Noiseさんの映画レビュー・感想・評価

Noise

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異人たち(2023年製作の映画)

4.1

原作は、山田太一の1987年の小説『異人たちとの夏』。
2度目の映画化となり最初は、1988年9月に公開、監督は大林宣彦。
今回の映画化は、イギリスで制作され、監督は『さざなみ』や『荒野にて』のアンド
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インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

4.0

ノーマークだったのですが、Filmarksのレビューでブランドン・クローネンバーグが監督、アレクサンダー・スカルスガルドとミア・ゴスが出演していることを知り俄然興味が湧き、観てきました。

本作R18
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プリシラ(2023年製作の映画)

3.5

エルヴィス・プレスリーの奥さんだったプリシラがエルヴィスに出逢ってから別れるまでを描いた作品。
この作品と2022年に公開した『エルヴィス』を観ると色々と補完されると思います。

ケイリー・スピーニー
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クラメルカガリ(2024年製作の映画)

3.5

『クラユカバ』とハシゴで鑑賞。
鑑賞順は、『クラメルカガリ』→『クラユカバ』でしたが、両作品世界観が一緒だけどほぼ繋がりは、無いみたいです。
60分で気軽に観られる割に、それなりに満足度の高い作品とな
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クラユカバ(2023年製作の映画)

3.6

短編アニメやSEKAI NO OWARIのライブ用アニメやポスターを制作してきた弥栄堂。その主宰者である塚原重義が手がける初の長編アニメ作品。
長編アニメといっても、61分なので映画の尺で考えると短い
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.1

呪われたプロレス一家、フォン・エリック一家で兄弟達が立て続けに亡くなる悲劇を描いた実話ベースの映画。

父親のフリッツ・フォン・エリックは、その巨体を活かし大きな手で相手の顔面を鷲掴みにして、とんでも
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.5

前作「アフターライフ」が楽しめたので、結構期待していたのですが、良くも悪くも1980年代に公開した初代ゴーストバスターズのノリに戻ってしまった感じですね。
そして、物語が本格的に動き出すのが遅すぎなの
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.4

24年間に及ぶノラとヘソンの想いをソウルとニューヨークの美しい風景を舞台に描く物語。

中心は、ノラとヘソンの2人なのですが、ノラの夫であるアーサーの複雑な想いにもしっかりとスポットを当てていたからこ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.9

IMAXで鑑賞。

原爆の父と呼ばれるオッペンハイマーの半生を観る映画ではなく、体感する映画。

180分の中に本当に多くの人物達が登場するのですが、その登場人物達から会話の一部分のみを切り取ったよう
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.7

東京へ突如現れた巨大なUFO「母艦」に人々はパニックになる。そんな中アメリカは、新型爆弾を母艦に対し発射。新型爆弾は、母艦に命中し大爆発、母艦は無傷だったが東京上空で停止する。
それから3年後、母艦が
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π〈パイ〉 デジタルリマスター(1998年製作の映画)

4.3

自分でスーパーコンピューターを組み、日々株価予想をしていた天才数学者のマックス・コーエン。彼は、世の中の全ての事象には法則があって、全て数字に置き換え数式で説明できると思っている。彼は、数字に並々なら>>続きを読む

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.9

人気スパイ小説シリーズ「アーガイル」の作者エリー・コンウェイは、実家に帰る途中の列車内で突如乗客達に襲われるのだが目の前の席に座っていた冴えない見た目でウザくて自称スパイだという怪しい男エイダンの活躍>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.1

客観的に真実を追い求めても真実なんてその人の中で如何様にも変えることができるし変化していくもの、つまり真実は、一つじゃないし結局当の本人しか知り得ないのかもしれない。

雪深い人里離れた山荘、盲目で1
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

4.1

2001年サッカーW杯予選でオーストラリアに31-0という信じられない点差で負けた米領サモア。その後も勝つどころかゴールすら挙げられない状況が続き、サモアのサッカー協会会長は、次のW杯予選が迫る中ワン>>続きを読む

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.8

なんだか、日本公開前からあまり良い評判を聞かなかった本作ですが、ノリやツッコミどころが80年代、90年代の映画を観ている感覚で力を抜いて気軽に観れて良かったです。
ただ、公式サイトやCMで本格ミステリ
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.5

3時間の悪夢。
まぁた、とんでもない映画作ったもんだなぁ😓
体調が万全じゃなかったというのもあるかもしれないけど、兎に角、訳がわからんし気持ち悪い!!
観終わって席を立った時に頭パンクしそうでクラクラ
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「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ(2024年製作の映画)

3.1

IMAXで鑑賞。

「刀鍛冶の里編」の第十一話とこれからテレビで放映する「柱稽古編」の第一話を映画として4Kアップコンバート&音を劇場に最適化しての公開。
元々テレビ放映の時点で画は、映画として公開し
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.2

素晴らしい映画。

台詞での説明を極力抑え、環境音がとても心地良く響く。

最初と最後でコットの置かれている環境は、ほとんど変わらない、それでも彼女は、親戚夫婦の家で過ごした経験から確実に成長していて
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

