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クラユカバのNoiseのレビュー・感想・評価

クラユカバ(2023年製作の映画)
3.6
短編アニメやSEKAI NO OWARIのライブ用アニメやポスターを制作してきた弥栄堂。その主宰者である塚原重義が手がける初の長編アニメ作品。
長編アニメといっても、61分なので映画の尺で考えると短い作品なのですが、驚くことに同じ世界観を舞台にした作品『クラユカバ』と『クラメルカガリ』の2作品を制作しています。
ただし、2本立てでは無いので、両作品観るとなるとそれぞれで映画料金がかかってしまうのは、いただけない。制作サイドにも事情があるのでしょうが、もうちょっとどうにかならなかったのかねぇ〜?。

主人公 荘太郎の声優を講談師の神田伯山、稲荷坂と怪活動弁士の声優を実際の活動弁士である坂本頼光が担当しており、この世界観にとてもマッチした粋な演技を観せてくれます

作品は、失踪事件に巻き込まれた探偵が紆余曲折を経て謎に迫っていくという、よくあるストーリーなのですが、特筆するべきは、独特の世界観で大正浪漫を彷彿とさせるレトロ感やスチームパンク感が観ていてとても楽しい。
そして、何といってもメカ大暴れである。『クラユカバ』『クラメルカガリ』両作品共そうなのだが、大正レトロな世界観でレトロフューチャー感漂ようメカが大暴れするのが堪らん👍
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