日下勉さんの映画レビュー・感想・評価

日下勉

日下勉

映画(671)
ドラマ(18)
アニメ(0)

不死身ラヴァーズ(2024年製作の映画)

2.5

松居大悟監督の新作ということで、かなり期待をして臨んだのだけど、ごめんなさい。これはわたし向きの作品ではありませんでした。
見上愛ちゃんはとてもチャーミングだったので、そこだけはとても良かったです。

ふれる(2023年製作の映画)

3.5

映像がとても美しく、さりげない会話や仕草から、何があったのかを感じさせる演出も秀逸。
子役の女の子がとても良かった。

無名(2023年製作の映画)

2.5

戦前の上海の街並みの再現や美術は素晴らしい。ストーリーもスパイ物に良くあるように裏切りなど先の読めない展開。映画の終わりには綺麗にすべてのことがパズルのピースが収まるようにして終わる。
でも、どこから
>>続きを読む

誰のための日(2021年製作の映画)

3.8

あるある、こういうの、っていうリアルさ、互いに感情をむき出しにして拗れていく感じ。そしてつい言ってしまったことを悔やむところ。
温かい自販機のしるこで、さりげなく仲直り。
日常の点描として、こんな作品
>>続きを読む

悪は存在しない(2023年製作の映画)

5.0

たぶん今の日本でいちばん上手い映画監督じゃないか、そんな濱口竜介監督の手腕の冴える逸品。脚本も映像も素晴らしい。そして大きな疑問符を投げ掛けるラストまで緊張感がすごい。
今年のナンバー1になるでしょう
>>続きを読む

続・夕陽のガンマン/地獄の決斗(1966年製作の映画)

4.0

正直途中のストーリー展開は都合が良すぎるし、いろいろ盛り込みすぎてバランスは良くない。
それでもクライマックスの素晴らしさが、それを凌駕して余りある。
スクリーンで観れて、本当に満足。

霧の淵(2023年製作の映画)

2.5

レビューにもあるように川上村の美しい自然や味のある木造家屋の佇まい、画の構図も絵画的で小津安二郎らしい感もあり、眺めている分には心地好い。
ただ如何せん、ストーリーから読み取れるものが、わたしに取って
>>続きを読む

奇跡(1954年製作の映画)

4.0

宗教的モチーフは正直、なんだか良くわからないのだけど、画の美しさに驚く。

もう一度観たいなぁ。

**************************************

ということでカール・
>>続きを読む

瞼の母(1962年製作の映画)

3.5

ほんとに久しぶりに再鑑賞。
「瞼の転校生」を観て、再度観たくなったからだ。
それで感想をいくつか。
物語はもう定番化しているので、改めて何か思うことはないのだが、やはり加藤泰の演出。特に長回しのシーン
>>続きを読む

瞼の転校生(2023年製作の映画)

4.0

これはなかなか面白い映画を観た、というのが感想で、これがすべて。
齋藤潤くんの不登校と地下アイドルに嵌まっているところや、葉山さらちゃんがいつの間にか大衆演劇に詳しくなっていたり、ちょっと引っ掛かりを
>>続きを読む

現金に体を張れ(1956年製作の映画)

4.0

だいぶ昔に観ていたが、二度目の鑑賞。
それぞれわけありの登場人物たちとクライマックスに至るまでの行動を、実に手際よく描いている。そしてラストの切れ味の良さ。
と、言いたいが、あそこでワンコはちょっと取
>>続きを読む

アイアンクロー(2023年製作の映画)

3.8

正直なところプロレスにはあまり、というか殆ど興味は無いのだが、フォン・エリックという家族が、父のフリッツのプロレスへの想いに巻き込まれるようにして、兄弟がそれに押し潰されて行く悲劇の物語。あまりにも出>>続きを読む

π〈パイ〉 デジタルリマスター(1998年製作の映画)

4.0

ハイコントラストのモノクロームな映像とテンポの良いカット、そして無機質なエレクトロでテクノなビートの音楽。
ちょーカッコいい!
ただ数学者が自らの理論に自家撞着して狂気に入り込むシーンは、とても面白い
>>続きを読む

突撃(1957年製作の映画)

4.5

「愛国心とは、ならず者たちの最後の口実である」(S・ジョンソン)スタンリー・キューブリックの「突撃」の中でジョージ・マクレディから無理な攻撃を命令された時カーク・ダグラスが抗する時に吐く言葉。結局はこ>>続きを読む

歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

4.0

死による家族の中の空虚さを、丁寧な演出と脚本で見せてくれる手腕は、実に上手い。
15年前に水難事故で長兄を亡くした、その命日に横須賀に住む町医者を引退した老夫婦の元に長女夫婦とその子供、次男夫婦が訪れ
>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.4

12歳の時の初恋同士の2人が24年経てニューヨークで再会。そんな事前情報だけで、何となく軽い気持ちで観に行ったら、これが見ていくうちにどんどん映画に魅せられて行くよう。24年という時間で失われたものの>>続きを読む

ラジオ下神白―あのとき あのまちの音楽から いまここへ(2023年製作の映画)

4.5

福島第一原子力発電所の事故により避難を余儀なくされた浪江、双葉、大熊、富岡町の人たちの暮らす、いわき市下神白団地。この下神白団地に住む人たちに故郷の話と思いでの音楽を共にラジオ番組風に作られたCDを配>>続きを読む

貴公子(2023年製作の映画)

4.0

いや、とても面白かった。これぞ韓国エンタメの面白さと堪能。
ただ映画に観賞後何かしらの余韻のようなものは、全く感じず。ただそれはそれで良し。
冒頭のつかみになる「貴公子」(原題もThe Childe
>>続きを読む