5.0

IMAXで鑑賞。
控えめに言って最高〜🎵☺️

大画面、大音響でTalking Headsを浴びながら多幸感に包まれる映画。

難を言うなら、自然とリズム🎶を刻みだす自分の体を抑えるのが大変👍

ーー
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

独特の世界観に魅了される、大人のファンタジー。

凝りに凝ったアートでオシャレな映像だけでも観る価値のある映画だと思います。
特に冒頭の白黒からカラーに切り替わるタイミングがエマ・ストーン演じる主人公
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機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

3.6

約20年ぶりに続編が観れるとは、いやはや凄いねぇ〜♫
内容も特盛濃厚お祭り状態なのでSEEDシリーズのファンであれば、めちゃくちゃ楽しめると思います。
まぁ、Noise的には、こってこてで大味なメロド
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みなに幸あれ(2023年製作の映画)

3.5

濃い人間ドラマを観せてくれそうなタイトルなのにホラー。最初スクリーンにこのタイトルがドーン‼️っと出た時は、タイトルとその書体が相まって、何だかドロドロのヒューマンドラマが展開しそうと笑ってしまいそう>>続きを読む

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.3

驚くぐらい何もかも原作そのまま!!
安心して観ていられる。
特に驚いたのが、動物達のCG表現。一番違和感が出てしまいそうなレタラも実写として違和感無く当たり前にそこにいる存在として描かれていたし、レタ
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傷物語-こよみヴァンプ-(2024年製作の映画)

4.2

2016年から2017年に劇場公開された傷物語3部作を1本にまとめた総集編。テレビシリーズの総集編を、劇場で公開するのはよくあるけど、劇場公開された作品を総集編として、また劇場で公開するのは、とても珍>>続きを読む

エマニエル夫人 4Kレストア版(1974年製作の映画)

3.8

2024年の映画初めは、絶対に「エマニエル夫人」からと決めておりました。
「エマニエル」という言葉は、ある一定の年代には、必ず突き刺さるんじゃないかなぁ。「夫人」に「坊や」にと70年代、80年代を代表
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.0

テレビの第6シリーズがベースとなっている本作、題名に嘘偽り無しの鬼太郎誕生までのストーリーが描かれています。特に鬼太郎が墓場から出てくる有名なくだりは、新たな解釈を交え、しかも違和感なく描かれていて感>>続きを読む

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

4.2

「Talk to me🤝」

何だ、この鋭利な刃物のような映画。観ている間、恐怖で何度も背中がゾワゾワ😱
エクソシストの流れを汲むよくありそうな悪霊物にジャンプスケアで脅かしにかかっている部分も結構あ
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怪物の木こり(2023年製作の映画)

3.8

サイコパス弁護士が連続殺人鬼に襲われる本作、もっとグッチャグチャ〜♪のドッロドロ〜♫を期待していたら、意外にもスッキリ乾いた感じのビュジュアルと演者の上手さで魅せる映画だったので期待とは違った楽しみ方>>続きを読む

(2023年製作の映画)

4.1

大人が楽しむエンタメとして、凄く面白かったです。
登場人物の年齢がみんなめちゃくちゃでしたが観だすとそんなことどうでもいいと思えるぐらい個性的で、曲者揃い😅
ビートたけし演じる羽柴秀吉と大森南朋演じる
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翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

4.0

インパクトは、前作のほうがあったけど、くだらなさは今作!!
心の底から言える「本当にくだらなかった」😆

以下、個人的ツッコミどころとツボったところ
埼玉に海作るって、しらこばと水上公園のことかよ😅!
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春の画 SHUNGA(2023年製作の映画)

4.1

「春画先生」が面白かったので、楽しみにしていた春画を扱ったドキュメンタリー映画、とても勉強になりました👌

笑い絵とも言われる春画。
男女の交わる画だけじゃなく男同士、女同士、動物、幽霊、タコ、性を極
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ナポレオン(2023年製作の映画)

4.1

映画全編通して一歩引いたところから観せられ、人間ドラマは、淡々とした感じなのに対して、戦闘シーンのスペクタル感は、とんでもない迫力で彩度を落とした冷たい映像が余計情け容赦の無さに磨きをかけていました。>>続きを読む

正欲(2023年製作の映画)

3.8

この映画の中に出てくる『普通』という言葉。
はて?『普通』っていったい何なんだろう?
平均?
大多数?
丁度良い言葉?
都合の良い言葉?
そもそも『普通』の人って、この世の中に存在するのだろうか?
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私がやりました(2023年製作の映画)

4.3

何ですかね?この、殺人を犯してないのに殺した事にして名声を手に入れていく感じ、そして名声を手に入れた2人を妬み近寄ってくる本当の殺人犯の図々しさ、そんなどうしよもない不条理さの中でハッピーエンドに向か>>続きを読む

駒田蒸留所へようこそ(2023年製作の映画)

3.5

わたせせいぞうを、彷彿とさせる背景美術がウィスキーを扱うこのアニメにとてもマッチしていました。

クラフトウィスキーの製造工程をほとんど知らなかったので、観ていて結構「へぇ〜」って思うところがあり、特
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マーベルズ(2023年製作の映画)

3.5

MCUも33作目、
Disney+の配信ドラマを、観ていることが前提で映画も作られるようになってから追っていくのが大変で正直何が何やらになってきています😵‍💫
ストーリーは、広がっていってるが反比例す
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