awatan

哀れなるものたちのawatanのネタバレレビュー・内容・結末

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

めっちゃくちゃ面白かった〜〜
まさに冒険!
ワクワクハラハラドキドキしっぱなしの2時間だった。

ストーリーだけでなく
常に色褪せていて雲がもくもくした映像(でもラストは明るい晴れた空)、心地良くはないのに流れるたびに癖になる音楽、衣装、世界観、テキストや画角などのグラフィックデザインの面まで
全てが新鮮で、奇妙なのに惹かれてしまう不思議な感覚。

エマストーンの子どもから大人になるまでの演技もすごかった。
いつのまにか知的な大人になっていて、演技のグラデーションの滑らかさに驚いた。

個人的に好きだったのは、幼い頃にお皿割るシーン。
口元は笑ってるけど、目はびっくりパチパチしてるし顔もちょっと横向いて避けて警戒してる感じが
ビビりながら悪いこと楽しんでる子どもにしか見えなくてすごかった。

途中、魂や人格についてすごく考えた。
ベラの母の魂はどこへいったんだろう?
肉体はあるのに魂がごっそり消えるんだ。
私がいま考えていることや感じている気持ちは、肉体が消えたらどこにいくんだろう?
脳で考えたことや気持ちは、死ぬと無くなってしまうのか?
定期的に考えるこのテーマ、この映画をみてまた考えた。

あと個人的にはオチがすごく好みだった。
そっちかーい!って楽しくなったのは私だけ?と思ったけど
他にもクスッと笑ってる人がいて、同じ気持ちかなと嬉しくなった笑

私は終始ドキドキしながら爛々と観てたけど、いびきかいてるおじさんもいた笑


いろいろ考えさせられもするけど、あー面白かった♪って終われる映画がやっぱ好きだなあ〜

見どころが多すぎて既にもう一回観たい
またそのうち追記しよう
awatan

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