このレビューはネタバレを含みます
映像が綺麗。
いい意味で、家で作業BGMとして流し見したくなる映画だなと思った。
こんなふうに
生きていけたなら
観た後、このコピーがしっくりきた。
どっかにいそうだけど
なかなかいないおじさん。
おじさんっていうか、もはや仏様のような印象。
毎日同じルーティンの中で
植物の世話や木漏れ日を写すカメラ、どっかの誰かとのマルバツゲーム、
そういった小さな変化を楽しんで生きていく。
突き詰めれば人はこれだけで幸せになれるのかもしれないけど、ここまで手放すことはなかなかできない。
こんなふうに生きてみたいけど、できないよなあ。
と、私は思った。
お金、名誉、家庭、人間いろいろ欲はあるけど、
もしかして本当に欲しいんじゃなくて
欲することをやめられないだけかも。
無欲になることって実はすごく勇気のいることかもなあ。
現実的なようで実はすごく現実離れしてると感じた映画だった。