リンダはチキンがたべたい!(2023年製作の映画)

4.5

もう絵が素晴らしい。
アニメーションの可能性ってこんなに広いんだと思わせてくれる。
吹き替えで観たけど安藤サクラ、リリー・フランキー、そして落井実結子ちゃんも素晴らしい。

愛してる!(2022年製作の映画)

4.0

以前から面白いと噂を聞いていた白石晃士監督のニッカツロマンポルノ50周年記念作品。
率直なところSMが何故人間の欲望の解放になるのかはまったくわたしには理解出来なくて、安心したような残念だったような。
>>続きを読む

瞳をとじて(2023年製作の映画)

4.0

22年前に映画の撮影中失踪した俳優、彼の失踪の謎を取り上げるテレビ番組から、偶然見つかってというだけのシンプルなストーリー。劇中登場人物たちは過去の事などをボソボソ話すだけなので、なんにもエモい展開に>>続きを読む

銀座カンカン娘(1949年製作の映画)

3.8

フォローしているレビュアーさんのレビューを読んで視聴。
正直物語はしょーもないし、ギャグもベタ過ぎて、今観るとしんどい。
(岸井明が家に入る度になんか落ちてくるところは、下らなくて笑ってしまいましたが
>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.5

オッペンハイマーが原爆を作り、使用された以降の彼の罪悪感を表すシーンなど、後悔や彼の持つ人間としての弱さは良く伝わって来た。
でもさすがノーランというべきか、情報量が多すぎで、しかも時間軸や主観が入れ
>>続きを読む

戦雲 いくさふむ(2024年製作の映画)

4.0

この映画を見ながらずっと「日本」とは何なのかを考えていた。安全保障上、もし外国などの脅威があり、われわれの生活や命が脅かされるのならそれに対して軍備という「備え」は必要であろう。これはあくまで日本国に>>続きを読む

太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

3.0

チャンネルNECOでの放送にて。
何度か観ているのだけれど、やはりいろいろ突っ込みたくなるところは多々ある。勢いと熱は感じるが、オールタイムベストにあげられるような高評価については過大評価だと思う。
>>続きを読む

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

-

これは後章を観てみないと点数は付けれない。
ただ現代社会に対するメタファーがあり、興味を引かれるのは確か。でもメタファーが過剰すぎるところが、少し物語に入り込めないところも。

とりあえずでべ子の着て
>>続きを読む

青春ジャック止められるか、俺たちを2(2024年製作の映画)

4.5

愛知に住んでいた時にはこの映画の舞台となったシネマスコーレには良く行ってました。ちなみに昨年1年間でスコーレで観た映画の本数は30本。木全さんも何度もお見かけし、幾度か声をかけさせていただいたことも。>>続きを読む

このハンバーガー、ピクルス忘れてる。(2023年製作の映画)

2.5

「違う惑星の変な恋人」が面白かったので、結構楽しみにして鑑賞。ハードルを上げすぎだったのかも知れないが、結果的にはまったく嵌まらず。会話劇として表面は成り立っているのかも知れないが、どーもシチュエーシ>>続きを読む

津島 ー福島は語る・第二章ー(2023年製作の映画)

5.0

これは圧巻の3時間。
あの原発事故により失われた故郷、浪江町津島、この津島に暮らしていた人たちの言葉と挟まれる美しい景色の映像によって、何が失われてしまったのか、この重さをひしひしと感じることが体験で
>>続きを読む

ディス・マジック・モーメント(2023年製作の映画)

4.0

昨年観た「あなたの微笑み」のドキュメンタリー版のよう。
それにしても、日本各地にあるミニシアターを監督のリム・カーワイが訪れて聞いていくだけなのだが、ひとつひとつの話にそのミニシアターの特色が出ていて
>>続きを読む

かづゑ的(2023年製作の映画)

4.0

瀬戸内市の長島愛生園で80年の歳月を生きてきたかづゑさんに6年に亘って密着したドキュメンタリー。10才の時に「ライ病」(かづゑさん自らハンセン病の表現が嫌いで、自分はライ病だと言っている)を発症し、長>>続きを読む

Here(2023年製作の映画)

4.0

なんともミニマルな作品。
ルーマニア出身の建築現場で働く労働者が夏の休みで帰郷する前、冷蔵庫に残った野菜などでスープを作り、知人にあげる。もう一人大学で苔の研究をしている中国系の女性が森の中で研究のた
>>続きを読む

ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

4.0

清掃の仕事をしている北アフリカからの移民の中年女性が、帰りの地下鉄で寝過ごして終点まで行ってしまい、夜のブリュッセルの街をとぼとぼ帰る。その途中、スーパーの警備員、路上で凍えている浮浪者、コンビニの店>>続きを読む

フジヤマコットントン(2023年製作の映画)

5.0

山梨県甲府市にある障害者福祉サービス事業所「みらいファーム」
この施設の一年を施設で働く障害者たちに密着したドキュメンタリー。ナレーションは一切無く、それぞれの障害者たちのテロップが簡単に出るだけ。そ
>>続きを読む

幕末太陽傳(1957年製作の映画)

4.0

たまに観たくなる映画。
古典落語の居残り佐平次を軸に品川心中、芝浜、三枚起請、お見立てなどの落語のエピソードを上手くミックスさせたコメディ。古典落語が好きな私としては、いろいろとニヤリとする。
そして
>>続きを読む

ソウルメイト(2023年製作の映画)

3.4

U-NEXTのポイントが貯まっていたので鑑賞。私以外はすべて女性観客。
うん、2人の女性の子供の時からの絆を描いた、すごく良い映画だと思う。
ただ、私向きの作品ではなかったなぁ。
とりあえずネコが可愛
>>続きを読む

>|