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川っぺりムコリッタのawatanのネタバレレビュー・内容・結末

川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

過激な映画観た後だったのでほっこり系を…と思ったら意外と重めだった。笑
でもほっこりシーンもあって、好きな映画。

川辺や夏を感じる映像が綺麗。
白米がとにかく美味そう。
ムロツヨシみたいなおっさんが茶碗持って来たら通報しちゃいそうだけど…笑

自分は父の遺骨をずっと手元に置いていて
そろそろちゃんとしまうか、と思い親戚に話したら、叔母から、安いお寺の共同墓地に預けるとかはやめてね、と言われて
そうしようと思ってたからヒヤリとした。

自分は色々あって、父のすごく好きなところと死ぬほど嫌いなところがあって
だからずっと複雑な気持ちだった。

だからお墓はそんなにお金かけず、でも安全なところには置いてあげるか、くらいに思ってたけど
叔母は父のことが普通に好きだったんだなと、思った。

親族とつながりがあると、こういうとき1人で判断できないなあとちょっと面倒に思いつつも、そうやって思ってくれる人がいてよかったね、とも思った。

結果、そこそこお金をかけて小さな墓に入れることになったけど、日当たりも良いから晴れた日に行くにはまあいいんじゃないって感じで、
だけどやっぱお金もったいねえなって思っちゃうのが本心。笑
でもまあ、みんなでお参り行くのとかは悪くはない。

途中タクシーの運ちゃんが
供養とか葬式とかは、結局遺された側のためにやるもんだ、みたいな話をしてて
骨の粉を花火にして打ち上げたり
南さんが骨と愛し合ったり
山ちゃんが仕方なく塩辛の瓶に入れてたりと、
死後への対応が人それぞれで面白いなーなんて

ちょうど最近墓のことを完了したから、そう思った。


生きる意味って別にないんじゃないのってずっと思ってるけど
あと10年経ったらなんか変わるのかな〜

自分も、自分が死んだ時に2人が悲しんでくれたらそれでいいなあ。
それだけで結構幸せなことと思う。
1人だけだとその人が辛いから、2人がいいな。

たぶん相方はこういう映画見てもなんじゃこれ?で終わるタイプなので
この映画みていろいろ思いふける人と話してみたいとおもった
awatan

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