが不憫に思えてならない。
それを除けば「頭かち割ったるで〜」「どしたん?」など数々の迷翻訳も味わい深くて割と楽しめる作品。