ビリヤニ超特急さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.2

鬼太郎というと正義のヒーローのイメージが強いが、本来の墓場鬼太郎や水木先生自身へのリスペクトが濃厚。総員玉砕せよを思わせるシーンがあったのも高評価。閉鎖的な山村で繰り広げられるミステリーっぽい舞台に、>>続きを読む

プリンセス トヨトミ(2011年製作の映画)

2.0

なんじゃこりゃ。地下通路を使ったミステリーかと思ったら意味不明な話だった(大阪城の下の地下水路は本当にある)そして女の子になりたい少年とか一体何の意味が?流行りのLGBT入れてみただけ?原作は小説だそ>>続きを読む

しわ(2011年製作の映画)

3.6

日本では老人介護問題は深刻だが海外でもそうなのか…。日本の施設に比べれば主人公の入所した施設は高級サロンのようにも思える。しかし偶然動けない重度の老人を収容したエリアを見てしまった主人公は衝撃を受ける>>続きを読む

キリクと魔女(1998年製作の映画)

3.6

アフリカが舞台のおとぎ話。日本の一寸法師のようであるが、魔女を倒してお終いではないのがミソ。原因を探し問題を解決するという理にかなった愛のあるストーリーが良い。背景美術もルソーの絵のように美しく音楽も>>続きを読む

ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

3.0

「みんな違ってみんないい」「完璧じゃなくていい」を今のポリコレに配慮してディズニーでやってみた結果。おばあちゃんの存在が重圧的で家父長制をマイルドに表してる。「魔法」というファンタジックなものに置き換>>続きを読む

GODZILLA ゴジラ(1998年製作の映画)

3.1

熱烈なゴジラファンには不評なんだろうけど巨大生物が暴れまわる映画としてはかなり面白かった。-1.0のゴジラ、これにけっこう近いような気がした。

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.9

ド派手な戦闘機のアクション!友情!仲間との絆!ロマンス!全てをハリウッドらしくぶっこんだぜ!定期的に轟音上映されてほぼ満席になってるのにも頷ける。挿入される音楽も良いし、人間関係や困難に立ち向かってい>>続きを読む

ガフールの伝説(2010年製作の映画)

3.8

原作が児童文学でフクロウ達がかわいいのだが、選民思想や子供をさらって洗脳教育とか、人間だったらかなりヤバげな内容。そして戦闘シーンがやたら重厚。と思ったら300の監督かい!!

ビートルズ/イエロー・サブマリン(1968年製作の映画)

5.0

その昔、オシャレぶりたい若者は昔のカルト映画などを見て通ぶっていた。友人が昔親父が見ていた面白いアニメがあると言って見せてくれたのがこれだった。チクショー、私が生まれる前にこんな面白いもん作りやがって>>続きを読む

バードシャー テルグの皇帝(2013年製作の映画)

3.2

ダルバールと同じ正義のストーリー。マフィアの抗争、銃撃戦、アクション、恋愛、コメディ、ダンス…全部ぶっこんだマサラ映画らしい作品。NTR jrのダンスが見事。しかし色々盛り込みすぎた上にダンスが多くて>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.0

ゴジラファンではないけど、人を襲ったりする姿がなんかゴジラっぽくなく感じた。怪獣でなくてパニック映画のモンスターみたいで。役者さんの演技やCGがすごくてハリウッド的なエンタメ作品としては楽しかったけど>>続きを読む

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

犬は死にません!…けど馬が死ぬ!コピーにツルハシひとつでナチスを討つってあるけど他にも色々使ってます。基本的にじいさんが爽快に無双するんじゃなくてジワジワ追い詰める系。画面としては地味。ラストの飛行機>>続きを読む

ノートルダムの鐘(1996年製作の映画)

3.5

ディズニーの中でも異色の作品。主人公が醜い姿で塔の中に閉じ込めらて育てられる。今思えばこの環境って毒親が子供の人格を否定して行動を制限するのと同じなんだよな。恐ろしい事にフロローなりに愛情は持っている>>続きを読む

300 <スリーハンドレッド>(2007年製作の映画)

4.0

筋肉!筋肉!筋肉!!超大国に小国が筋肉のパワーで立ち向かう!すごく好きです。筋肉以外にもペルシア王の黄金ギラギラな感じも最高。とにかく勢いとパワーに満ち溢れてて魅入ってしまう。監督が「CGで加工する予>>続きを読む

ペンギンズメモリー 幸福物語(1985年製作の映画)

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かわいいペンギンが出てくるのに内容はヘヴィ。記憶はおぼろげだが子供心に宇宙船サジタリウスと似たようなものを感じた。今思えばベトナム戦争の話でランボーやプラトーンと同じ話なんだよな。ちゃんと見たいけど動>>続きを読む

人狼 JIN-ROH(1999年製作の映画)

5.0

一番好きな恋愛映画はって聞かれたらこれ。そもそも恋愛映画見ないけど。暴力的な衝動が描かれていてあまり人には勧められないが、心に残った好きな作品。内容は暴力的で生々しいのにレトロ建築物の風景や音楽のお陰>>続きを読む

プリンセスと魔法のキス(2009年製作の映画)

3.0

ディズニー初の黒人プリンセス誕生というので話題になったが、黒人だから差別を受けたりする描写はない(そりゃそうか)そして友人の白人の少女がやたらいい子。今回のヒロインは王子様など待たず、自分の夢のために>>続きを読む

ゴジラVSビオランテ(1989年製作の映画)

3.0

ゴジラの中でもかなり異色。ビオランテの出自はもちろん、造形そのものやゴジラとの戦い方が他の怪獣と一線を画する。マニアの中でもこれが一番好きっていうのもなんとなく分かる。

ゴジラの逆襲(1955年製作の映画)

2.8

前作ヒットの典型的な二番煎じであるが記念すべきアンギラス初登場作品。大阪に襲来するが大阪城以外にめぼしい名物が出てこない。なぜなら1955年は通天閣は消失し、太陽の塔もまだない。焼け野原でとにかく何も>>続きを読む

キングコング対ゴジラ(1962年製作の映画)

2.8

キングコングもゴジラに匹敵するビッグネームなのだが、いくら丼にローストビーフも載せてみました!って感じでどっちがメインなのか分からない。後作は怪獣プロレスが多くなってきているとはいえ、ゴジラがやられ役>>続きを読む

サイラー ナラシムハー・レッディ 偉大なる反逆者(2019年製作の映画)

4.9

サイラー・ナラシムハー・レッディ!バーフバリ見た後にバーフバリ!って連呼するのと同じでとにかく叫びたくなる。RRRは近代的な感じだったが、こちらはマハラジャがイギリス軍と戦うので合戦シーンや殺陣が派手>>続きを読む

プシュパ 覚醒(2021年製作の映画)

4.0

妾腹の主人公が希少な紅木の密輸組織で成り上がっていく。単に本妻の子供でないというだけでなく「苗字がない」という日本とは違うインドならではの苦労が描かれているのが斬新だった。その屈辱や母親に対する思いは>>続きを読む

パプリカ(2006年製作の映画)

3.2

原作を読んだ時「これを視覚化するのは絶対無理だな」と思ったが、やってのけてる…本当にパプリカの世界だ…!!原作では研究者の敦子がメインだったが、パプリカを中心にしたのは正解かもしれない。
デブの男がど
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マンディブル 2人の男と巨大なハエ(2020年製作の映画)

3.3

マッキー以外でハエがかわいく思える映画があったとは…。その日暮らしの運び屋達が偶然巨大なハエを見つけトラブルを起こしていく。間抜けな犯罪者が好きな人に良いかも。ハエがかわいいが肉食。
えびボクサーのよ
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ダルバール 復讐人(2020年製作の映画)

3.0

インド映画の警察官ってマフィアよりタチ悪い最低な連中ばっかりだったけど、珍しく正義に燃える警察官をラジニ様が演じる。つーかもう70歳ですよ!?役の年齢は50代くらいなんだろうけど、ラジニ様すげえ…。>>続きを読む

マガディーラ 勇者転生 <完全版>(2009年製作の映画)

3.2

完全版でダンスシーンが大幅に増えた。チャランファンにはおすすめ。それ以外の人は短い通常盤のほうが見やすいかも(前半がかなり長い)若い頃の長髪チャランさんの変なTシャツ姿や乗馬テクニックはファンにはたま>>続きを読む

ヤマドンガ(2007年製作の映画)

3.5

RRRでは森の妖精さんのようなかわいさのNTR先輩がシュッとしててかっこいい!でもディープなインド映画ファンでないと勧めにくいかも。いくらNTR.jrのダンスが見事とはいえ、ダンススーン多すぎで長い。>>続きを読む

PIG ピッグ(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ジョン・ウィックやイコライザー見た後だったので、豚を盗んだやつを森の中で追い詰めて喉元かっ切る作品と思ってたらそうじゃなかった。地下世界にも顔が利く元スゴ腕料理人が犯人を追跡!美味しい料理を作れるシェ>>続きを読む

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.6

日本も大学に入るのはいい企業に就職するため、偏差値の高さが全てだが、教育とは本来どういうものかと訴えかける作品。40歳過ぎた俳優が大学生の役をやっても全く違和感ないインド人すごい。大学のあり方を問うと>>続きを読む

ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.5

前作でマフィアの組織をサクッとつぶしたが、今回は殺し屋組織相手に無双するよ!殺しのシーンがもはやゲーム画面状態であるが、手話で話す男装の女暗殺者とか主席に忠誠を誓うボディガードとか敵キャラも良い。
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.6

アマプラ、1を見た後になぜこちらを出す?まあ問題なく見れましたけどね。銃以外にも本、馬、ベルト、犬!戦いのレパートリー増えてて飽きません。今回は犬は死にません!!安心して見れます!

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

キアヌのスーツ姿かっこいい頭空っぽにして見れるバシバシ悪人を殺しまくるスッキリ映画なんだけど、犬が死ぬ(しかもめっちゃかわいい子犬)これだけが辛くて辛くてだめ。ちなみに最後に勝手に犬を連れていくの泥棒>>続きを読む

必殺! 恐竜神父(2018年製作の映画)

1.7

低予算映画が好きな人にはたまらん作品。冒頭の車が炎上(するはず)のシーンを「炎上VFX」というテロップで済まし、中国の組織なのに忍者が出てくるし、目玉であるはずの恐竜の着ぐるみが文化祭のハリボテレベル>>続きを読む

シャークネード(2013年製作の映画)

3.0

サメ+トルネードでシャークネード!冒頭30分ですでにサメ濃度が映画一本分ある。人がサクサクっと死ぬテンポや爆発などマニアの心をつかみつつ、親子の絆で感動させようとしてくる。つーか竜巻に巻き込まれたサメ>>続きを読む

便座・オブ・ザ・デッド(2013年製作の映画)

3.5

修理工がトイレに閉じ込められてゾンビ発生!低予算B級ゾンビ映画だが、舞台がほぼトイレに固定されている。閉鎖的な環境も相まって陰キャの心理描写がしっくりくる。モブゾンビが良いB級感を出しているのだが、ゾ>>続きを読む